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北海道身体障害者新聞(第760号)

   

 平成29年度定時総会・平成29年度第2回理事会の開催

 

  6月11日(日)道民活動センタービルにおいて、平成29年度定時総会が開催されました。
概要
  当日は、35団体が出席、書面評決は15名でした。開会宣言と物故者への黙祷の後、赤坂 勝(あかさか まさる)会長より挨拶がありました。
  その後、来賓の北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課の加藤 直樹(かとう なおき)主幹よりご祝辞をい
ただき、続いて議長の選出となりました。今年度は議長として、後志地区身体障害者福祉協会の佐々木 栄(ささき さかえ)会長が選出され、資格審査報告・議事録署名人の選任に続いて、議事に入りました。
◆第1号議案・第2号議案
  事務局より、平成28年度の事業報告と決算報告がされました。
◆監査報告
  工藤(くどう)監事より、適正に会計処理がなされているとの報告があり、その後質疑応答を経て、第1号議案、第2号議案ともに承認されました。
◆第3号議案・第4号議案
  平成29年度事業計画・収支予算案の説明。
  定款により報告事項であるため、事務局による報告後、質疑応答となりました。
◆第5号議案
  今年度役員改選について、事務局より、定款により理事11名・監事2名とする提案があり、承認されました。選考委員として渡島地区身体障害者福祉協会の菅野(すがの)会長・苫小牧身体障がい者福祉連合会の井上(いのうえ)会長・深川身体障害者福祉協会の星野(ほしの)会長が選任され、事務局立会いのもと、選考が行われました。候補者選考の後、出席者の拍手をもって承認、続いて赤坂(あかさか)会長より退任の挨拶がありました。
◆その他(報告事項)
(1)第62回日本身体障害者福祉大会ぎふ清流大会の開催について
(2)日身連東北・北海道ブロック団体長等会議の開催について
(3)第66回全道身体障害者福祉大会の開催について
  総会に続いて、平成29年度第2回理事会が執り行われ、正副会長、常務理事が上記のとおり決定し、赤坂 勝(あかさか まさる)前会長は全会一致で顧問に選任されました。<<新役員名簿PDF版はこちらから>>
  その後、堂前 文男(どうまえ ふみお)新会長より就任の挨拶があり、続いて、新しく理事に就任した、宗谷地区
身体障害者福祉協会東海林 繁幸(しょうじ しげゆき)会長、日高管内身体障害者福祉協会長谷川 照男(はせがわ てるお)会長、空知地区身体障害者福祉協会熊木 喜美夫(くまき きみお)会長、釧路地区身体障害者福祉協会石田 正義(いしだ まさよし)会長より挨拶があり、総会・理事会ともに無事閉会となりました。

   
 
   

  会長就任のごあいさつ

  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 会長 堂前(どうまえ)文男(ふみお)
 
 

 この度の役員改選に伴い、二 十年間の長きにわたり会長として北身協をリードして頂きました、赤坂前会長の後任として北身協会長に就任致しました。
  北身協は北海道の障がい当事者団体として、障がい福祉の推進の一翼を担って参りました が、各団体会員の高齢化・障害の重度化等による会員の減少があり、会の存亡の危機にありま す。町村支部組織の一部では、 活動の停止や解散の危機にあ り、都市部でも会員の減少が続 いております。
  加盟団体会員の確保や健全な財源の確保、北海道等からの委託事業等の円滑な推進等々、取 り組まなければならない課題が山積しています。何よりも会員が、帰属して良かったと実感で きる北身協であらねばなりませ ん。
  国の障がい施策は、障害者総合支援法や差別解消法等に見られるよう変化しており、「我が事、丸ごと」の地域共生社会の推進が謳われていますが、ことばに踊らされることなく、国や道の責任の下、住み慣れた地域で出来るだけ長く生活できる社会の実現を目指して、北身協も努力していくことが必要と思っ ています。
  会の運営には、加盟団体の協力が必要であり、全道各地の会員一人ひとりの声に耳を傾け、 役員・事務局一丸となって会の運営に努力して参りますので、 ご協力・ご支援のほど宜しくお 願い致します。

   
 
   

  平成29年度東北・北海道ブロック身体障害者団体連絡会団体長等会議の開催

    6月22日(木)〜6月23日(金) 青森県大鰐(おおわに)町、不二やホテルに て開催されました。
報告1  国及び日身連の動きに ついて
報告2  平成28年度決算・平成29年度予算について
議題
(1) 日身連への要望事項について
(2) 平成 29 年度日身連第1回定 時評議員会における議案の 検討について
(3) 平成 31 年度日身連福祉大会 (秋田大会)への分担金につ いて
(4) 東北・北海道ブロック身体 障害者団体連絡会団体長会 議の開催順番および次期開 催地について
情報交換
(1) 障害者差別解消法について
(2) ヘルプマーク導入・普及活 動について
(3) 障害者社会参加推進セン ターについて
以上で、予定通り閉会しました。

   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

  平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
【お問合せ】
    〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


   
 
   

  北海道からのお知らせ
  〜 身体障害者手帳をお持ちの皆さまへ 〜

 

 平成29年7月から身体障害者手帳情報のマイナンバー制度による活用が始まります。
  制度の円滑な運用には、手帳情報の正確な登録が不可欠です。
  あなたやご家族がお持ちの身体障害者手帳をご確認ください。
  次の場合は届出や再交付申請が必要になりますので、早めのお手続きをお願いします。
「届出」が必要なもの
①氏名に変更があったとき
②同じ市町村内で住所が変わっ たとき
③他の市町村から転入したとき
④お亡くなりになられた方の古い手帳があるとき
「再交付申請」が必要なもの
①何らかの事情で手帳を2冊お持ちのとき
  (例)番号の違う2冊の手帳、 「障害名」「住所」など内容の違う2冊の手帳
こんなときもお問い合わせください
①障害程度等が変わったとき
②手帳を紛失して手元にないとき
③手帳が汚れたり破損して文字 や顔写真が不鮮明になってい るとき
【届出・お問い合わせ窓口】
  お住まいの市町村役場の身体 障害者福祉担当課>

   
 
   
 
 
   

  ・南十勝身障分会ブロック研修会の開催・

    十勝地区身体障害者福祉協会の南十勝身障分会ブロック研修会が、6月26日(月)、中札内村老人保健福祉センターにおいて開催されました。
 当日は、中札内村杉本( すぎもと)分会長の開会挨拶後、中札内村・更別 村・大樹町・広尾町の4町村会員約50 名が交流会6チームに分かれ、レクリエーションとチャ レンジゲームに参加しました。
  レクリエーション・チャレンジゲームともに障がい区分なく 楽しめるもので、この研修を通 じてブロック内の交流と親睦が図られました。レクリエーショ ンは日常にも取り入れることができ、参加者に好評でした。
  十勝地区身体障害者福祉協会齋藤(さいとう)会長より親睦会挨拶と近々開催されるスポーツ大会への参加呼びかけがありました。
  閉会にあたっては、次回開催町の広尾町田村(たむら)分会長より、来年も今年度同様に良いブロック 研修会を開催したいと意気込みあふれる閉会挨拶で、盛会のうちに終了いたしました。
   
 
   

  平成29年度 盲ろう者通訳・介助員養成講座
   〜受講申込受付中〜

    当協会では現在、「平成29年度盲ろう者通訳・介助員養成講座」の受講申込を受け付けております。
  締切は、8月21日(月)です。
  詳細はホームページでもご確認いただけます。
【申し込み及び問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

    みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 左記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話 : 011(252)1233   FAX : 011(252)1235

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率 新規会員
  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   

文芸

  短歌
 

深川市 小泉 善次(こいずみ ぜんじ)
・ 無人駅(むじんえき)國旗(こっき)振(ふ)る手に送られた
      思いでだけが今ものこれる
・ 弟に後は頼(たの)むと出征(しゅっせい)し
      死を覚悟(かくご)したわれの青春
・ 戰争を終りし頃の人生を
      当時を思い涙流れる

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 五年ぶり帰って来たねと夫の声
      桂(かつら)の木より鴬(うぐいす)が鳴く
・ 朝刊を手に取り聞き入る鴬(うぐいす)の
      清(すが)しき声で今日が始まる
・ 白牡丹(しろぼたん)妖精(ようせい)のごと開きつつ
      ほのかに紅(べに)の芯見せて散る

室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
菜(さんさい)の舎(いなか)料理に腕(うで)を振(ふる)う
      料亭(りょうてい)る喉(のどびこ)鳴らす
                        山田 勝彦(やまだ かつひこ)
・ 開催(かいさいちゅう)総出(そうで)のの花まつり
      (やさ)し持(も)て成(な)し(さと)を盛(も)り上げ
                        中村 優里(なかむら ゆうり)
・ 鍬(くわ)と(かま)蝦夷地(えぞち)開拓(かいたく)屯兵(とんでんへい)
      理(ぎり)と人情(にんじょう)の伊達衆(だておとこしゅう)
                        鎌田 義男(かまだ よしお)
[太字部分がお名前になっております]

  俳句
 

岩見沢市 池田 敏雄(いけだ としお)
・ 蚊帳(かや)吊(つ)りし青き一間(ひとま)に母ありき
・ 端居(はしい)して隣人(りんじん)といふ絆(きずな)あり

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 父の日や遺影に語る長煙管(ながきせる)
・ 兄逝(ゆ)きて哀(かな)しみの果(は)て桜散(ち)る
・ 雨上(あが)り移動図書館額(がく)の花

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 軽鴨(かる)の子や波に光に戯(たわ)むれて
・ 葉桜や城の白壁(しらかべ)地震(ない)のひび
・ 爪先(つまさき)の爪(つめ)まで軽(か)るし更衣(ころもがえ)

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1)投稿は新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3)一般読者が読みにくい漢字には必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
4)ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858