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  北海道身体障害者新聞(第732号)

   

  第4回理事会(平成27年度予算理事会)の開催

 

  平成27年3月5日(木)、道民活動センタービル7階750研修室において、平成27年度予算を決める理事会が開催されまし た。

  平成26年度期中に、委託事業のその他2として、函館市と委託契約した盲ろう者通訳・介助 員派遣事業と要約筆記者養成事 業は、平成 27 年度も引き続き契 約の見込みであり、さらに旭川市とも、平成27年度は要約筆記者養成事業の委託契約が締結される見込みとなりました。

  平成27年度は奨学金事業でも北海道ろうあ者奨学金事業と北海道明星奨学金事業を、道新コ スモス奨学金事業へ統合して行うこととなり、公益目的支出計画も内容が変更されます。

  身体障がい者福祉総合推進事業では、雇用促進・社会参加支援事業の要綱・要領に新たに 「全道の身体障がい者に加盟団 体の周知を図る活動等」を追加 して、加盟団体の活動の理解・周知を図ることを目的に、市協会や町村協会が積極的に企画立案・実行できる助成金の予算を盛り込みました。

  明日の障がい者福祉施策を担う若い世代の発掘に繋がるような北身協と加盟団体の活動が今後も行われるよう活発な審議が行われ、約2時間にわたる理事 会は終了しました。

   
 
   

  2014年度全国統一要約筆記者認定試験を実施

 


  平成27年2月22 日(日)、道民 活動センタービルにおいて、 2014年度全国統一要約筆記者認定試験が実施されました。
  平成 25年度または26 年度の補 習講習を受講した要約筆記奉仕 員のうち、 41名が受験しました。
  当日、早くから受験者が集まった控室では、テキストを開 いて復習する人や、過去の出題 傾向を分析する人、また他の地域のサークルとの情報交換をす る様子が見られるなど、要約筆記者を目指すみなさんの熱意が感じられました。
  12時30分に試験会場が開場と なり、受験者が移動。 13 時より試験の説明があり、13時5分から筆記試験(全員共通)が行われました。
  60分の試験時間は最後まで鉛筆の音が鳴り止まず、難易度の高さがうかがえました。 筆記試験が終了し、約 20分の休憩。
  実技試験は「手書き」と「パ ソ コン」に分かれて行われるため、「パソコン」のみの受験者6名は控室へ移動。
  「手書き」のみの受験者32名と 「手書き・パソコン両方」の受験者3名が会場に残り、実技試験の準備をしました。   手書き実技試験は、ノートテ イク、OHP用ロール紙の2問 が行われ、試験会場にはペンを走らせる音が響き渡りました。
  約 25分にわたる手書き実技試験を終え、手書きのみの受験者はここで終了。
  その後、約10分間の休憩時間にパソコンのみの受験者6名が試験会場へ戻り、パソコン実技試験の準備をしました。
  パソコンでの実技試験も、手書き実技試験同様約25分で2問出題され、キーボードを叩く音が鳴り続けました。
  15時30分、日程は無事に終了 し、帰路につくみなさんの、ほっとした表情が印象的でした。
  合否は受験者本人宛に通知 し、合格者には合格証書が送付されます。
  要約筆記者としての活躍が大 いに期待されます。
  当協会では、平成 27 年度も「 要 約筆記者補習講習」の開催を予定しております。詳細が決まり次第ご案内いたします。

   
 
   

  要約筆記奉仕員から要約筆記者へ

    当協会では北海道からの委託事業として、平成4年度より「要 約筆記奉仕員養成講座」を実施。
  その後平成11年4月に厚生労働省が「要約筆記奉仕員養成カ リキュラム」を定め、当協会では「基礎課程32時間・応用過程20時間の構成」による講座を平成12年度より実施しました。
  さらに平成23年3月、これまでの要約筆記奉仕員に加えて専門性の高い要約筆記者の養成を行うことを目的とした「要約筆 記者養成カリキュラム」を厚生労働省が定めました。
  必修講義44時間・必修実技30 時間・選択必修10時時間以上、 合計84時間以上の受講が必要な要約筆記者の養成のため、当協会では平成25年度より要約筆記奉仕員を対象とした「要約筆記者補習講習」を実施しておりま す。
  この「補習講習」を修了した者は要約筆記者の養成講習を修了した者に準じて扱われることになり、全国統一要約筆記者認定試験の合格者は「要約筆記者」 としての登録が行われるこ とになります。

   
 
   

  要約筆記を活用してみませんか

 

  要約筆記は、話される内容をその場で文字にして聴覚障害者に伝える情報保障です。
  中途失聴者・難聴者はもちろ ん、高齢難聴の方などにもわか りやすい方法です。
  当協会では、お住まいの近くの要約筆記奉仕員サークルをご紹介します。
【連絡先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

    
 
    

  障がい者110番

 

  道内全域の障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。

  電 話 : 011(252)1233   FAX : 011(252)1235
  弁護士相談
  第四週の火曜日(要予約)
※札幌市内の方は「札幌あんしん相談」
  電話(633)1313の利用をお願いします。

    
 
    

  北身協収益事業活用のお願い

 

  協会は、独自の財源確保の一環としてインターネットで収益事業を立ち上げております。
 収益金は、身体障害者福祉向上をめざす活動に有効に活用させていただいております。
  詳細はインターネットで”北身協”と検索してください。 

    
 
    

  コラム『さくら麺』

 

  桜の花を練りこんだピンク色 の麺(色をお伝えできないのが 残念です)はもちろん、あごだ しのスープも絶品です。
  ゆで時間が60 秒、1食あたり、たったの163キロカロリー、 調理も簡単なさくら麺は、季節限定商品です。
  この機会に、是非!

   
 
   
 
 
   

  平成26年度北海道障害者社会参加推進協議会総会開催

    平成27年2月24日、道民活動センタービルにおいて三障害10団体11名の参加を得て、平成26年度障害者社会参加推進協議会総会が開催されました。
  はじめに、北海道身体障害者福祉協会 泉 司 常務理事より開催の挨拶があり、北海道精神 障害者家族連合会 竹下信昭(たけした のぶあき)業務執行理事の座長の下、7団体が「平成26年度事業実施状況」を説明しました。
  続いて、北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課、遠藤 篤也(えんどう あつや)主幹より「平成27年度北海道の障がい者社会参加関連事業の概要」の説明、北海道労働局職業安定部職業対策課、稲垣信哉(いながき しんや)主 任より 「 平成26年障がい者雇用状況の集計結果」として、 北海道の民間企業における障がい者の雇用状況が、全国平均を上回る1・9%であること等の説明がありました。
 v最後に、北海道立精神保健福 祉センター 小島勝(こじま まさる))副部長より 「全国と北海道の自殺の状況」 について、資料に基づき解説がありました。
  その後、質疑応答及び意見交換が行われ、有意義な会議とな りました。
  今後の予定としては、平成27年8月に北海道社会参加推進協議会合同部会が開催される予定 です。
   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

    JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。
(一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  一人1,350円(入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率
  新規会員
  【初回〜3回目→2割引】
  【四回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳の到着は、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。期限を過ぎますと新規会員扱いになりますので、早めの更新手続きをお願いします。
申込・お問合せ先
  各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
   

  若い世代の聴覚障がい者の来訪

 

  2月下旬、聴覚に障がいがある男性のFさんが当協会へ来訪 されました。
  聴覚障がい者のためのコミュ ニケーション保障として、
① もっと要約筆記を広めてほ しい
② 要約筆記者を育ててほしい
③ 聴覚障がい者の社会問題を 理解してもらいたい
④ 補聴器に対する理解をして もらいたい
とご意見をいただきました。
  情報保障として「手話通訳」 は見る場面が多いことに対し て、「要約筆記」はその機会が 少ないのが現状です。   今後は、より多くの人、特に夜間や休日に活動が可能な若い世代の方々に、要約筆記を知ってもらえる機会や場面を紹介していけたらと考えています。
  また、Fさんはご自身の体験として、「補聴器をつけていても、言葉がわかるとは限らな い」ということもお話してくれ ました。
  補聴器をつけている方の中に は、例えばクラクションの音が聞こえるようにと、身を守るためにつけている人もいらっしゃ います。
  約 45分の短い時間ではありま したが、筆談と口話を通して、 貴重なご意見をいただきました。
  当協会としては、今後もみな さんのご意見を誠実に受け取 り 、情報を発信していきたいと 考えております。
  「こんなことを伝えてほしい」 「こんなことを知ってもらえた らいいのに」というご意見があ りましたら、ぜひお知らせくだ さい。
【連絡先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

   
 
    

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用登録申請について

 

  みなさまのご家族やご近所に「盲ろう者」の方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚の重複障がいがある方にコミュニケーション及び移動の支援を行う「盲ろう者通訳・介助員派遣事業」を行っています。
  もし、ご家族やご地域に「盲ろう者」の方がおられましたら、是非この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたします。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、登録手続き等は、下記へお問合せください。
問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858

先ず、ご連絡下さい。
あなたの自立と社会参加のお手伝いをします。


   
 
   

ご投稿をお待ちしております

 


 あとひと月ほどでゴールデン ウィークです。
  連休の予定が決まっている 方、これから計画を立てるとい う方、さまざまかと思います。
  また、心配事が多くて外出を ためらう方もいらっしゃるかと 思います。
  旅行会社や、航空・鉄道会社 ではバリアフリーデスクを開設 していることが多いようです。
  情報を上手に活用して、楽し い連休をお迎えください。
  また、楽しい思い出のご投稿 もお待ちしております。

   
 
   

  文芸

    短歌
 

石狩市 伊藤 雍二(いとう やすじ)
 ・夕焼けが
 ・綺麗に見える
 ・窓際で
 ・つい ほんわかと
 ・リッチにひたる
語呂合わせ(雪まつり)

 ・君のため
 ・沢山ためて
 ・のんびりと
 ・雲海めぐり
 ・見せてあげたい
語呂合わせ(北の海)

室蘭市 池内 満里子
・湯の宿でほろよい気嫌(きげん)のドンパ節
     思い出残し友は還らず
・講座でのあなたのいない空席に
     後姿の影求めいる
・吾も又鈍(どん)欲(よく)の一人開運の
     恵方巻き食べ福招(まね)きたい

室蘭市 渡部(わたなべ) 忠雄
世代(さんせだい)敬(うやま)いながら端(はしうら)で
     (えい)を銘記(めいき)し喜寿(きじゅ)を祝(いわ)わん
                        三浦 栄寿(みうら えいじゅ)
・大(だいしょう)のを眺める窓越しに
     旅を楽しむ食(しょくたく)の味(あじ)
                        小島 卓(こじま すぐる)
・春のどか筆(つくし)の芽出(めで)る片舎(かたいなか)
     今の庭先寝(ね)そべる猫(こねこ)
                        土田 朝子(つちだ あさこ)
[太字部分がお名前になっております。]

 
    俳句
 

室蘭市 池内 満里子
・白杖に芽生(めば)える春や心満(み)つ
・駄句(だく)なれど趣味に寄(よ)り添(そ)い春を待つ
・冬の空記憶をたどるはぐれ雲

滝川市 菅原 信子
・一枚の餅のごとくに雪は舞う
・父の手に丸く輝く鏡もち
・故郷(ふるさと)へ道一筋(みちひとすじ)の雪野原(ゆきのはら)

 

編集部からのお願い
1)投稿は、新聞発行月の前月末日までの受付といたします。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3)一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付すよう、お願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX : 011(251)0858