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平成27年度
盲ろう者通訳・介助員養成講座の開催(後半)
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★ 10月17日(土)
10:00 〜 12:00 通訳・介助員の 心構えと倫理
前回の終了時、受講者を3つのグループに分け、「通訳・介助員の役割とはなにか」 「通訳・介助員に必要な知識と技術はなにか」 「通訳・介助員としての心の姿勢、マナーはどうあればよいのか」というテーマが課され、この時間はそれぞれのテーマのグループ討議からスタートしました。
グループ討議でまとめられた意見を代表が発表し、後半は全体で活発な討議が行われました。
13:00 〜 17:00 盲ろう者通訳技術の基本・場面別(階段)移動介助技術
ペアの一人がアイマスクを装着し、介助員が音声のみで視覚情報等を伝える実習を行いました。
次に行われた階段での移動介助実習では、安心・安全な移動介助のための基本的な技術を習得するために、何度も練習する受講者から熱意が感じられまし た。
★ 10月18日(日)
10:00 〜 12:00 盲ろう者のコミ ュニケーション技法と留意点 (点字ブリスタ)
盲ろう者のコミュニケーショ ンの一つである点字の基本的な技術を習得しました。
13:00 〜 17:00 場面別移動介助 実習(屋外)
これまで実践してきた基本的な移動介助技術を踏まえ、屋外での実習を行いました。
普段は何気なく通ることができる歩道や横断歩道でも、移動介助では注意を払わなければならないことが数多く、最初は緊張していた受講者でしたが、後半は、落ち着いて周囲の状況なども伝えられるようになり、笑顔で歩くペアも見られました。
★ 10月31日(土)
9:30 〜 11:30 通訳・介助員派 遣事業とその業務
当協会常務理事・事務局長 泉 司より、地域生活支援事業についての説明と、北海道での盲ろう者の現状、盲ろう者通 訳・介助員派遣事業について詳
しい解説がありました。
12:30 〜 16:30 総まとめ(通訳 介助実習)
ペアの一方が盲ろう者役(疑 似体験セット着用)となり、お弁当(パン)を買いに行くという想定の実習を行いました。
一度目の実習後、「自分が買い物に行ったという感じがしなかった」と盲ろう者役からの感想があり、講師から改善すべき点、そしてより良い通訳・介助に向けてのアドバイスがありま
した。
盲ろう者自身が判断、選択、そして決定することができるように、できるだけ多くの情報を伝えることが重要であることに理解を深めることができた最後
の実習となりました。
その後の閉講式では、札幌盲ろう者福祉協会 富樫 眞弓(とがし まゆみ)会長から受講者のみなさんへ激励の言葉があり、当協会常務理事・事務局長 泉 司より受講証明書が手渡されました。
本講座の開催にあたり、富樫 眞弓会長をはじめ、札幌盲ろう者福祉協会の皆さまに大変お世話になりました。 紙面を借りて感謝申し上げま す。
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盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について
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みなさまのご家族やご近所の視覚障がい者の中で、耳の聞こえが悪くなってきている人、あるいは聴覚障がい者の中で、目が見えなくなってきている人はいらっしゃいませんか。
当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいがある方にコミュニケーションや移動の支援を行う「盲ろう者通訳・介助員派遣事業」を行っています。
もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたします。
“利用料金は無料です”
なお、事前に利用登録が必要となりますので、登録手続き等は、左記へお問合せください。
【問合せ先】 〒060-0002
札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
電 話 : 011(251)1551 FAX : 011(251)0858
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障がい者110番
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道内全域の障がい者及び家族などの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
電 話 : 011(252)1233 FAX : 011(252)1235
弁護士相談
第4週の火曜日(要予約)
※札幌市内の方は「札幌あんしん相談」
電話(633)1313の利用をお願いします。
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文芸
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俳句 |
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豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 頂(いただき)に月傾けて浦眠る
・ うす味に慣れるも余生茸(きのこ)そば
・ 木の葉散るレストハウスの陶の椅子
滝川市 菅原 信子(すがわら のぶこ)
・ 冬枯(ふゆか)れや一色(いしき)に染まり雪化粧
・ 晩秋の枝に群がる雀かな
・ 秋惜しむ雪虫舞って息白し
室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 短日(たんじつ)や歳時記(さいじき)頼りの句作(くさく)かな
・ 寒紅(かんべに)を引いて華(はな)やぐ女の眼
・ 忘却(ぼうきゃく)と云う幸少し冬銀河(ふゆぎんが)
下川町 平 義信(たいら よしのぶ)
・ 秋気澄む二十階にて馳走の茶
・ 綿虫もミニ長城をひと巡り “(下川町民手製の万里長城)”
・ 炭酸水涸らすな里湯枯木道
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短歌 |
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室蘭市 渡部(わたなべ) 忠雄
・ 高砂(たかさご)や今日は目出度い高島田(たかしまだ)
幸せ勝(まさ)る賛美(さんび)の宴(うたげ)
砂田 勝美(すなだ かつみ)
・ 小夜(さよ)嵐(あらし)通り過ぎての栗拾い
食卓楽しみ調理也(や)如何に
小栗 卓也(おぐり たくや)
・ 渡る年辺りの事情奈何(いか)んせん
保健介助はナースの帽子
渡辺 奈保子(わたなべ なおこ)
[太字部分がお名前になっております。
室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 菊花展帰った夫の身体(からだ)より
黄昏(たそがれ)るまで菊の香(か)漂(ただよ)う
・ 嬉(うれ)しさの満ち来る思いに泪(なみだ)落ち
ビールの泡と一緒に飲み込む
・ 正月に新しい服着せたいと
夜なべの母のセーターなつかし
石狩市 伊藤 雍二(いとう やすじ)
・ 銀幕の華散りゆきて淋しかり
昭和の夢は遠くなりけり “(女優 原 節子逝去)”
・ 和歌の道訳のわからぬ言葉ありて
これぞ今の世ニューウェーブが
・ いつの世も新しきもの珍しく
もてはやす価値たれぞ決めるや
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文芸に投稿される方へのお願い
1)判読が難しい漢字には必ずルビを付して下さい。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分も記入をお願いします。
3)投稿はできるだけ新聞発行月の前月末までにお願いします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
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