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北海道身体障害者新聞(第756号)

   

 第66回障害者自立更生等厚生労働大臣表彰

 岩見沢身体障がい者福祉協会 三宅 睦男 会長

 

  身体障害者の社会参加の促進のため、率先して障害者対策(事 業)を実施し、その内容が特に 顕著であると認められる「身体障害者等社会参加促進功労者」 として、岩見沢市身体障がい者福祉協会の三宅 睦男(みやけ むつ お)会長が、 平成28年12月6日、東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎にて表彰されました。
  昭和48年に岩見沢手話の会を設立し、初代会長として手話普及に尽力された三宅会長は、昭 和57年から岩見沢市障害者相談員などを務め、就職相談などに 応じてきました。
  平成20年からは岩見沢市身体 障がい者福祉協会の会長を務 め、パークゴルフ大会の発展など、生きがいづくりや社会参加の促進に現在も尽力されています。
  「仲間のために取り組んできたことが評価され嬉しい。支え てくれた多くのボランティアのおかげです。今後も障がい者の社会参加の促進を、皆と一緒に取組みたい」と話されました。
  これまでのご尽力と社会的な貢献に深く敬意を表しますとと もに、今後もお元気に活躍されることをお祈り申し上げます。

   
 
   

  平成28年度
  障害者社会参加推進協議会総会の開催

 

  2月21日(火)道民活動セ ンタービルにおいて、平成28年度障害者社会参加推進協議会総会 が開催されました。
  障害者社会参加推進協議会は、身体障害者部会、知的障害者部会、精神障害者部会の3部会が設置されており、障害者福祉団体の代表者、学識経験者、 行政機関の代表者が委員となり構成されており、当日は10団体14名が出席しました。
  北海道身体障害者福祉協会 泉 司( いずみ つかさ )常務理事の座長の下、8団体より「平成28年度障害者社 会参加推進事業実施状況」の報告がありました。
  続いて、北海道保健福祉部保健福祉局障がい者保健福祉課 加藤 直樹( かとう なおき )主幹より、平成29年 度北海道の障がい者社会参加関連事業の概要についての説明、 最後に、北海道労働局職業安定 部職業対策課 池田 憲浩( いけだ のりひろ)地方 障害者雇用担当官より、平成28年障害者雇用状況(通称6・1 報告)集計結果について、北海道の民間企業における障害者の実雇用率は、全国1位であること等、詳細な説明がありました。
  審議中は活発な質疑応答、意 見交換が行われ、総会は終了し ました。

   
 
   

  2016年度全国統一要約筆記者認定試験の実施

 

  2月19日(日)道民活動センタービルにおいて、2016年度全国統一要約筆記者認定試験 を実施しました。
  対象となるのは、平成25 度から27年度に、要約筆記者補習講習を修了した要約筆記奉仕員の方で、当日は16 名が受験しま した。
  試験開始前、10時から用意した控室には、早くから受験者が集まり、テキスや過去の問題集を開いて最後の復習をする姿が見られました。
  12時30分に試験会場が開場と なり、 13時から当日の予定等の説明。
  13時10 分、全員共通の筆記試 験に挑戦しました。
  60分の試験時間は、今年もまた鉛筆の音が、最後まで鳴りや みませんでした。
  14時25分から手書きの実技試 験を開始。
  対象の受験者15名(手書きのみの受験者12名、パソコンと両方3名)は、約25分間でノート テイク、OHC用ロール紙の2問の実技に挑みました。
  続いて、15時5分からパソコ ン実技試験となり、対象者4名 (パソコンのみ1 名、両方3名) は、手書き実技試験同様、約25分間で2問の実技に臨みました。
  合否は受験者本人宛に通知 し、合格者には合格証書が送付 されます。
  今年も新たな要約筆記者の誕 生が期待されます。

   
 
   

  ~北身協からのお知らせ~

 

  北海道身体障害者新聞は、 会員の皆さまのご協力を得 て、毎月1回発行しておりま す。
  第三種郵便物でありますので、以下につきましてご協力をお願いいたします。
1 内容の改変、加筆を行わ ないでください(広告欄を 含む)。
2 複数月分をまとめて発送 しないでください(当月分 一部のみ)。
3 北身協新聞に他の印刷物 を同封しないでください。


   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

    みなさまのご家族やご近所の視覚障がい者の中で、耳の聞こえが悪くなってきている人、あるいは聴覚障がい者の中で、目が見えなくなってきている人はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 左記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


   
 

  盲ろう者通訳・介助員養成講座について

    平成29年度は、厚生労働省より通知された「盲ろう者向け通訳・介助員養成カリキュラム」に基づき、必修科目42
時間の養成講座を開催します。
  日程・カリキュラム等、詳細が決定しましたら、道内各市町村・関係機関へご案内の他、当協会ホームページにも掲載いたします。

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会 員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提 示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで 201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引き で購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車 がありますので、窓口でご確認 ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの 男性 60 歳・女性 55 歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月 27 日〜5月6日
  ・8月 11 日〜8月 20 日
  ・ 12 月 28 日〜1月6日
▼割引率 新規会員
  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜 20 回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お 申込から2〜3週間程度の時間 が必要となりますので、予めご 了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前か ら可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   
 
 
   

  ご紹介します
          乙部町役場より

    この度、乙部町総務課地域振興対策室 石川室長より、以下のご案内がありましたのでご紹介いたします。
  「乙部町を含む檜山管内では、平成28年度から、バリアフリーレジャー事業を推進しており、各町で、少しずつですが、トイレや公共施設、観光施設等のバリアフリー化に着手しております。
  乙部町におきましては、「海のプール」と呼ばれる海水浴場に車椅子のまま海に入ることができるオフロードタイプの車椅子を用意したほか、仮設ではありますが、車椅子の方も利用できるトイレ、更衣室も用意いたしました。
  また、平成29年夏には、海の中まで安心して降りることができるスロープも設置し、障がいのある方がお一人ではもちろん、ご家族でも楽しんでいただける施設となるよう、取り組みを進めているところです。(※1)
  さらに、乙部町には、全国的にも珍しいバリアフリーホテルが平成27年4月にオープンし、このホテルを拠点とし、皆さんに檜山管内に来ていただき、楽しんでもらいたいと考えているところです。(※2)」
  詳細はホームページでもご覧いただけます。
※1
「乙部町バリアフリービーチ」で検索
※2
「乙部町バリアフリーホテル」で検索
檜山振興局内の
バリアフリーレジャースポットは、
「ひやまバリアフリーレジャー事業」で検索

   
 
   

  北海道からのお知らせ
  〜 身体障害者手帳をお持ちの皆さまへ 〜

 

 平成29年7月から身体障害者手帳情報のマイナンバー制度による活用が始まります。
  制度の円滑な運用には、手帳情報の正確な登録が不可欠です。
  あなたやご家族がお持ちの身体障害者手帳をご確認ください。
  次の場合は届出や再交付申請が必要になりますので、早めのお手続きをお願いします。
「届出」が必要なもの
①氏名に変更があったとき
②同じ市町村内で住所が変わっ たとき
③他の市町村から転入したとき
④お亡くなりになられた方の古い手帳があるとき
「再交付申請」が必要なもの
①何らかの事情で手帳を2冊お持ちのとき
  (例)番号の違う2冊の手帳、 「障害名」「住所」など内容の違う2冊の手帳
こんなときもお問い合わせください
①障害程度等が変わったとき
②手帳を紛失して手元にないとき
③手帳が汚れたり破損して文字 や顔写真が不鮮明になってい るとき
【届出・お問い合わせ窓口】
  お住まいの市町村役場の身体 障害者福祉担当課>

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】などの窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話 : 011(252)1233   FAX : 011(252)1235

   
 
   

  市協会・地区協会・町村協会からの
               お便りを募集しております

 

  新年度を目前に控え、会員の皆さまにおかれましては、各種事業計画を立案中かと思います。
  地域福祉活動・スポーツ活動・研修会・講習会等の様子や、「こんなユニークな取り組みをしています」というアイデアを、是非お知らせください。
  北海道はその広大さゆえに、他地域の協会活動をなかなか知ることができないのが現状です。
  紙面を通して、情報を発信してみませんか。
  皆さまのご投稿をお待ちしております。
  写真も大歓迎いたします。

   
 
   

文芸

  短歌
 

深川市 小泉 善次(こいずみ ぜんじ)
・ 早いもの大寒おわり如月(きさらぎ)だ
      春の日差しがそっとちかずく
・ 電線にさみしいそうに止まってる
      我と同じか孤独な鴉(からす)
・ 雀(すずめ)二羽何を話していたのかな
      右と左りに別れて飛んだ

室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
・ 雪の舞い降(お)り踊(おど)る鶴居(つるい)
      赤い(たん)冠(かん)丹頂(たんちょう)親
                        中村 戴子(なかむら たいこ)
雪降る馴鹿(となかい)橇(そり)でサンタ来る
      ークョーに揃(そろ)いの帽
                        小鹿 トシ子(こじか としこ)
里の辺(かわべ)の広場髙野(こうやまき)
      イルミネーション供等集(つど)う
                        古川 槇子(ふるかわ まきこ)
[太字部分がお名前になっております]

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 南では桜(さくら)開花の予想あり
      新幹線が乗せ来る季節
・ 熊よけの鈴と樏(かんじき)背に夫
      シャッターチャンス求めて山へ
・ 雪像をくずす姿に幼(おさな)き子
      「なぜこわすの・雪は消えるのに」

  俳句
 

岩見沢市 池田 敏雄(いけだ としお)
・ ふるさとの原燦(きら)めきて雪浄土
・ 窓際に寄りて茶房に雪を聞く

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 賞味期限のばし余生の雛(ひな)を抱(だ)く
・ 冬ざるる色を沈(しず)めしゴルフ場
・ 雪見までおまけの付きし露天風呂

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 母の味姑(しゅうと)の味や雑煮(ぞうに)膳
・ 福笑ひ幸せ刻(きざ)む笑い皺(しわ)
・ 棒針に拾ふ去年(こぞ)の目今年の目

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1)投稿は新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分も記入をお願いします。
3)一般読者が読みにくい漢字には必ずルビを付けていただきますようお願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858