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北海道身体障害者新聞(第709号)

   

 平成二十四年度第三回理事会の開催

   〜平成二十五年三月十四日、札幌の道民活動センタービルにおいて一般社団法人北海道身体障害者福祉協会、第三回理事会が十三時三十分から開催されました〜
 

  当日は出席理事九名で、過半数を超えた理事が出席しましたので理事会は成立しました。
  併せて監事一名も出席。
  議事録署名人に赤坂会長、工藤監事に対し全員が了承。
  冒頭赤坂勝会長より、多忙の折、出席のお礼と理事会の円滑な進行の協力依頼の挨拶の後、議案審議となりました。

  概要は次の通りです。
  一号議案
  平成二十四年度管理費法人会計の決算見込みについて事務局より報告、質疑応答の後、承認されました。
  二号議案
  平成二十五年度各種事業予算・法人会計予算について、質疑応答後承認されました。
  三号議案
  平成二十五年度全道福祉大会(全国大会)の寄付金について寄付金の要請に全国大会予算書を提出することで了承されました。
  四号議案
  平成二十六年度全道大会開催地について
  第六十三回全道身体障害者福祉大会・函館大会として、平成二十六年七月二十日(日)開催で承認されました。
  その他
  日身連財政安定化に向けた対策案について賛助会員入会促進案(七つ)については否決を基本とすることで了承されました。
  初日最後は「振り返り討議と今日のまとめ」と題し参加者から一日の感想等を一人一人聞き講師が応答しました。

以上全ての審議が無事終了し散会となりました。

盲ろう者通訳・介助員養成カリキュラムについて

   〜「厚生労働省・社会援護局障害保健福祉部は、平成二十五年四月一日から施行される「障害者綜合支援法」において、地域生活支援事業の都道府県必須事業となる「盲ろう者向け通訳・介助員養成事業」はこれまで都道府県任意事業として実施されておりました。〜
 

  そのため、研修時間、研修内容等の養成カリキュラムは統一されたものがない状況でした。
  四月一日から都道府県の必須事業となることから「盲ろう者向け通訳・介助員養成カリキュラム」と「盲ろう者向け通訳・介助員養成研修会開催における留意事項」を定め実施するにあたり、通知内容を基本とすることとした。

  カリキュラムの概要
一、必修科目(四十二時間)
養成目標
  盲ろう者の生活及び支援のあり方についての理解と認識を深めるとともに、盲ろう者との日常的なコミュニケーションや盲ろう者への通訳・移動介助を行う際、最低必要な知識及び技術を習得する。
到達目標
  盲ろう者と一対一での外出(買い物・食事などに伴う外出)などの日常生活上の場面において、必要な通訳・介助を行うことができる。

二、選択科目
養成目標
  必修科目の研修修了に加えて、盲ろう者向け通訳・介助員の役割・責務などについて理解と知識をふかめるとともに、多様なニーズや場面に応じた通訳及び移動介助を行うに際し、必要な知識及び技術を習得する。
到達目標
  電車、バスなどの公共交通機関の利用を伴う外出や複数の者が参加する講演会、会議などの場面において、必要な通訳・介助活動ができる。

 
   

平成二十五年度要約筆記者補習講習実施について

 


  「要約筆記に関する検討につきましては、一般社団法人北海道身体障害者福祉協会が事務局として道及び関係団体と検討を継続しておりましたが、平成二十五年度から要約筆記奉仕員を対象とした要約筆記者になる為の補習講習を実施することとなりました。」
  概略は以下の通り。
▼講習時間・期間  三十六時間(六時間・六日間)
平成二十五年八月二十四日(土)
    〃    八月二十五日(日)
    〃    九月二十八日(土)
    〃    九月二十九日(日)
    〃    十月二十六日(土)
    〃    十月二十七日(日)
▼受講定員  最大三十名
  全日程受講で要約筆記者受験の方(申込み多数の場合は選考)
▼受講料    無料(但しテキスト代として四千円)
▼講習場所  札幌市道民活動センタービル
▼受講申込  初回はサークル若しくは地元市町村役場を通じて申込とする。
  (次回以降は個人宛案内予定ですのでご了承願います。)
【問合せ先】
札幌市北二条西七丁目  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
電話 011-251-1551
FAX 011-251-0858

 
   

障害者総合支援法の施行について

 


  平成二十五年四月一日(月)からこれまでの障害者自立支援法が改正され、新たに「障害者総合支援法」が施行されます。
  この改正は、障がいのある方の日常生活や社会生活を幅広く支援することを目指して実施するものです。これにより、新たに難病の方が障害福祉サービスなどの対象となり、心身の状況に応じて、入浴や食事などの居宅介護、就労に必要な能力を身に付けるための支援などが受けられるようになります。
  サービスを利用するには、お住まいの市町村役場保健福祉課に相談して下さい。
※これまでの「障害者自立支援法」
  *障害福祉サービス
「居宅介護」
  ヘルパーが自宅を訪問し、入浴、排泄、食事の介護を行う。
「短期入所」
  自宅で介護する人が病気などの場合に、短期間、夜間も含め施設で入浴や排泄、食事の介護を行う。
「就労継続支援」
  一般企業での就労が困難なひとへの働く場所の提供、就労に必要な知識能力向上のための訓練。
補装具
  車いすや歩行器などの購入と修理に必要な費用の支給
日常生活用具
  電気式たん吸引器やパルススオキシメーターなどの給付
  難病の方は自立支援法のサービスの対象でありませんでした。
  新たに難病の方がサービスの対象となります
難病
  全身性エリテマトーデスや重症筋無力症、パーキンソン病、など国が指定する百三十疾患

 
   

北鈴会平成二十五年第四十九回定期総会の開催

 


  北海道咽頭摘出者福祉団体(北鈴会)は平成二十五年四月十三日、札幌市身体障害者福祉センターで開催致しました。

  概略は以下の通り。
▼来賓祝辞
北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課 花岡祐志 主幹
北海道身体障害者福祉協会会長 赤坂  勝
札幌医科大学医学部 関 信彦 助教授
▼議案審議
第一号議案から三号議案迄無
事承認され終了致しました。

 
   

盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用登録申請について

 
 

  あなたのご家族や周りに視覚と聴覚に重複して障害のある方はいませんか。北海道身体障害者福祉協会では、このような方に対するコミュニケーションや移動等の支援を行う「盲ろう者通訳・介助員派遣事業」を無料で実施しております。
  是非、盲ろう者の方やご家族に、この事業を紹介して通院や買い物などで利用されるようにお伝え下さい。
 なお、事前に利用登録が必要となりますので、登録手続きなどはお問合せ下さい。
【問合せ先】
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
電 話 011-251-1551
FAX  011-251-0858
先ず、ご連絡下さい。
あなたの自立と社会参加のお手伝いをします。

 
 
 
   

 JRジパング倶楽部会員募集

 

 
  JRジパング倶楽部特別会員は身体障害者を対象とした特別会員制度を設けております。年会費が安く、年齢も低く設定されております。
▼入会資格
  身体障害者手帳の交付を受けている方で男性六十歳以上、女性五十五歳以上の方
▼年会費
  一人 千三百円
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入の乗車券が片道・往復・連続乗車のいずれかで二百一キロメートル以上の利用の場合二〜三割引きで特急券、急行券、グリーン券、座席指定席券などを購入できます。
  寝台料金等対象外もありますので窓口等でご確認下さい。
▼割引除外期間
  ・四月二十七日〜五月六日
  ・八月十一日〜八月二十日
  ・十二月二十八日〜一月六日
▼割引率
  新規会員  【初回〜三回目 = 二割引  四回目〜二十回目 = 三割引】
  更新会員  【初回から三割引】
▼ジパング手帳の到着
  申込から二〜三週間程度かかります。ご了承ください。
申込・お問合せ先
  各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
〒060-0002
札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル四階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
電 話 011-251-1551
FAX  011-251-0858

   
 
   

■中古パソコン貸与事業について■

 


  北海道身体障害者福祉協会は身体障害者の手帳の交付を受けている方及び福祉関係団体にパソコン貸与事業を実施しております。希望者は貸出申込書の提出が必要です。詳しくは当協会にご確認下さい。
  貸出料は無料で貸出期間は三ケ月となっております。
申込・お問合せ先
  各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
〒060-0002
札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル四階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
電 話 011-251-1551
FAX  011-251-0858

   
 
 

■生活訓練事業・社会参加支援事業実施計画書の提出について■

 


  標題の二事の計画書の提出については北身協第六十七号・六十八号にてご案内済ですが、加盟団体、関係団体におかれては提出済と思慮致します。
  提出締め切りは四月二十六日(金)となっております。実施予定があり、未だ計画書未提出の団体がありましたらご一報下さい。
  提出及び連絡がない場合は計画がないと判断致しますので宜しく御願い申し上げるとともにご協力願います。
申込・お問合せ・連絡先
〒060-0002
札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル四階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
電 話 011-251-1551
FAX  011-251-0858

   
 
 

■【地域からのお便り】への投稿を募集しています■

 


  この新聞は、北海道身体障害者福祉協会の会報として、地域の身障協会の元気な取り組みなどを掲載しています。加盟団体はもとより、地域の皆さんからのお便り(写真を含みます)をお待ちしています。どしどし投稿下さい。

   
 
 

 北身協事務分掌について

   平成二十五年度一般社団法人北海道身体障害福祉協会は左記の事務分掌の通り新体制、三名で業務を推進して参ります。何かと行き届かないことが多々あるとは思いますが加盟団体及び会員の皆様には今まで以上のご指導、ご協力を紙面を借りてお願い申し上げます。
 

 

北身協事務局事務分掌(PDF版)

   
 
   

■困りごと、悩みごとは「障がい者110番」へ■

 

 「札幌市を除く全道各地にお住まいの障がい者及びその家族の方」
 電話  011-252-1233
 Fax   011-252-1235

   
 
 

文芸

  短歌
 

室蘭市 渡部 忠雄
汐風のる浜でカンバスに
     絵も冴えるはま茄の花
             (渡辺 筆子)
報で祝い酒は御屋(おでんや)で
     話題は日を向いて
             (吉田 正明)
屏風飛び交う鳥潮風に
     夕映えるマスイチの浜
             (岩野  茂)
かおる庭先路は今は冬
     春の日を待つ雪帽
             (菊地 和子)
洞爺湖のに浮ぶは四小
      景勝と温泉ゆたか
             (中島  大)
花はく絆の仲間千羽鶴
     の出会い扇は踊る
             (咲間 千恵子)
(太字が姓名となっております)

室蘭市 池内 満里子
春嵐かつて歩いた思いでの黄色い
     靴と昔を語る夜(よ)
麻痺の身を哀しむ言葉はほしくない
     支える人に感謝の心
初彼岸師の遺(い)句集(くしゅう)をひもとけば
     やさしい顔で我を叱咤(しった)す

  俳句
 

室蘭市 池内満里子
遺(い)句集(くしゅう)のゆらぐ残り火初彼岸
喪の服の肩に重たし涅槃(ねはん)雪(ゆき)
亀鳴くや降る隕石(いんせき)と棲む地球

滝川市 菅原 信子
朝まだき人待ちわびる手をあわせ
祝福の虹七色に染まりゆく
フラヌイの湯けむり先は別世界

岩見沢市 池田 敏雄
尖(とが)る背と春風が押す車椅子
窓の外の軒(のき)の雫と囀(さえづ)りと

 
 

文芸に投稿される方へのお願い
1)判読が難しい漢字には必ずルビを付して下さい。
2)作品には、短歌、俳句、川柳の区分も記入をお願いします。
3)投稿はできるだけ新聞発行月の前月末までにお願いします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛