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北海道身体障害者新聞(第745号)

   

  第4回理事会(平成28年度予算理事会)の開催

 

  3月17日(木)道民活動センタービルにおいて、第4回理事会が開催されました。
  当日は理事7名と監事1名が出席しました。
 冒頭、赤坂 勝( あかさか まさる)会長より出席のお礼と円滑な進行の協力依頼の挨拶の後、議案審議となりました。
●1号議案  平成28年度事業計画について
  加盟団体における会員の高齢化と会員数の減少が続いている中で、それぞれの地域での会員の増員に向けた取り組みの強化を図ることを目的とする認識のもとに、加盟団体活性化のための事業支援(雇用促進・社会参加支援事業等)の拡大実施と、協会運営の更なる基盤固めのための事業計画について、審議の後、承認されました。
●2号議案  平成28年度収支予算について
  平成28年度各種事業予算・法人会計予算についての説明の後、質疑応答を経て承認されました。
●3号議案  その他
  4月1日施行の障害者差別解消法について、広く啓蒙していくために、当事者団体としての在り方について、活発な協議が行われました。
  以上で全ての審議が終了し、散会となりました。

   
 
   

  2015年度全国統一要約筆記者認定試験の合格発表

    2月21日(日)に実施した2015年度全国統一要約筆記者認定試験の結果が発表になり、北海道からは、手書き4名、パソコン3名、合計7名が合格しました。
  合格の基準は昨年と同様に、筆記試験120点(200点満点)、かつ実技試験において2問とも70点(100点満点)以上が合格ラインでした。
  全国の受験者数は1141人で、内訳は、手書き実技が688人、パソコン実技が573人(両方受験した人120人)でした。
  全国の合格率は、手書き実技が28%(前年度34%)、パソコン実技が29%(前年度41%)、北海道の合格率は全体で20%と全国平均には及びませんでしたが、晴れて合格した7名は、北海道の登録要約筆記者として、ます
ますの活躍が期待されます。

   
 
   

  平成28年度要約筆記者養成講座第2回・第3回カリキュラム・日程等検討会議の開催

   3月13日(日)に第2回目、4月3日(日)に第3回目の要約筆記者養成講座カリキュラム・日程等検討委員会を開催しました。
  厚生労働省が定める「要約筆記者養成カリキュラム」による全84時間以上の講座を、今年度は前半42時間の実施をすることとなり、スケジュールと内容について話し合いを進めました。
  道内の聴覚障がい者、中途失聴者の福祉の向上、地域の社会参加の促進と援護の強化を図るための要約筆記は、年々要請が増加しており、更なる要約筆記者の養成のために、慎重な話し合いとなりました。

   
 
   

  北海道からのお知らせ

  〜 身体障害者手帳をお持ちの皆さまへ 〜

 

  平成29年7月から身体障害者手帳情報のマイナンバー制度による活用が始まります。
  制度の円滑な運用には、手帳情報の正確な登録が不可欠です。
  あなたやご家族がお持ちの身体障害者手帳をご確認ください。
  次の場合は届出や再交付申請が必要になりますので、早めのお手続きをお願いします。
「届出」が必要なもの
  ①氏名に変更があったとき
  ②同じ市町村内で住所が変わったとき
  ③他の市町村から転入したとき
  ④お亡くなりになられた方の古い手帳があるとき
「再交付申請」が必要なもの
  ①何らかの事情で手帳を2冊お持ちのとき
    (例)番号の違う2冊の手帳、「障害名」「住所」など内容の違う2冊の手帳
こんなときもお問い合わせください
  ①障害程度等が変わったとき
  ②手帳を紛失して手元にないとき
  ③手帳が汚れたり破損して文字や顔写真が不鮮明になっているとき
【届出・お問い合わせ窓口】
  お住まいの市町村役場の身体障害者福祉担当課

   
 
   

  障害者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
相談の対象
  道内全域(札幌市を除く)の障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、
【札幌あんしん相談(電話(633)1313)】などの窓口の利用をお願いします。
受付時間
平日(月〜金)9時から17時まで(電話または面接)時間外、土・日・祝日・年末年始はファックス又は留守番電話での受付となります。
定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週のの火曜日)、定例相談として弁護士による専門相談・助言を行います。
  弁護士相談を希望される場合は事前予約が必要で、その際、相談概要のほか、住所、氏名、連絡先などが必要となります。(相談の秘密は固く守ります。)
主な相談
  ・法律に関する相談
   例えば、身体・生命に関する相談、財産に対する侵害、相続関係、金融消費・契約関係、雇用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・知人・家族・親族との人権に関するトラブル
  ・その他必要な相談
受付・お問合せは
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会内
電 話 : 011(252)1233   FAX : 011(252)1235

   
 
   

  北身協 平成28年度事務分掌について

    一般社団法人北海道身体障害者福祉協会は、平成28年度の事務分掌を、これまで通り3名体制で業務を推進して参ります。
  何かと行き届かないことがあるとは思いますが、加盟団体及び会員の皆様には、これまで以上のご指導、ご鞭撻、ご協力をお願い申し上げます。
※  平成28年度 北身協事務分掌/PDF版

   
 
   
 
 
   

  地域からのお便り
         登別身障協会の新年会

 

  1月30〜31日、登別カルルス温泉ホテル岩井にて、登別身体障害者福祉協会の新年会を開催しました。
  温泉の日帰り、または市有施設での開催が恒例となっておりましたが、今年は一泊での開催となりました。
  参加した会員22名、登別市長小笠原 春一(おがさわら しゅんいち)様と登別市社会福祉協議会常務理事内藤 繁(ないとう しげる)様にもご出席いただきました。
  会員の今田 友一(いまだ ともかず)さんが96歳、奥様のヒデ子さんが94歳。
  そして当日がご夫婦の72回目の結婚記念日ということで、集まった皆さんでお祝いをしました。
  後日、今田ヒデ子さんからメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
  この度は、新年会の席上、私共の結婚記念日を盛大にお祝いしていただきありがとうございました。
  昭和19年1月31日、東室蘭駅西口の借家でつつましく式を挙げ、それ以来がむしゃらに生きてきて、いつの間にか70年を超えてしまいました。 あっという間の時間でした。
  その間、最愛の二人の息子にも先立たれ、初めて相手(夫婦)のあることを気づいたような気がします。
  「結婚記念日がわたしたちにもあったのだ」と…。(中略)
  ここ10年ほど前からは、二人で温泉でゆっくりと一泊。美味しいものを食べ、温かい温泉につかり、それで満足してきました。
  この度、皆様にお祝いしていただいたのが、私たちにとっては最大の結婚記念日となりました。
  只々厚く感謝を申し上げます。
  夫96歳、私94歳。健康で皆様のお仲間にしていただいたこと、日々、最大の喜びと思っております。
  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

    みなさまのご家族やご近所の視覚障がい者の中で、耳の聞こえが悪くなってきている人、あるいは聴覚障がい者の中で、目が見えなくなってきている人はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要 となりますので、手続き等は、 左記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会 員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提 示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで 201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引き で購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車 がありますので、窓口でご確認 ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの 男性 60 歳・女性 55 歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月 27 日〜5月6日
  ・8月 11 日〜8月 20 日
  ・ 12 月 28 日〜1月6日
▼割引率 新規会員
  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜 20 回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お 申込から2〜3週間程度の時間 が必要となりますので、予めご 了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前か ら可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  要約筆記を活用してみませんか

 

  要約筆記は、話される内容をその場で文字にして聴覚障がい者に伝える情報保障です。
  中途失聴者・難聴者はもちろん、高齢難聴の方などにもわかりやすい方法です。
  当協会では、お住まいの近くの要約筆記奉仕員サークルをご紹介します。
連絡先】
 〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  文芸

    俳句
 

下川町 平  義信(たいら よしのぶ)
・ 辞せる客あっと失せたり雪しまき
・ 手折る人なかりて寂し猫柳
・ わが町に凍れレジェンドソウアート

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 雪卸(おろ)し下界の人にねぎらはれ
・ 三寒(さんかん)に籠(こも)り四温(しおん)に落ち着かず
・ 除雪車の回轉灯(かいてんとう)に夜明星(よあけぼし)

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 人の世に臆(おく)する事なし鳥(とり)渡る
・ 独裁(どくさい)の九条許さず亀鳴けり
・ 入学の子に母親の試着室

    短歌
 

新ひだか町 もり みかげ
・ 白樺(しらかば)の枝先(えださき)が描(か)く抽象画(ちゅうしょうが)
      蒼空(あおぞら)に揺れ線を引きゆく
・ 新しき矯正靴(きょうせいぐつ)を玄関に
      心が弾む春への一歩

石狩市 伊藤 雍二(いとう やすじ)
・ 少しだけ春の兆しの見えはじめ
      ぬかるみ避けて歩く老いの身
・ 傘寿(さんじゅ)なり車換えようか迷ってる
      老妻(つま)が乗るから赤いの買ってと
・ 親元を離れて初孫進学校へ
      希望叶って薬科大学

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 遠山の雪(ゆき)眺(なが)め立つ桜の木
      春の妖精(ようせい)ささやきかける
・ さめざめと泣いた夢見る亡母(はは)の手の
      温(ぬく)もり我が手に春彼岸(はるひがん)来る
・ くしゃみする孫に風邪かと問いかける
      噂(うわさ)の人よと笑って答える

室蘭市 渡部 忠雄(わたなべ ただお)
・ 母の優しく寄り添う牧(ぼくじょう)で
      別離(べつり)の期(じき)は(こ)馬(うま)は知らず
                        馬場 時子(ばば ときこ)
盛(いまさか)り染吉野(そめいよしの)の夜桜(よざくら)を
      着(あいちゃく)浴衣(ゆかた)親で花見
                        今井 愛子(いまい あいこ)
・ 出初(でぞ)め(しき)鳶(とび)の軽業(かるわざ)仰(あお)ぎ
      賀(けいが)を祝(いわ)う梯(はしご)乗(の)り技(わざ)
                        式見 慶子(しきみ けいこ)
[太字部分がお名前になっております。]

 
 

文芸に投稿される方へのお願い
1)投稿はできるだけ新聞発行月の前月末までにお願いします。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分も記入をお願いします。
3)一般読者が読みにくい漢字には必ずルビを付けていただきますようお願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858