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北海道身体障害者新聞(第769号)

   
 第4回理事会(平成30年度予算理事会)の開催
    3月26日(月)道民活動センタービルにおいて、第4回理事会が開催されました。当日は、理事9名と幹事2名が出席し、以下の議案について審議しました。
  ☆1号議案
  平成30年度事業計画について
  ☆2号議案
  平成30年度収支予算について
  各種事業の資金需要が拡大する中、身体障害者福祉総合推進事業と雇用促進社会参加支援事業での財源を確保し、事業支援等を推進していくことが説明されました。併せて、多岐にわたる予算の説明と審議の後、原案どおり可決承認されました。
  それぞれの議案並びに各地域での実情等について活発な意見交換が行われ、理事会は終了しました。

 

  平成30年度の主な予定

  ☆北身協定時総会
  6月10日(日)10時30分〜
  ☆北身協事務担当者会議
  7月5日(木)13時30分〜
  ☆全道身体障害者福祉大会
  9月9日(日)午前中
  (8日(土)交流会)
  札幌市南区定山渓温泉での開催を予定しております。

   
 
   

  2017年度全国統一要約筆記者認定試験結果

    2月18日(日)に実施した2017年度全国統一要約筆記者認定試験の結果が発表になりました。全国958人の受験者のうち、北海道からは手書き部門2名、パソコン部門1名が合格しました。
  要約筆記者認定協会によると、筆記試験(200点満点)6割以上、実技(100点満点)7割以上が合格ラインとなっています。不合格であっても合格ラインに達している設問もあり、各受験者の努力の成果が表れる結果でした。
  合格した3名は北海道の登録要約筆記者として、今後の活躍が期待されます。

   
 
   
 奨学生・保護者から感謝の作文
   当協会では昭和56年より、北海道新聞社会福祉振興基金による道新コスモス奨学金の運営を行っており、平成29
年度は64名の奨学生に奨学金を支給いたしました。身障害児者の経済的支援として、これまでに1600人を越える奨学生に給付することができました。なお、この事業は平成24年の法人移行に伴い「公益目的支出計画」の中の「継続事業1」になっております。
  この度、奨学生・保護者よりお礼状が寄せられましたので、一部抜粋してご紹介します。
  北海道千歳高等支援学校
   環境・流通サポート科二年
  母が一生懸命働いてくれても生活が苦しく、私は母に負担をかけているのを感じていました。とても辛かった。自分の夢を諦めなければいけないかもしれないと思っていました。
  そんなときに貴社の奨学金が私を救ってくれました。本当にありがとうございます。これからも、将来の夢へ向かって努力していく元気がもらえました。

  北海道今金高等養護学校
   産業科二年
  今年は特に現場実習や個別実習といった、就労に関わる実習が多くあり、実際に外に出て働くことで、たくさんの経験をすることが出来ました。学校では、実習に向けて、コミュニケーションや積極性を持って行動することを学びました。
  このように頑張ることができるのは、奨学金を学校生活で使わせていただいているおかげです。日々の学習に必要な道具を買わせていただきました。本当にありがとうございました。

  北海道中札内高等養護学校
   生活産業科三年
  1年間ありがとうございました。学校行事や授業に参加し、いろいろな体験をすることができました。見学旅行では、東京へ行くことができました。3月には卒業をし、社会人になります。学校生活で身につけたことを精一杯発揮して仕事にはげみたいと思います。

  北海道白樺高等養護学校
   窯業科一年
  学校でがんばっている事は、毎日の体力つくりと作業学習です。作業学習はいろいろな製品を作って上手く出来るようになりました。これから頑張ることは、4月に僕は2年生で先輩になるので、新1年生の手本となるように服装や日常生活をしっかり行いたいと思います。
  北海道岩見沢高等養護学校
   商業科
  一年(保護者より)この度、交付していただいた奨学金は、資格取得の検定料や、宿泊研修の費用などに使用させていただきました。本当にありがとうございました。

   
 
   

  要約筆記者養成講座の開催日程決定

 

  平成30年度の要約筆記者養成講座の日程をお知らせします。今年度から、基準カリキュラム全84時間を1年間(14日間)で開催いたします。
◆開催日時
  8月25日(土)26日(日)
  9月15日(土)16日(日)
  10月6日(土)7日(日)
  10月20日(土)21日(日)
  11月3日(土)4日(日)
  11月17日(土)18日(日)
  12月8日(土)9日(日)
  10時〜17時15分(初日のみ9時30分開始)
◆会場
  道民活動センタービル(かでる2・7)
◆定員
  40名程度(手書き部門20名、パソコン部門20名)
◆受講料
  無料(ただし、テキスト等は自己負担となります。)
◆申し込み締切
  7月31日(火)
  ※カリキュラム・申し込み方法等の詳細は、5月頃に当協会のホームページでもお知らせします。

   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

 平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
  利用登録等の手続きが必要となります。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率
  新規会員

  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   
 
 
   

  盲ろう者通訳・介助員現任研修の開催日程決定

    盲ろう者通訳・介助員として登録されている方を対象とする現任研修の日程をお知らせします。
◆開催日時
 
9月22日(土)23日(日)
  10月13日(土)14日(日)
  10月27日(土)28日(日)
  11月10日(土)
  10時〜17時(初日のみ9時20分開始)
◆会場
  道民活動センタービル(かでる2・7)
◆定員
  40名程度
◆受講料
  無料(ただし食事実習の昼食代等の自己負担があります。)
◆申し込み締切
  8月20日(月)
  ※カリキュラム・申し込み方法等の詳細は、5月頃に当協会のホームページでもお知らせします。

   
 
   

  と も し び
  北海道新聞(夕刊)2005年(平成17年)5月30日号

 

  カンボジアの教室
  帰国した元同僚が一通のクメール語の手紙を差し出す。
   「ボス・カトウ、教室の建設資金をありがとう。子供たちは、ボスが視察に来るのを待っています。マダムの周りには、いつも音楽があります。(中略)奏でられる曲に子供たちが瞳を輝かせ、明日を生きる力にしていることは確かです。(国立シアヌークビル孤児院長)」
  マダムとは、札幌の福祉施設「この実寮」の職員だった安藤徳子さんのことだ。3年前に児童養護施設スタッフ養成のために国際協力機構(JICA)から派遣された。  
  カンボジアは、内戦やポル・ポト政権による虐殺、ベトナム戦争、と深い傷が暗く陰っていた。為政者が正義を振りかざし、利権をむさぼる戦争を繰り返した。男たちは兵役に徴用され、子供や女性や弱い者が犠牲になった。
  安藤さんからファクスが届いたのは一昨年秋。音楽や語学を学ぶ教室がほしい。援助を依頼したが、JICAや日本大使館などからも断られたという。  
  おれも青年海外協力隊への応募を考えたが、19歳の時おやじが事故死、一家七人を支えた。貧しい中、幾度も人の情に泣いた。そんなおれに季節や行事の都度、子供たちの写真を送ってきたのは安藤さんの作戦のようだ。  
  1950年、ラ・ラ財団援助のじんましんの出そうな魚の缶詰、におう脱脂粉乳の、それでもありがたかった学校給食。あのころの自分に似たものを、写真の子供たちに感じた。安藤さんのお手伝いをすることにした。
  寄付のお願いをして歩き、予想以上の浄財を送った。教室を造り楽器と教材を調達し、図書室まで建てることできた、と喜んでくれた。
  今年9月、安藤さんは個人ボランティアで再びカンボジアに赴く。「子供たちの笑顔が見たいから」と彼女は青春そのものである。
注 この記事は筆者の了承を得て、最終稿の2008年(平成20年)4月7日号まで不定期ですが掲載して行く予定です。

   
 
   
  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について
    みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月?金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

文芸

  俳句
  豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 寒木瓜(かんぼけ)や年毎(としごと)薄(うす)る記憶力
・ 一つ聞き一つ忘れて日脚(ひあし)伸(の)ぶ
・ 音といふ音を消しをり雪明り

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 追憶の途切(とぎ)れし恋の流しびな
・ 海鳴(うみな)りの朧(おぼろ)の記憶浜訛(はまなまり)
・ 鎮魂(ちんこん)の命火(いのちび)七年(ななとせ)冬の海

  短歌
 

室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
(よし)が原茎(くきは)諸共(もろとも)朽(く)きる中
      春月に新芽に(ひ)ざす
                        葭葉 三陽(よしば みつあき)
・ 蝶の化飛びつ姿頼り無し
      チェリーの香に誘わる様
                        羽立チエ子(はだち ちえこ)
里の戸(とぐち)で仰ぐあの
      今宵(よ)き日を祝うが如し
                        山口 星佳(やまぐち せいか)
[太字部分がお名前になっております]
室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ バレンタイン此の季が来ると落ち着かず
      チョコをひと口想い出にひたる
・ 行先のないのに折込(おりこみ)時刻表
      我を誘いぬ故郷(ふるさと)の旅へ
・ 鎮魂の思ひは七年冬の海
      命火(いのちび)燃(も)ゆる絶えることなく

  川柳
 

釧路市 芳賀 久子(はが ひさこ)
・ フキノトウ日差し受けて光る土手
・ 悲しみも涙も遺影(いえい)みんな知る
・ 白い猫なぜか急いで旅立った

   
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
4、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
  【宛先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目  道民活動センタービル4階
一般社団法人  北海道身体障害者福祉協会
FAX:011(251)0858