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北海道身体障害者新聞(第692号)

   

平成23年度 身体障害者・知的障害者
相談員等専門研修会を開催

   
 

9月12日、北海道から委託を受けて実施する
「身体障害者・知的障害者相談員等専門研修会」が、札幌市内の道民活動センタービル4階
大会議室で開催された。
当日は、全道各地から身体障害者相談員37名、知的障害者相談員9名、
地域相談員1名(計47名)が参加した。
概要は次のとおり。

【主催者挨拶と行政説明】
最初に、主催者である北海道福祉局障がい者保健福祉課長梅井治雄さんから日ごろの
相談員活動に対するお礼と、現在、北海道において取組んでいる第3期北海道障がい者福祉計画の
策定への協力依頼があり、さらに障がい者に対する道民の理解の促進と障がい者施策の一層の
充実に努めてまいりたいと挨拶があった。

続いて、「障害者相談員について」と題して同課主査古舘裕民(こだてひろたみ)さんから
最近の国の障害者制度改革の概要も含めて詳しい説明があった。

続いて、札幌弁護士会所属の高杉眞弁護士(村松法律事務所)から「障害者の権利と法律」と
題して、「障害者に関する法」、 「民事責任・刑事責任―責任を 負うことはどういうことか。」
、「障がいのある人をめぐる様々な事案」、「弁護士へのアクセス」に分けて、
具体的な事例を挙げながら、どのように対応すればよいのか、判りやすい説明があった。

【コミュニケーションナビゲーターによる講演・実技】
午後からはMIW工房コミュニケーション・ナビゲーターのあねたいみわこ姉帯美和子さんから
「心がけたいコミュニケーションのつぼ」と題して講義・実技演習が行われた。
受講者全員が胸元に名札を付けて、また、机を会場の隅に整頓して、全員が椅子に座りながらの
講義と実技となった。
特に実技では、隣の方とペアとなってコミュニケーションのとり方、感じ方などを学び、
眠くなる午後からの講義・実習が楽しい時間となった。

【受講者からのアンケート結果】
最後に、受講者から提出されたアンケート結果について、主な意見を紹介します。
多くの受講者から、分かりやすく勉強になった、中身が充実していた、久しぶりに良い研修を
受けることができた、などと好評でした。
その他に意見交換の時間があっても良かったと思う、できるだけ質問時間を設けて欲しい、
相談員の事例発表等があればよかった、制度改正によりどうなるかが心配などの意見もありました。
参加された相談員の皆さん、大変、苦労さんでした。

 
 
 
相談員連絡協議会総会
   
 

10月12日、相談員専門研修会(札幌市内で開催)の終了後、北海道身体障害者相談員連
絡協議会総会が開催された。
総会には14名の会員が出席され、議長には長万部町から出席された菅野文夫(すがのふみお)さん
にお願いし、議案審議が進められた。その結果、提案された平成22年度事業報告、決算報告、
監査報告並びに平成23年度の事業計画(案)、収支予算(案)は全て提案どおり承認されました。
なお、総会では会員から「来年4月1日から相談員委嘱が市町村長となると、来年度以降の
相談員専門研修会や相談員連絡協議会はどうなるのか」という質問が出されました。
事務局からは、「今後、情報収集に努めたい。」と、「また、その結果、相談員連絡協議会総会が
開催できなくなる場合は、幹事会を札幌で開催し、今後の対応等について検討をお願いしたい。」
と回答された。その他、「総会を6月の時期に開催して欲しい」などの意見も出されました。

 
 
   
   

全道身体障害者福祉大会推進委員会の実施

 

10月27日、道民活動センターで9月23日開催された第60回全道身体障害者福祉大会
千歳大会で提出された5つの要望について第2回大会推進委員会が開催され審議、
採択されました。
また、第62回大会の候補地の選考について協議されました。

 
   

北身協役員会の開催

 

10月27日、午後から北身協役員会が大関行政書士も同席し開催されました。
新法人移行に伴う新定款の理事会承認等について質疑、協議され承認されました。

 
   

北身協事務局人事

 

(7月31日付け)
退職 書記 引地 朋子
(8月1日付け)
採用 書記 岡本 耕侍
(10月31日付け)
退職 書記 松本 美由紀
(11月1日付け)
採用書記 橋ますみ

 
   

平成23年度盲ろう者通訳・介助員養成講座の受講者募集

 

1.受講対象
この講座は、盲ろう者(「視覚と聴覚について重複して障がいのある重度の盲ろう者
」をいいます。)の福祉に理解と熱意を有する者に対し、盲ろう者のコミュニケーション手段と
移動介助についての知識と技術等の講習を行うことにより、通訳・介助員を養成し、
盲ろう者の福祉の増進に資することを目的として行います。このため、受講対象者は、
この講座の全ての受講が可能な20歳以上の者で、
修了後、通訳・介助員として登録し、盲ろう者の通訳・介助の業務を担う意思のある方とします。

2.主催
北海道・北海道身体障害者福祉協会

3.協力
札幌盲ろう者福祉協会

4.募集定員
30名程度(養成講座の趣旨を踏まえて選考します。)

5.開催日時
平成24年2月10日〜2月12日の3日間

6.講座日程
下記のとおり。

7.受講料
無料。ただし、テキスト代等の自己負担(3,500円)があります。

8.募集期間
平成23年12月中旬〜平成24年1月中旬

9.申込方法
所定の申込書に必要事項を記載のうえ、申し込んでください。

10.登録手続き
最終日に「盲ろう者通訳・介助員」としての登録を行ないます。

11.申込・問合せ
社団法人北海道身体障害者福祉協会
住所 札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
電話011-251-1551 FAX011-251-0858
URL http://www.kokusinkyo.or.jp/


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パソコン教室の実施について

 

石狩市、石狩市総合保険福祉センターにおいて、10月24日から26日まで3日間で
パソコンの基本操作からワード、エクセル、インターネット等のテキストに
基づき実践しました。
6名の参加申込者全員が受講し、無事終了しました。

 
   

DPI北海道の募金御礼

 

第60回全道身体障害者福祉大会千歳大会の会場において加盟団体の会員の皆様には
DPI北海道の募金にご協力頂き誠に有難うございました

 
   

【地域からのお便り】への投稿を募集しています

 

この新聞は、北海道身体障害者福祉協会の会報として、地域の身障協会の元気な取り組みなどを
掲載しています。
加盟団体はもとより、地域の皆さんからのお便り(写真を含みます)をお待ちしています。

 
   

文芸

  短歌
 

釧路町 大道 恵美子
川添ひの水面貯木場近き町
         丸太ぶつかる津波のぶきみ
葬儀より帰る街中規制され
         一本のみの橋も渋滞
連絡のとれぬ子達の無事祈り
         TVニュースに涙し見入る


伊達市 古川 次子

杜鵑草の花は風呼びわれを呼ぶ
         とんぼすいすい神無月の昼
いちどきに雷と雹おどろきぬ
         十月小春の望月昇る
純白の大形の花夜の闇に
         浮かぶかに咲く「よるがお」の花


室蘭市 池内満理子

華やかな客船埠頭をはなれ行き
         夜空に三日月ぽつんと残る
風邪の身で見上げる窓の三日月は
         明日もあるよと微笑みかける
夕焼けが染めし海は美しく
         見知らぬ国へと旅愁いざなう

  俳 句
 

室蘭市 池内 満里子
その影の散るさびしさや夾竹桃
打楽器の孤独がゆれる秋思かな
詠む秋や駄句多くて無月かな

恵庭市 西島 明
背なさするだけの見舞いや鰯雲
残菊や母の齢の倍を生き
噴煙の湖ひとめぐり雪蛍

  川 柳
 

北広島市 本多 司
雪吊の彩に見とれた自信作
TPP行司なしでの大騒ぎ
苦も楽も越えて番いの止まり木に
湖畔宿水面に三枝子詩が呼ぶ
前向きにいきて悔いなき明日の風

江別市 戸原 寿夫
新状や忘れゐし歌詞思い出す
残暑なほ釣れて細見の魚ばかり
蔵の街左の肩へあきの蝉
ながらえて今年また焼く秋刀魚かな
山裾の空の青さの秋風かな

 
   

文芸に投稿される方へお願い

 

1.判読が難しい漢字には必ずルビを付してください。
1.作品には、短歌、俳句、川柳の区分記入願います。
1.投稿はできるだけ新聞発行月の前月末までにお願いします。

【宛先】060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センター4階
北海道身体障害者福祉協会 宛

 

中古パソコン貸出について

 

1.対象
身体障害者手帳の交付を受けている方及び社会福祉関係団体
1.利用申込
別に定める申込書が必要です。
詳細については左記へご連絡下さい
【問合先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センター4階
北海道身体障害者福祉協会
電話011-251-1551