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北海道身体障害者新聞(第765号)

   

新年挨拶

  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
会長 堂 前 文 男
 
 

    新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては穏やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
  国の障がい施策は、障害者総合支援法や差別解消法等に見られるよう一定程度の前進が見られますが、昨年度の総選挙では障がい施策は残念ながら語られることはありませんでした。
  社会保障制度の関心が子育てに移り、障がい施策が後退するのではないかと危惧しております。住み慣れた地域で、出来るだけ長く生活できる社会の実現に向けて、合理的配慮がなされるよう北身協も努力していくことが益々必要であると思います。
  北身協は北海道の障がい当事者団体として、障がい福祉の推進の一翼を担って参りましたが、各団体会員の高齢化・重度化等による会員の減少が続いております。会員の確保や健全な財源の確保等々取り組まなければならない課題が山積しています。何よりも会員が、帰属して良かったと実感できる北身協であらねばなりません。
  会の運営には、加盟団体の協力が必要であり、全道各地の会員一人ひとりの声に耳を傾け、役員・事務局一丸となって会の運営に努力して参りますので、本年も宜しくお願い致します。
  年頭に当たり、皆様のご健勝とご発展を祈念致しまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

    
 
    
  謹んで新春のお喜びを申し上げます。   平成30年元旦
 

一般社団法人北海道身体障害者福祉協会    会  長 堂前 文男
副会長  佐藤 秀臣   副会長 藤田孝太郎   常務理事 泉    司
理事 若山 武信     理事 今   順子    理事 東海林繁幸    理事 熊木喜美夫
理事 長谷川照男    理事 石田 正義     理事 松永 雅晴
監事 工藤 公人     監事 伊藤ミツ子

加盟団体代表
石狩支庁 石塚   豊   渡島地区 菅野 文夫   檜山地区 阿部喜美夫   後志地区 佐々木 栄
空知地区 熊木喜美夫   上川地区 小林 忠義   留萌地区 五日市忠二   宗谷地区 東海林繁幸
網走地区 鈴木   洋   胆振地区 堂前 文男   日高地区 長谷川照男   十勝地区 齋藤   徹
釧路地区 石田 正義   根室地区 田中 好美   函館市   佐藤 秀臣    小樽市  赤坂   勝
室蘭市   政田 一美   釧路市   瀧山 征冶   帯広市   田中 利和   北見市  白幡  浩
夕張市   小林 孝雄   岩見沢市 三宅 睦男   網走市   井上 義則    留萌市  清水  覚
苫小牧市 井上 政一   稚内市   石内   忠   美唄市   安藤  淳     芦別市  中嶋 利夫
江別市   千葉セツ子    赤平市   若山 武信   紋別市   藤田孝太郎   士別市   西田 悦朗
名寄市   秋山 秀雄    三笠市   黒田 浅江    根室市   淀川 スキ    千歳市   伊東ミツ子
滝川市   川口きよ子   砂川市   工藤 公人   歌志内市 太田フサ子   深川市   星野  賢
富良野市 渡辺 寛子   登別市   今  順子    恵庭市   泉    司    伊達市   木村 正裕
北広島市 佐々木紀雄   石狩市   小松田蓉子   北斗市   清藤  勲
北海道視力障害者福祉連合会  島 信一朗
北鈴会(咽頭摘出者福祉団体)   松永 雅晴
北海道中途難失聴者協会      佐々木亜規子

    
 
    

  第32回障害者による書道・写真全国コンテスト入賞者発表

 

  11 月10日付けで戸山サンライズより発表があり北海道では伊達身体障がい者福祉協会会員の山本 英男(やまもと ひでお)さんが写真部門で、見事に銅賞に輝きました。
  山本さんは聴覚障害2級ですが、伊達身体障がい者福祉協会事務局にお尋ねしましたら、明るい性格で出かけることが大好きで多種多芸ながら写真撮影は最も得意な趣味の一つとのことでした。
  現在86歳、健康にご留意されて意気揚々と益々素晴らしい写真を撮影していただき来年再来年とさらに一段高いところの賞を狙ってください。

    
 
    

  十勝地区身体障害者福祉協会東十勝身障分会
               ブロック研修会が開催されました

 

  平成29年9月11日、池田町で開催されました。
  池田町分会岡田会長の主催者挨拶、勝井池田町長の歓迎の言葉に続き、十身協藤内副会長が来賓挨拶をし、研修会がはじまりました。
  研修会は留萌市出身の松橋秀和氏を招いての『大うたごえ喫茶』音楽レクを中心に行われました。
  講師の松橋氏は、音楽とレクリエーションを融合させ、さまざまな場所で活動されております。
  歌を歌いながら軽く体を動かす音楽レク。会場からは楽しい、自分にも出来た、懐かしい、時には難しいなど様々な感想が飛び出しました。
  また、講演後半ではスクリーンに高齢者川柳が映し出され、その一句〃に松橋氏が独特の解説をして会場の約60名(豊頃町・浦幌町・池田町)の参加者を大いにわかせました。
  藤内副会長は、「誰もが知る名曲を皆で合唱するのがこんなに楽しいなんて!地元でも取り入れたい」と感想をのべました。
  次回開催町である浦幌町熊野分会長より大変楽しい研修でした。来年、浦幌町でお待ちしておりますと挨拶をされ研修は閉会となりました

    
 
    

  平成29年度
  盲ろう者通訳・介助員養成講座の開催

 

 この講座は、平成25年度に厚生労働省が定めた84時間の養成カリキュラムのうち、必修科目42時間の講義を、北海道・札幌市・函館市・旭川市からの委託事業として、講師に札幌盲ろう者福祉協会のご協力をいただき、9月23
日(土)より11月19日までの7日間で開催しました。
  11月は11月18日(土)、19日(日)の計2日間12時間で座学や実習がありました。
  11月の講座では座学で通訳・介助員の心構えと倫理やその業務の内容を学び屋外での移動介助の実習も行いました。
  最後に全ての受講者へ、各人の受講時間を証明した受講証明書を渡しましたが、受講日に欠席して42時間に満たない受講者は平成30年1月末日までに救済処置としてビデオによる補講を行っていただき、既定の42時間に至ったときに改めて受講証明書を発行します。

   
 
   
 
 
   

  第24階泉流チャリティー日本舞踊会が開催されました

 

  平成29年11月12日(日)札幌共済ホール(北4条西1丁目)で開催され、当協会への寄付贈呈式が行われました。
  当日、堂前会長は所用で東京へ出張のため、泉常務理事が要約筆記者養成講座(後期)の開催中を講師陣のご理解を得て中抜けして寄付金を拝受させていただきました。
  会場では寒空の中を大勢の観客の方々や泉流北海道の方々、関係各社・団体より心温まるご浄財を頂戴してまいりましたが、「身体障がい者福祉の調査・研究・開発と理念の追求に一円たりとも無駄にせず大事に使わせていただきます」とお礼を述べさせていただきました。

   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

  平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
  利用登録等の手続きが必要となります。
  【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談

  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
  尚、札幌市内にお住まいの方は札幌身体障害者福祉協会へ、お問い合わせをお願いします。

   
 
   

  平成29年度
  要約筆記者養成講座(後期)の開催

 

  この講座は、北海道からの委託を受け、手話の理解と取得の困難な中途失聴者・難聴者のコミュニケーション手段としての要約筆記技術等の取得をするためのもので、厚生労働省が定める84時間以上のカリキュラムに基づき、平成29年度は、昨年度の前期講座42時間修了者を対象に、後期42時間の養成講座を、9月9日(土)より12月9日(土) までの7日間で実施します。
  11月は11月11日(土)と11月12日(日)の2日間、計12時間の講座のなかで、手書きとパソコンに分かれて、ノートテイク等の各種実技や模擬試験と北翔(ほくしょう)大学風間(かざま)教授による中途失聴・難聴者の臨床心理・カウンセリングの基礎理論についての講義でした。
  12月は9日(土)の一日で二年間全84時間の講義の修了を迎える予定です。

   
 
   

文芸

  俳句
 

岩見沢市 池田 敏雄(いけだ としお)
・ 一粒の光を見よと今年米
・ 紅葉宿迎えられたる車椅子
豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 母の衣や古き家紋に風入れて
・ 倦怠期(けんたいき)茄子(なす)のとげにも腹を立て
・ 古扇子(ふるせんす)欠伸(あくび)一つをたたみ込み

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 黄落(ほうらく)の記念樹の傷子は親に
・ 残菊(ざんぎく)の日差の中の虹の宿
・ 他人めくふと夫(つま)の顔そぞろ寒

  短歌
 

室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
・ 真っな夜空に花火華(はな)の(たき)
      き湖面に彩(さい)(こう)写す
                        黒瀧 廣光(くろたき ひろみつ) 
・ 秋日和(あきびより)人形も晴れ心(ここち)
      福神も花のね着
                        菊地 七重(きくち ななえ)
・ 漁師船場(ふなば)に西日(にしび)海
      期待の釣果(ちょうか)掲(かか)げる
                        村西 洋子(むらにし ようこ)
[太字部分がお名前になっております。]

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 若くして逝(た)ちし弟の御供養に
      講座に姉より和菓子が届く
・ いただきし和菓子を夫と分け食べる
      溶(と)けゆく甘さに哀しみ残る
・ 露の世の友への諾(わか)れ胸を打つ
      眼鏡の奥の笑顔ありがとう

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
一、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
二、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
三、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
四、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858