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北海道身体障害者新聞(第757号)

   

 第3回理事会(平成29年度予算理事会)の開催

 

  3月16日(木)道民活動センタービルにおいて、第3回理事会が開催されました。
  当日は理事5名と監事2名が出席し、以下の議案について審議しました。
★1号議案 平成 29 年度事業計 画について
★2号議案 平成 29 年度収支予 算について
  加盟団体における会員の高齢化と会員数の減少が続く中で、それぞれの地域で協会の存在と、これまでの身体障がい者施策への取り組みの周知を目的とする認識のもとに、加盟団体活性化のための事業支援(雇用促 進・社会参加支援事業)等の拡大実施、特に今年度は加盟団体負担金とそれを補う財源確保を理事者の他に加盟団体からも、ご協力をいただいて委員会を設置して検討していただくことや、全道身体障害者福祉大会のこれからのあり方も検討することが事業計画に盛り込んだものになりました。
  協会運営の更なる基盤固めのための事業計画と、平成 29 年度各種事業予算・法人会計予算についての説明の後、審議され原案通り可決承認されました。
★3号議案 その他
1 平成29年度役員改選について
2 組織関係規定集より就業規則の改定(提案事項)
3 日身連会長表彰(報告事 項)来たる5月 31 日開催の第 62 回日本身体障害者福祉大会 ぎふ清流大会において堂前副会長と工藤監事の表彰が決定 しました。
4 会長・常務理事職務執行報告(報告事項)
  以上で全ての審議が終了し、 散会となりました。

   
 
   

  2016年度全国統一要約筆記者認定試験の合格発表

 

  2月19日(日)に実施した2016年度全国統一要約筆記者認定試験の結果が発表になり、北海道からは、手書き部門の3名が合格しました。
  合格の基準は昨年と同様、筆記試験120点(200点満点)かつ実技試験において2問とも70点(100点満点)以上が合格ラインとなりました。
  全国の受験者数は1,026 人(手書き602人、パソコン 554人、両方130人)で、 合格率は、手書きが27%(前年度 28 %)、パソコンが32%(前年度29%)でした。
  北海道は全国平均には及びませんでしたが、合格した3名は北海道の登録要約筆記者として、活躍が期待されます。

   
 
   

  奨学生から感謝の作文

 

 当協会では昭和56年より、北 海道新聞社会福祉振興基金による道新コスモス奨学金の運営を行っており、平成 28年度は64名の奨学生に給付の申請受付から選考業務を行い、前期・後期と2回に分けて奨学金を支給してまいりました。
  これまでの約37年間で1,6 00人を越える奨学生に給付することができました。
  この度、北海道千歳高等支援学校に通う奨学生より「感謝の作文」が寄せられましたので、 ご紹介します。
「ゆめをもって」  生活技術科 三年
  私は奨学金をもらって、自分のゆめややりたいことをあきらめずに続けることができまし た。あきらめないで努力して、 だんだんレベルアップできたこと、さらに上達できるように自分から「やりたい」という気持ちを持てるようになりました。
  これから社会人になって、自分がもらう工賃で、やりたいことを続けていきたいです。
「一年をふりかえって」 環境流通サポート科 二年
  私が、この一年間頑張ったことは、二年ぶりに全国障害者スポーツ大会に、出場したことです。五十メートル、自由形、バタフライに出場しました。結果は、自由形三位、バタフライが四位でした。自分の持ってる力を出しきることができました。 うれしかったです。
  学校では、作業学習、体力つくりを頑張っています。特に、作業学習では、得意なことを伸ばしたり、人にわかりやすく教えることが苦手なので、わかりやすく話せるように、頭の中で考えたりしながら、周りの状況を考えて取り組んでいます。
  私の将来の夢は、パラリンピックの代表選手に選ばれることです。色々な大会に出場して、 たくさんの経験を積んでいきたいです。

(原文のまま掲載しております)
  北海道立の高等養護学校や高等支援学校に通う方々が、毎日安心して学校に通い勉強に励むことができるよう、今後も当協会は北海道新聞社会福祉振興基金様とともに、道新コスモス奨学金の運営に携わり、奨学生の皆さんを応援し続けます。
  尚、この事業は平成24年の法人移行に伴い「公益目的支出計画」の中の「継続事業1」になっております。

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員養成講座のご案内

    平成29年度盲ろう者通訳・介助員養成講座を、以下のとおり開催いたします。
  平成25年に厚生労働省より通知された「盲ろう者通訳・介助員養成カリキュラム」に基づく、 必修科目42時間で、「盲ろう者と一対一での外出(買い物・食事などに伴う外出)などの日常生活上の場面において、必要な通訳・介助を行うことができる」ことを到達目標として実施するものです。
◆開催日時
   9月23日(土) 24日(日)
  10月14日(土) 15日(日)
  10月28日(土)
  11月18日(土) 19日( 日 )
  全7日間
◆会場
  道民活動センタービル
◆受講対象者
  養成講座の全ての受講が可能な20歳以上の方で、講座終了後、 通訳・介助員として登録し、在宅の盲ろう者の通訳・介助を担う意思があり、平日・土日・祝祭日に関わらず活動が可能である方。
◆定員
  30名程度(選考の上決定します。)
◆受講料
  無料(但し、テキスト等の自己負担約4,000円があります。)
◆申込み締切
  8月21日(月)
◆申込み及び問合せ先
  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
   電 話 011 ( 251 )1551
    FAX 011 ( 251 )0858
  ※当協会のホームページもご覧 ください。

   
 
   

  北海道からのお知らせ
  〜 身体障害者手帳をお持ちの皆さまへ 〜

 

 平成29年7月から身体障害者手帳情報のマイナンバー制度による活用が始まります。
  制度の円滑な運用には、手帳情報の正確な登録が不可欠です。
  あなたやご家族がお持ちの身体障害者手帳をご確認ください。
  次の場合は届出や再交付申請が必要になりますので、早めのお手続きをお願いします。
「届出」が必要なもの
①氏名に変更があったとき
②同じ市町村内で住所が変わっ たとき
③他の市町村から転入したとき
④お亡くなりになられた方の古い手帳があるとき
「再交付申請」が必要なもの
①何らかの事情で手帳を2冊お持ちのとき
  (例)番号の違う2冊の手帳、 「障害名」「住所」など内容の違う2冊の手帳
こんなときもお問い合わせください
①障害程度等が変わったとき
②手帳を紛失して手元にないとき
③手帳が汚れたり破損して文字 や顔写真が不鮮明になってい るとき
【届出・お問い合わせ窓口】
  お住まいの市町村役場の身体 障害者福祉担当課

   
 
   

  ~北身協からのお知らせ~

 

★ 平成29年度定時総会
  平成29年6月11日
  道民活動センター5階520会議室
  午前10時30分より
★ 平成29年度事務局長・事務 担当者会議
  平成29年7月6日
  道民活動センター7階710会議室
  午後1時30分より
※ にっしんれん収益事業所 本社、小林部長による講話があります。

   
 
   
 
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】などの窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話 : 011(252)1233   FAX : 011(252)1235

   
 

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

   
 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会 員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提 示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで 201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引き で購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車 がありますので、窓口でご確認 ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの 男性 60 歳・女性 55 歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円
    (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月 27 日〜5月6日
  ・8月 11 日〜8月 20 日
  ・ 12 月 28 日〜1月6日
▼割引率
  新規会員

  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜 20 回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お 申込から2〜3週間程度の時間 が必要となりますので、予めご 了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前か ら可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
  各地区・各市の身体障害者福祉協会及び下記へお問合せください。
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

    みなさまのご家族やご近所の視覚障がい者の中で、耳の聞こえが悪くなってきている人、あるいは聴覚障がい者の中で、目が見えなくなってきている人はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、登録手続き等は、 下記へお問合せください。
【申し込み・問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


   
 
   

   要約筆記者派遣事業について

 

  平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がス タートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


   
 
   

文芸

  俳句
 

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 俎板(まないた)に鱗(うろこ)貼りつく寒作り
・ 頼(たよ)られことは昔や日向(ひなた)ぼこ
・ 燦々(さんさん)と氷柱(つらら)の先一雫(しずく)

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 春待たず長き旅終(お)え兄逝(ゆ)けり
・ 初彼岸偲(しの)べば優(やさ)し兄の顔
・ お守りにそっと手を置く受験生

猿払村 菅野 吉男(すがの よしお)
・ 毎日の新聞記事が読む薬
・ さようなら言わずに消える無人駅
・ 今日も又体調報せる血圧計

  短歌
 

室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
・ ご来光(らいこう)(くわ)え(うつく)し富士の
      家族で拝(おが)む(きち)縁(えん)(つな)で
                        加美山 吉胤(かみやま よしたね)
毛糸に(かか)わる取(あやと)りに
      楽しく遊ぶ晴れ着の
                        一の関 綾子(いちのせき あやこ)
(ぬ)いぐるみ抱(だ)いて寝る孫屋隅(すみ)で
      分(せつぶん)はしゃぎ疲れた様
                        縫部 節子(ぬいべ せつこ)
[太字部分がお名前になっております]

石狩市 伊藤 雍二(いとう やすじ)
・ いちにちと春の兆(きざ)しが見えはじめ
      老いの身なれど心和(やわ)らぐ
・ 朝早く小鳥の声で眼を覚(さ)ます
      ベランダの餌(えさ)早く出してと
・ 生きがいは麻雀(まーじゃん)将棋(しょうぎ)のボランティア
      何時(いつ)の間にやらもう二十年

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 長男の役目をしっかり終えた兄
      死出(しで)の旅路(たびじ)に風花(かざばな)は舞う
・ 凪(なぎ)の海命は二つとないけれど
      海を渡って兄に会いたい
・ 春告(つ)げる鰊(にしん)焼く香(か)のなつかしく
      群来(くき)のニュースに希望ふくらむ

深川市 小泉 善次(こいずみ ぜんじ)
・ この雪も春ともなればどこに行く
      千千(ちぢ)に分かれて旅の空えと
・ 朝ぼらけいてつく霧も春ちかし
      松の氷柱(つらら)はうれし涙か
・ 名残雪(なごりゆき)千千(ちぢ)に別れて旅立てば
      和草(にこぐさ)なかにカタクリの花

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1)投稿は新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3)一般読者が読みにくい漢字には必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858

 
 
   
 

【人事発令】
退 職
平成29年3月31日付け

    書記 (嘱託職員) 竹島  智美
採 用
平成29年4月11日付

    書記 (嘱託職員) 池田 理佐子