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盲ろう者通訳・介助員現任研修の開催日程決定
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盲ろう者通訳・介助員として登録されている方を対象とする現任研修の日程をお知らせします。
◆開催日時
9月22日(土)23日(日)
10月13日(土)14日(日)
10月27日(土)28日(日)
11月10日(土)
10時〜17時(初日のみ9時20分開始)
◆会場
道民活動センタービル(かでる2・7)
◆定員
40名程度
◆受講料
無料(ただし食事実習の昼食代等の自己負担があります。)
◆申し込み締切
8月20日(月)
※カリキュラム・申し込み方法等の詳細は、5月頃に当協会のホームページでもお知らせします。
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と も し び
北海道新聞(夕刊)2005年(平成17年)5月30日号
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カンボジアの教室
帰国した元同僚が一通のクメール語の手紙を差し出す。
「ボス・カトウ、教室の建設資金をありがとう。子供たちは、ボスが視察に来るのを待っています。マダムの周りには、いつも音楽があります。(中略)奏でられる曲に子供たちが瞳を輝かせ、明日を生きる力にしていることは確かです。(国立シアヌークビル孤児院長)」
マダムとは、札幌の福祉施設「この実寮」の職員だった安藤徳子さんのことだ。3年前に児童養護施設スタッフ養成のために国際協力機構(JICA)から派遣された。
カンボジアは、内戦やポル・ポト政権による虐殺、ベトナム戦争、と深い傷が暗く陰っていた。為政者が正義を振りかざし、利権をむさぼる戦争を繰り返した。男たちは兵役に徴用され、子供や女性や弱い者が犠牲になった。
安藤さんからファクスが届いたのは一昨年秋。音楽や語学を学ぶ教室がほしい。援助を依頼したが、JICAや日本大使館などからも断られたという。
おれも青年海外協力隊への応募を考えたが、19歳の時おやじが事故死、一家七人を支えた。貧しい中、幾度も人の情に泣いた。そんなおれに季節や行事の都度、子供たちの写真を送ってきたのは安藤さんの作戦のようだ。
1950年、ラ・ラ財団援助のじんましんの出そうな魚の缶詰、におう脱脂粉乳の、それでもありがたかった学校給食。あのころの自分に似たものを、写真の子供たちに感じた。安藤さんのお手伝いをすることにした。
寄付のお願いをして歩き、予想以上の浄財を送った。教室を造り楽器と教材を調達し、図書室まで建てることできた、と喜んでくれた。
今年9月、安藤さんは個人ボランティアで再びカンボジアに赴く。「子供たちの笑顔が見たいから」と彼女は青春そのものである。
注 この記事は筆者の了承を得て、最終稿の2008年(平成20年)4月7日号まで不定期ですが掲載して行く予定です。
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盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について
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みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って
います。
もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま
す。
“利用料金は無料です”
なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
〒060-0002
札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター
(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
電 話: 011(251)9302 FAX: 011(251)0858
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障がい者110番
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障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
相談の対象
道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
受付時間
平日(月?金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
定例相談(弁護士相談)
月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
(相談の秘密は固く守ります。)
主な相談
・法律に関する相談
例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
・人権擁護に関する相談
例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
・その他必要な相談
受付・お問合せは
障がい者110番直通番号
電 話: 011(252)1233 FAX: 011(252)1235
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文芸
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俳句 |
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豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 寒木瓜(かんぼけ)や年毎(としごと)薄(うす)る記憶力
・ 一つ聞き一つ忘れて日脚(ひあし)伸(の)ぶ
・ 音といふ音を消しをり雪明り
室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 追憶の途切(とぎ)れし恋の流しびな
・ 海鳴(うみな)りの朧(おぼろ)の記憶浜訛(はまなまり)
・ 鎮魂(ちんこん)の命火(いのちび)七年(ななとせ)冬の海
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短歌 |
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室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
・ 葭(よし)が原茎葉(くきは)諸共(もろとも)朽(く)きる中
春三月に新芽に陽(ひ)ざす
葭葉 三陽(よしば みつあき)
・ 蝶の羽化飛び立つ姿頼り無し
チェリーの香に誘わる様子
羽立チエ子(はだち ちえこ)
・ 山里の戸口(とぐち)で仰ぐあの星座
今宵佳(よ)き日を祝うが如し
山口 星佳(やまぐち せいか)
[太字部分がお名前になっております]
室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ バレンタイン此の季が来ると落ち着かず
チョコをひと口想い出にひたる
・ 行先のないのに折込(おりこみ)時刻表
我を誘いぬ故郷(ふるさと)の旅へ
・ 鎮魂の思ひは七年冬の海
命火(いのちび)燃(も)ゆる絶えることなく
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川柳 |
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釧路市 芳賀 久子(はが ひさこ)
・ フキノトウ日差し受けて光る土手
・ 悲しみも涙も遺影(いえい)みんな知る
・ 白い猫なぜか急いで旅立った
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文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
4、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
【宛先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
FAX:011(251)0858
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