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北海道身体障害者新聞(第766号)

   

 「北海道からお知らせ」
建築物等のバリアフリー整備に低利で融資します

   〜平成29年度北海道福祉のまちづくり資金のご案内〜
  北海道では、平成10年4月に施行した「北海道福祉のまちづくり条例」に基づき、障がいのある人もない人も、お年寄りも子どもも、誰もが住みよい地域社会づくりを道民全体で進めていくことを目指しています。
  その一環として、この条例の趣旨に沿って民間の建築物等の整備を行う事業者の方に低利の融資を行っていますので、ご利用ください。
 

【北海道福祉のまちづくり条例とは】
  この条例は、多くの人が利用するデパート、ホテル、飲食店、公園等の公共的施設について、障がいのある人やお年寄りなどが円滑に利用できるようにするため、一定の基準に適合するよう整備を進めるとともに各種サービスやボランティア活動の充実などソフト面の取り組みも含めて総合的に福祉のまちづくりを推進するものです。
☆「北海道福祉のまちづくり資金」のあらまし
1 目的
  障がいのある人やお年寄り、妊産婦の方々をはじめ道民のだれもが安心して快適に生活できるようなまちづくりを進めるため、民間の建築物等の出入口、トイレ、エレベーターなどについて一定の基準を守って整備をするために必要な資金を低利で融資するものです。
2 融資対象者
 ○ 道内において、公共的施設(3融資対象施設を参照)の整備を行う民間事業者の方
 ○ 取扱金融機関(9取扱金融機関を参照)の貸付審査基準に適合した方
 ※ 独立行政法人福祉医療機構が行う福祉貸付、医療貸付を受けることが可能な場合は、貸付対象外となります。
3 融資対象施設
 ○ 対象施設
  物品販売店、飲食店、宿泊施設、理美容院、集会場、共同住宅(グループホームを含む。)等が対象となります。
 ○ 守らなければならない基準
  上記の対象施設の新築や増改築等を行うに当たり、北海道福祉のまちづくり条例の整備基準に適合するよう出入口の段差解消や自動ドア、エレベーター、車いす使用者用トイレ等の整備が必要となります。
4 融資金額
  1億円以内(10万円単位)
 ・ 新築又は増改築等(工事費の70%以内)
 ・ 一部改修等(条例の基準に基づく整備に要する工事費)
  その他の融資利率、融資期間、担保・保証人、返済期間、返済方法、取扱金融機関に関しての
お問い合わせ先
  北海道保健福祉部福祉局地域福祉課福祉基盤グループ

  〒060―0588 札幌市中央区北3条西6丁目
  電 話 011(231)4111(内線25-619)
  FAX  011(232)4070
  URL http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/feg/chihuku/sikin.htm
※ この融資を受けようとするときは、貸付申込み(④)をする前に、その建物等が「北海道福祉のまちづくり条例」の基準を守って建築されるかどうかの適合審査(①)を受け、かつ適合(②)していなければなりません。

   
 
   

  西十勝身障分会ブロック研修会の開催

 

  十勝地区身体障害者福祉協会の西十勝身障分会ブロック研修会が9月27日、新得町保健福祉センターなごみにおいて開催されました。
  西十勝の研修は、昨年の台風で中止となっており、持越し開催となりました。
  新得町坂田保健福祉課長の開会の言葉からはじまり、続いて新得町分会湯浅会長の主催者挨拶、来賓の十身協齋藤会長、新得町浜田町長からご挨拶をいただき研修会へと移りました。
  研修は木下管理栄養士による「元気で長生きできる食事について」と、是井(ぜい)手話推進員の「聞こえない人の言葉手話とは」の二本立ての講演でした。
  参加者は食事の大切さや、聞こえない人とのコミュニケーション方法等を学びました。
  その後、情報交換として、各分会の現状報告・分会活動などの発表がありました。
  そして、全体交流会で交流を深めました。
  閉会にあたり、次回開催町の新宅分会長より、来年は芽室町で研修となります。皆さんの参加をお待ちしておりますと、おもてなしの心あふれる閉会挨拶で盛会のうちに終了いたしました。

   
 
   

 平成29年度要約筆記者養成講座が終了しました

 

  平成29年12月9日、今年度最後の6時間の講義を終えて昨年からの全84時間のカリキュラムのすべてを修了しました。
  受講時間の規定に達して受講証書を収めた方は8名でしたが、この後、2月18日の要約筆記者全国統一認定試験に全員が挑戦します。
  今年度の受験予定者は現在19名となっています。

   
 
   

  韓国光州広域市の行政職5名が来訪

 

 12月20日、仙台市と姉妹都市である光州広域市の障がい者福祉関係と議会事務局関係の行政職5名が北海道庁での表敬訪問の後で当協会を訪問されました。
  仙台市から仙台市障害者福祉協会を経由しての依頼でしたが、到着後、当協会の事務所がある道民活動センタービルのすべてのフロアーを見学して、北海道での日程を終え翌日帰国されました。

   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

 平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
  利用登録等の手続きが必要となります。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  北身協の年度末までの予定

 

  1月
  ・組織検討委員会
  2月
  ・社会参加推進協議会総会
  ・生活訓練事業の外部団体への予算内示
  ・障がい者110番、平成30年度弁護士依頼
  3月
  ・平成30年度予算理事会

   
 
   

  平成30年度北身協の主な予定

 

  6月
  ・北身協定時総会 6月10日
  ・日身連全国大会(ぐんま大会) 6月13日〜14日(群馬県高崎市)
  ・日身連東北・北海道ブロック団体長等会議 6月28日〜29日(仙台市障害者福祉協会)
  7月
  ・北身協事務担当者会議 7月5日
  9月
  ・全道身体障害者福祉大会(8日=交流会・9日=午前中)
  札幌市南区定山渓温泉での開催を予定しております。

   
 
   
 
 
   

  平成30年度障害保健福祉部予算案について

    厚生労働省障害保健福祉部より、平成30年度障害保健福祉部予算案の概要が提出されました。

  予算額
  29年度予算額  1兆7,486億円
  30年度予算案  1兆8,648億円(対前年増減1,162億円増)
障害福祉サービス関係費
  (自立支援給付費+障害児措置費・給付費+地域生活支援事業費等補助金)
  29年度予算額  1兆2,656億円
  30年度予算案  1兆3,810億円(対前年増減1,154億円増)
【主な事項】
・ 良質な障害福祉サービス、障害児支援の確保  1兆3317億円(1149億円増)
・ 地域生活支援事業等の拡充(一部新規)  493億円(5億円増)
・ 障害福祉サービス提供体制の整備  72億円(1億円増)
・ 医療的ケア児に対する支援(一部新規)  1.8億円(1.6億円増)
・ 芸術文化活動の支援の推進  2.8億円(0.3億円増)
・ 障害者自立支援機器の開発の促進(一部新規)  1.5億円(0.1億円減)
・ 精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築  5.6億円(3.3億円増)
・ 発達障害児・発達障害者の支援施策の推進(一部新規)  4.1億円(2億円増)
・ その他(東日本大震災復興特別会計)計上項目も含む  37.7億円(2.5億円増)

注 平成30年度厚生労働省障害保健福祉部予算案の概要については北身協ホームページをご覧ください。

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率 新規会員
  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

    みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
   
 
   

文芸

  短歌
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 人の世の方程式に惑わされ
      遠回りする身近の幸せ
・ 渡り鳥の季節は過ぎて海面に
      残像浮かぶひよどりの群の
・ 若き日の思い出に棲(す)む駅時計
      一緒に老けて今セピア色

室蘭市 渡部(わたなべ) 忠雄
心に身辺支(ささ)う介助の手
      者なき方学ぶ
                        安達 友生(あだち ともき)
・ 十夜も日過ぎには小(こあらし)が
      初霜下りて雪虫が
                        五十嵐 舞(いがらし まい)
夜嵐(さよあらし)原は枯れ葉寒さ増す
      意(いぎ)の季節は雪の場に
                        小野 義廣(おの よしひろ)
[太字部分がお名前になっております]

  俳句
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 去年(こぞ)今年(ことし)夢語りつぐ晦日(みそか)そば
・ 白杖(はくじょう)は夫(つま)の恋人冬ざるる
・ 破魔矢(はまや)手に北指(さ)し平和乞(こ)うばかり

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 独(ひと)り祝(ほ)ぐ卒寿(そつじゅ)の朝の今年米
・ 店頭に声に声飛(と)ぶ暮れの市
・ 曳くよりも曳かれる犬も着ぶくれて

 
  川柳
 

釧路市 芳賀 久子(はが ひさこ)
・ プリンセス汽笛の響きかっこいい
・ いねむりの私を起こす猫の声
・ 湿原の川ゆったりを見てる秋

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
4、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
  【宛先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目  道民活動センタービル4階
一般社団法人  北海道身体障害者福祉協会
FAX:011(251)0858

 
 

【人事発令】
    採 用
  平成30年1月1日付

     書記 (嘱託職員)
       伊勢谷 小枝子(いせや さえこ)