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北海道身体障害者新聞(第689号)

   
北身協組織検討委員会
  〜新法人への移行に伴う定款の審議等〜
 

社団法人北海道身体障害者福祉協会(会長赤坂勝)は、八月四日、札幌市内の道民活動センタービルで
平成二十三年度第一回組織検討委員会が開催された。一般社団法人への移行に伴い新法人の定款を審議、
来年、四月一日からの新法人への移行スケジュールも承認された。その後、泉常務理事兼事務局長の
収益事業計画も審議された。

 
 
 
パソコン教室の開催案内
   
 

本年度も次の日程のとおり身体障がい者向けのパソコン教室(初心者が対象)を実施します。
希望者は北身局まで。

▼開催日及び開催地
・九月十二〜十四日 砂川市
・十月二十四〜二十六日 石狩市
・十一月九〜十一日 岩見沢市
・十一月十四〜十六日 登別市
▼定員
各会場とも十名程度
▼申込期日
九月二日
開催日の二週前の週末まで
▼申込先(北身協事務局)
電話011―251―1551
FAX011―251―0858

 
 
   

パソコン教室の実施について

 

帯広市、とかちプラザに於いて七月二十六日から二十九日まで四日間でパソコンの基本操作から
ワード、エクセル、インターネット等のテキストに基づき実践しました。
六名の参加申込者全員が受講しました。  (担当 川村)

 
   

平成二十三年度北海道善行賞

 

北海道では、平成二十三年度の善行賞の自立更生者六名と自立更生援護者五名を次の通り発表した。

【自立更生者(敬称略)】
阿部秀子(紋別市)、佐々木捨男(後志地区)、市原登美子(日高地区)、高野勝(留萌地区)、
川村誠(渡島地区)、及川誠一(帯広市)

【自立更生援護者(敬称略)】
高橋喜美栄(後志地区)、石原ルイ子(帯広市)、金谷昭五郎(小樽市)、山端文夫(上川地区)、
武田美智男(後志地区)

 
   

障害者社会参加推進協議会合同部会

  〜身体・知的・精神障害者の合同部会を開催〜
 

七月二十日、平成二十三年度北海道障害者社会参加推進協議会身体・知的・精神障害者の合同部会が、
札幌市内の道民活動センタービル会議室で開催された。この合同部会は、毎年、この時期に開催して
おり、今年度も障害者福祉関係団体の代表者、学識経験者、行政機関で構成される部会委員が一同に
会して、各団体における平成二十三年度の障害者社会参加推進事業計画並びに現状と課題などについて
報告・協議した。概要は次のとおり。


【概要】
今回は、二年ごとに行う委員改選後の最初の部会であったことから、議事に先立ち、各部会長が
選ばれた。身体障害者部会長には干野章人(ほしのあきと)氏(北海道肢体不自由児者福祉連合協会
常務理事・事務局長)が、知的障害者部会長には佐藤三洋(さとうみつひろ)氏(北海道知的障がい
福祉協会常務理事・事務局長)が、精神障害者部会長には合羽井徹(かわいとおる)氏(北海道精神
障害者家族連合会会長)が、それぞれ選任された。続いて合同部会議長に知的障害者部会長の
佐藤三洋氏が選ばれ、議長の進行で本年度の各障害者団体の事業計画並びに現状と課題について報告・
協議された。続いて北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課東秀明(あずまひであき)主幹から
北海道における障がい者社会参加促進関連事業について、その後、北海道労働局職業安定部職業対策課
楠健太郎(くすのきけんたろう)地方障害者雇用担当官から「北海道における障害者雇用の現状」に
ついて、それぞれ説明があった。

■北海道からの説明概要
今年七月の北海道議会で議決(補正議決)された平成二十三年度障がい者社会参加関連事業を中心に
説明があった。なお、次に掲げた事業以外は、本年三月二十五日付けの本紙に掲載した内容と同様
なので省略します。

身体障がい者関係
▽身体障害者補助犬育成事業 17,865千円
▽中途視覚障害者社会適応推進事業 2,000千円
▽視覚障害者情報提供施設運営事業 62,410千円
▽手話通訳者設置事業 51,838千円

身体・知的・精神障がい者関係
▽障害者スポーツ振興事業 52,652千円
▽市町村地域生活支援事業 856,166千円
▽地域活動支援センター等運営事業費補助金 194,858千円
▽障害者社会参加推進センター運営事業 5,818千円

精神障がい者関係
▽精神保健職親事業 11,417千円

■北海道労働局からの説明概要
北海道における障害者雇用状況について、直近の資料(平成二十二年六月一日)をもとに、
次のような説明があった。

民間企業における雇用障害者数及び実雇用率の状況
@雇用障害者数8,688,5人、実雇用率1.85%と過去最高を更新した。
(法定雇用率達成企業割合は、53.0%と過半数を超えたが、半数近くの企業が未達成となっている。)

ハローワークにおける障害者の職業紹介状況
@平成22年度の障害者の新規求職件数は、前年度を4.7%、就職件数は過去最高であった
 前年度を12.7%上回った。
A障害種別では、精神障害者が大きく伸び、初めて知的障害者を上回った。
B平成23年度においては、就職件数の目標を2,420件以上とし、きめ細かな職業相談・
 職業紹介、各種の雇用支援策により障害者の就職促進を図る。

 
   

地域からのお便り

  第44回十勝地区スポーツ大会
 

十勝地区身体障害者福祉協会にて毎年開催されるスポーツ体会が7月28日、本別町にて行われました。
十勝管内十七町村より五百五十名の参加者が集い、徒競争や町村対抗リレーなどを行いながら、
真剣な表情と笑顔の溢れる大会となりました。

今年も晴天に恵まれ三十度を超える猛暑の中、参加者達は汗を拭きながら、優勝を目指して白熱した
合戦が繰り広げられ、無事に大会を終えました。

結果は以下の通り。
【優勝】更別村
【準優勝】幕別町
【一位】音更町
【二位】池田町
【三位】中札内村

なお、平成二十四年度は士幌町にて行われます。

 
   

地域からのお便り

  砂川消防署の指導による訓練
 

平成二十三年七月八日、北身協の事業の一つである「平成二十三年度障害者社会参加総合推進事業」
(身体・知的障害者生活訓練事業)が砂川身体障害者福祉協会の会員さん十八名が参加し砂川消防署
にて実施されました。以下、砂川身体障害者福祉協会の伊藤事務局長の談話を紹介させていただきます。

〜消防職員のご指導のもと講話、心肺蘇生法を人形を使いながら心臓マッサージや人工呼吸、AEDの
操作方法を学びました。あまり目にする事の無い救急隊員のテキパキした訓練の様子を余すところ無く
見学させていただき改めて命の尊さを知る事ができました。また、消火器を使い正しい使用方法を学び
火災消火体験もさせていただきました。

安全対策や必要な知識を得たと同時に、防火意識への向上にも繋がり、会員一同有意義な時間を過ごし
研修を終えました。

 
   

第6回北海道ユニバーサル上映映画祭 HOKUTO2011

 

平成23年9月16日から18日、道南の北斗市総合文化センター(かなで〜る)で第6回北海
道ユニバーサル上映映画祭が開かれます。

「ユニバーサル上映映画祭」とは健常者と障がい者が共に楽しめる映画祭です。
主催者(北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会)では、誰でも気軽に映画を観に行くこと
ができるように、上映映画に日本語字幕・音声ガイド(副音声)・ミュージックサイン・補聴援助
システム(磁気ループ)、手話通訳・要約筆記・車いす席・託児所等を用意していますので、みん
なで楽しみましょう。

【上映映画の紹介】

9月16日(金) 16:00〜17:53 きなこ〜見習い警察犬の物語〜
9月17日(土) 10:20〜11:48 アイ・コンタタクト
  16:20〜18:19 パートナーズ
9月18日 (日) 11:00〜12:56 大地の詩−留岡幸助物語
  15:10〜17:19 武士の家計簿

【ユニバーサル上映映画祭企画】

9月16日(金) 13:00〜15:30 バリアフリー推進セミナーin 北斗
9月17日(土) 12:50〜13:50 ワークショップ 中学・高校生ワーク
ユニバーサルをかんじてみよう!つくってみよう!
  14:00〜16:00 映画祭セレモニーシアターフォーラム
文化芸術分野でのユニバーサルデザインの取り組み
−映画を通じてバリアフリーを創る−
  18:00〜 シネマパーティー
9月18日 (日) 14:00〜15:00 ワークショップ 小学生ワーク
ユニバーサルをさがしてみよう!

【シネマカフェ】
9月17日(土)〜18日(日)

【協同開催9月17日(土)】
北斗市福祉大会・北斗市福祉まつり

【連絡先(北斗地域)】
連絡先 北斗市総合文化センターかなで〜る
電 話 0138-74-2000
FAX 0138-74-2074 

 
   

文 芸

  短 歌
 

室蘭市 池内満里子
春蝉のいっせいに鳴く声やさし
          乗せ来る風の訪れ
咲く花の中に混じりし黒百合に
          大黒島の哀しい伝説
藍染の浴衣を肩に若き日の
          燃えたあの日の思い出浮かぶ

伊達市 古川次子
耳とおくなりたる夫婦のチグハグ
          会話おかしくかなしくもあり
どくだみの白き十字花夏至の夕
          咲きてびっくり「どこから来たの」
軒下の風鈴の音チリンチリン
          「入っておいで」と小窓を開ける
ブロックの穴に実生のフルーツ
          トマト買いし苗よ太く大きく

  俳 句
 

恵庭市 西島 明
海霧しづく賽ノ河原の石を積み
追悼や船の霧笛は海を這ひ
鎮魂の風のふところ蝉しぐれ

室蘭市 池内満里子
倖わせを心の中で更衣
露天にて夢買い求む水中花
庭に隅君影草の簿暮かな

  川 柳
 

北広島市 本多 司
一心同体ぴたり馴染んだ総入歯
監視だけされる携帯持たされる
瞑想に試行錯誤の変換キー
なでしこジャパン世界頂点目を見張り
葉桜の夫婦彩る愛きずな

芦別市 戸原 寿夫
薫風や球音に声湧きやまず
山藤のつぎつぎ迫る高速路
だれかれをとはずふるまふ新茶かな
五月晴れ小さな旅は路線バス
山一つ越えて又ある植田かな

 
   

文芸に投稿される方へお願い

 

一、投稿は、できるだけ新聞発行月の前月末までにお願いします。
一、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を記入願います。
一、読みにくい漢字には、ルビを付して下さい。
なお、短歌等の文芸区分は作品の前などに表示してください

【宛先】060―0002
札幌市中央区北二条西七丁目 道民活動センター四階
北海道身体障害者福祉協会 宛

 
   

記事の訂正

 

五月号及び六月号に掲載した石狩身体障害者福祉協会長の名前に誤りがありました。
次のとおり訂正するとともにお詫びを申し上げます。

(訂正後) 古泉利雄