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  北海道身体障害者新聞(第734号)

   

  北海道新聞社会福祉振興基金より感謝状の授与

 

  4月6日(月)、北海道新聞本社7階特別会議室において、公益財団法人北海道新聞社会福祉振興基金創立50周年記念式典が開催され、その中で、当協会が感謝状をいただきました。

  道内の社会福祉事業の振興を 図り、道民の福祉の向上に寄与 することを目的に1965年 (昭和 40 年)に設立された「北 海道新聞社会福祉振興基金」には、毎年多くの個人、団体、会社などから寄付が寄せられ、こ れらの善意は、各種の助成事業、 高校生などへの奨学金、社会福 祉法人の設備整備への低利貸し付け事業に使われています。
  当協会では昭和 56 年より、基金の奨学金給付の申請受付から選考までの事務業務を行い、こ れまで1,450人を越える奨学生に給付することができまし た。
  今回の記念式典の中で、北海道の社会福祉向上、並びに奨学 金給付など基金の基幹業務に長年協力してきた基金業務協力団体として、当協会が感謝状を授与されたものです。

   
 
   

  奨学生と父兄からの感謝のお手紙

 

  札幌市内の高等養護学校に通 う奨学生とご父兄から感謝のお 手紙が寄せられていますので、ご紹介します。

  「はじめに、いつも給付金を お送りいただきまことにありが とうございます。学校生活では、 毎日楽しく部活動や勉強などを して過しています。最近は4月から始めた同好会で仲間と一緒 に協力し合い、他校との練習試合で勝利を収めたりと、とても充実しております。また、勉学 の方では、様々な分野に富んだ 先生方、バラエティー豊かで優 しい先輩方、仲の良く気の知れ た仲間達に囲まれながら、充実 した毎日を過ごしています。
  そして日々精進しながら、将来の事を考え、それをゆっくり とですが、現実の物へとなるよ うに頑張っていきます。ただ頑張ると言っても、今の僕には、 まだ将来の目標を叶える事は出 来ません。ですから、目標に近 づけるように、これからもご支 援お願いします。他にも色々な 事をお伝えしたいのですが、も う行が無くなってしまいまし た。最後に一言、本当にありが とうございました。」

  「奨学金の給付、ありがとうございました。就学奨励費でまかないきれなかった通学用の靴やコートの購入や、長期休業中のデイサービス利用料、交通費などに使わせていただきまし た。休業中を含め、有意義に過す事ができ、大変ありがたくお礼申し上げます。
  現場実習や研修などで、働くという事に興味を持ち、自分な りに将来や卒業後の事を考え、 話すようになりました。
  高校に入学し、校内での生活、 寄宿舎での生活の中で、親としてもおどろく程成長している事を嬉しく思っています。
  本当にありがとうございまし た。」
  「この度は、息子を奨学生と していただきありがとうございます。息子は毎日楽しそうに学校に通っている様子で、こちらも安 心して見守っています。
  卒業後は、就労施設に入所で きるように、本人も、そして私 達保護者も頑張っています。本人は、将来働く事についてとて も意欲的で、明るいものとしてとらえています。
  本当にありがとうございまし た。」

  「奨学金を給付して頂きあり がとうございます。おかげ様で毎月の学校への諸納金も滞りなく支払いができています。
  学校生活では委員の仕事など積極的に行ったり、友達との会話を楽しんだり、有意義に過している様です。
  作業実習などのなかには、難 しい事もある様ですが、少しず つ克服しています。
  将来は『企業へ就職をして、 しっかり働いて一人暮らしをし たい』と本人は希望しておりま す。
  親としても、その様になってほしいと願っております。」

  (原文のまま記載しております が、個人情報保護のため省略部 分があります)
  毎日学校に通い、安心して勉学に励むことができる奨学生のために、今後も当協会は「北海道新聞社会福祉振興基金」に協力するとともに、奨学生の皆さんを応援し続けます。

   
 
   

   北鈴会第51回定期総会の開催

    平成 27 年4月 15 日(水)、道民 活動センタービルにおいて北海道 咽頭摘出者福祉団体(北鈴会)の 第 51 回定期総会が開催されました。
   松永 雅晴(まつなが まさはる)会長より、出席のお礼と活発な審議の協力依頼の挨拶の後、北海道保健福祉部福祉局障がい保健福祉課 遠藤 篤也(えんどう あつや)主幹より祝辞があり、続い て、一般社団法人北海道身体障 害者福祉協会会長 赤坂 勝の代理で泉 司常務理事が祝辞を 述べさせていただきました。
  その後、議長が選出され、審議された議案は、
・第1号議案 平成 26 年度事業報告ならびに収支決算の承認 について
・第2号議案 平成 27 年度事業 計画ならびに収支予算の設定 について
・第3号議案 役員改選定につ いて
  それぞれ報告と説明、質疑応答があり、議案は全て承認され、 総会は予定通り終了しました。

   
 
   

  平成27年度障がい者110番地方相談会のご案内

 

  心配事をお気軽に相談ください。 相談の秘密はかたく守ります。 費用は無料です。
  本年度の「弁 護士による法律相談地方相談会」は次のとお り実施いたしま す。
道央地区(倶知安町)
  7月 15 日(水) 10 時 30 分〜 14 時 30 分
  倶知安町保健福祉会館
   倶知安町北3条東4丁目
      担当 小田嶋 真悟(おだしま  しんご ) 弁護士
道東・道北地区(名寄市)
  8月 26 日(水) 10 時 30 分〜 14 時 30 分
  名寄市総合福祉センター
   名寄市西1条南 12 丁目
     担当 及川 啓紀( おいかわ ひろき )弁護士
道央地区(恵庭市)
  9月6日(日) 10 時 00 分〜 12 時 00 分
  恵庭市民会館 全道福祉大会恵庭大会会場
   恵庭市新町 10 番地
     担当 小田嶋 真悟(おだしま しんご) 弁護士
道南地区(八雲町)
  10月15日(木) 10時30 分〜 14時30分
  八雲町総合保健福祉施設 シルバープラザ
   八雲町栄町 13 ―1
     担当 及川 啓紀(おいかわ ひろき )弁護士
【事前申込み及び問合せ先】
  事前に、実施機関へ「お名前とご連絡先、障がい種別」を伝えて、お申込みください。 各会場、先着順とし、予定人 数を超える場合は、別の日の電話などによる相談で応じます。
【連絡先】 一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会(北海道障害者社会参加推進センター)
電 話: 011(251)1551 FAX: 011(251)0858

    
 
    
 
 
   

  平成27年度要約筆記者補習講習の日程について

    当協会では、平成25年度より要約筆記奉仕員を対象とした 「要約筆記者補習講習」を実施 しております。
  専門性の高い「要約筆記者」 の誕生及び指導者研修の受講により北海道に講師・指導者を育成することを目指すものです。
  第3回目となる今年度の日程は以下のとおりです。
開催日
  第1クール 8月 22 日(土) 23 日(日)
  第2クール 9月 26 日(土) 27 日(日)
  第3クール 10 月 24 日(土) 25 日(日)
開催場所
  札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル
講 師
  有識者による外部講師4名
  全要研派遣講師3名
2015年度全国統一要約筆記者認定試験
  平成 28 年2月 21 日(日)
   
 
   

  要約筆記を活用してみませんか

    要約筆記は、話される内容をその場で文字にして聴覚障がい者に伝える情報保障です。
  中途失聴者・難聴者はもちろ ん、高齢難聴の方などにも、わかりやすい方法です。
  当協会では、お住まいの近くの要約筆記奉仕員サークルをご紹介します。
  【連絡先】
  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
  電 話: 011(251)1551 FAX: 011(251)0858
   
 
   

  北海道身体障害者福祉協会よりおしらせ

    ◎平成 27 年度定時総会
  6月 14 日(日) 10 時 30 分 かでる2・7 520 会議室
  ◎平成 27 年度事務担当者会議
  7月9日(木) 13 時 30 分 かでる 2・7  730 研修室
  ◎第 64 回全道身体障害者福祉 大会恵庭大会
  9月6日(日) 恵庭市民会館 (恵庭市役所隣り)
   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  みなさまのご家族やご近所の視覚障がい者の中で、耳の聞こえが悪くなってきている人、あるいは聴覚障がい者の中で、目が見えなくなってきている人は いらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方 (盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の 方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要 となりますので、手続き等は、 左記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
    

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

 JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会 員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提 示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで 201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引き で購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車 がありますので、窓口でご確認 ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの 男性 60 歳・女性 55 歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月 27 日〜5月6日
  ・8月 11 日〜8月 20 日
  ・ 12 月 28 日〜1月6日
▼割引率 新規会員
  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜 20 回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お 申込から2〜3週間程度の時間 が必要となりますので、予めご 了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前か ら可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

障がい者110番

 

  道内全域の障がい者及び家族などからの悩み(法的手続 き、人権等に関する相談)に 対する、法律相談を行います。
費用は無料です。
  電 話 011 ( 252 )1233 FAX 011 ( 252 )1235
  弁護士相談 第4週の火曜日(要予約)
※札幌市内の方は 「札幌あんしん相談」
  電話( 633 )1313の利用 をお願いします。


   
 
   

◎身体障害者雇用促進・社会参加支援事業について

 

  要綱の( 10 )が新規事業として追加され、全道の身体障がい者に加盟団体の周知を図る活動 等となりました。    事業の詳細に関する問い合わせは、北身協事務局までお願い します。
  定時総会・事務担当者会議で も事業の説明をする予定となっ ております。
問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  文芸

    短歌
 

遠軽町 辻  恵子
・戦中を語り継ぐ人ら高齢に
   言葉少なにあの日を語る
・久に会う友と語りし出(い)で湯宿
   互いの苦労の汗を流しぬ
・滑(すべ)る道気遣(きづか)い歩き疲れたり
   弱視なるゆえ段差に惑(まど)う
・人生の四季折りおりを写すよに
   季節変わりの花に癒(いや)され
・手を伸ばし掴(つか)んでみたい満月に
   独り呟(つぶ)やく心のうちを

石狩市 伊藤 雍二(いとう やすじ)
・毎日のほんのささいな事さえも
   あの地おもえばしあわせな事
※東日本大震災で今なお避難所等で不自由な生活を余儀なくされている多くの方々の苦労を思えば、何不自由なく普通の暮らしをしている私たちは、どんな小さな事でも不満など言える筈がなく、今の暮らしに感謝をしなければならないのでは?!

室蘭市 池内 満里子
・晴れ上がる四月の街(まち)に選挙カー
     支持する人に一喜一憂(いっきいちゆう)
・満開の桜の下で語りたい
     友の便りに故郷(ふるさと)近づく
・少しだけ野菜作りの我が夫
     農夫の顔して空仰ぎ見る

室蘭市 渡部(わたなべ) 忠雄
(いわ)砕(くだ)く激流(げきりゅう)越(こ)えて渓(けいこく)へ
     のどかな舟小唄も出る
                        岩谷 ヨネ(いわや よね)
・蝦夷(えぞ)(しま)に決死(けっし)の覚悟(かくご)屯兵(とんでんへい)
     未知の開拓(とく)志(し)で支(ささ)え
                        島田 篤(しまだ あつし)
空(あおぞら)に気持ち晴ればれ彦(やまびこ)よ
     (しん)じる言葉(ことば)(われ)は聞きたい
                        青山 信吾(あおやま しんご)
[太字部分がお名前になっております。]

    俳句
 

岩見沢市 池田 敏雄
・教え継ぐ児を抱きつつ花見堂
・花の雲地には優しき人ばかり

室蘭市 池内 満里子
・一輪の桜添えらる寺の膳
・春潮(はるじお)の光満ち来る朝野球
・沈む魂(たま)戦艦武蔵(むさし)冴(さ)え返る

   
 

編集部からのお願い
1)投稿は、新聞発行月の前月末日までの受付といたします。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3)一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付すよう、お願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX : 011(251)0858