社)北海道身体障害者福祉協会(赤坂勝会長・加盟団体五十一団体)は五月十九日(木)、
札幌市内の道民活動センタービルで通常総会を開催した。
この総会では平成二十二年度事業報告、収支決算報告及び監査報告を審議するとともに、
平成二十三年度の事業計画案、収支予算案、会費算定基準の見直し、福祉基金特別会計の
廃止が提案され慎重に審議された。続いて公益法人改革に関する協会決議が行われたあと、
役員改選が行われた。概要等は次のとおり。
概 要
開会宣言のあと、出席者全員で東日本大震災で亡くなった方と物故者への黙祷が行われた。
次に、赤坂 勝会長から開会挨拶があり、今回の東日本大震災で亡くなられた方々や多くの
行方不明者へ哀悼の意を表された。その後、当協会が直面している大変に厳しい財政状況
へ対応するため新しい事務局長を選考したことや、地域の疲弊した状況や当協会への加盟
メリットについても言及しながら、「いまの社会は、障がい者にとってある意味で共生社会に
近くなりつつあるが、これは身体障害者福祉法ができて六十年の経過の中で、これまで当協会
が継続して取組んできた運動展開によって勝ち得たものであり、今後とも皆さん方からの
様々な意見をいただきながら、中央に或いは道へ或いは厚生労働省の方へ訴えていかなければ
ならないと考えている。いろいろと厳しい状況はあるが、精一杯リストラなどを促進して
この協会が永遠に生きていけるような体制を作っていきたい」と挨拶された。
続いて来賓として出席いただいた坂本明彦様(北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課長)
及び鈴木諭様(日身連収益事業北海道地区担当所長)から御祝辞をいただきました。
続く祝電披露の後、議長団が選出(名寄身体障害者福祉協会会長 木村喜代志さん、
恵庭身体障害者福祉協会会長 鹿野等さん)され、資格審査の報告のあと、議事録署名人が指名
(苫小牧身体障害者福祉協会会長 西田清吾さん、石狩身体障害者福祉協会会長 古泉敏夫さん)
され、予定されている議案と報告事項の審議が行われた。
▼審議結果
@議案一号から二号(平成二十二年度事業報告、決算報告及び監査報告)は、
報告どおり承認された。
A議案三号から六号(平成二十三年度事業計画案、収支予算案、会費算定基準の見直し、
福祉基金特別会計の廃止)は、提案どおり議決された。
B議案七号(公益法人改革に関する協会決議)は、提案どおり「当面、一般社団法人へ
移行する」ことが決議された。
C議案八号(役員改選)は、事務局から法人改革を見据えて新役員は理事十名、監事二名
の体制としたいとの提案が了承された後、役員の選任方法を決め、選考委員が選ばれ
候補者を選考するなどの手続きを経て新役員が選出された。
続いて会長、副会長、常務理事の互選が行われた。
▼その他報告事項
@千歳身体障害者福祉協会会長伊東ミツ子さんから本年九月二十三日(金)に開催する
第六十回全道身体障害者福祉大会千歳大会へ大勢の方々が参加されるようPRが行われた。
A続いて、平成二十四年度第六十一回全道身体障害者福祉大会の開催地として予定している
釧路身体障害者福祉協会会長瀧山征治さんから来年に向け開催準備を進め、大勢の皆さん方を
迎えたい旨の報告があった。 |