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北海道身体障害者新聞(第802号)

   

  令和2年度盲ろう者通訳介助員現任研修

 

  9月 26日から開催しておりま した「盲ろう者通訳・介助員現 任研修」ですが、 11月1日に最終日となりました。
  午前は、札幌盲ろう者福祉協会事務局長の髙津潤子氏による盲ろう者通訳・介助員の「広域 派遣について」の講義でした。 盲ろう者が居住する市町村以外 の場所で、通訳・介助員派遣を利用できる広域派遣について、色々な事例を通して学びました。
  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の再確認から始まり、実際に自分が派遣依頼を受けた時にどうすればいいのか、配慮すべきことや注意事項などについて、 受講者からの声も聞きながら、 参加者一同で考えました。
  また、新型コロナウイルスの感染症対策として「自己防衛とマスク」についてお話もありま した。
  午後は、これまで学んだことをいかしての「屋外での食事介助」でした。
  盲ろう者の方との待ち合わせ場所から食事をする飲食店までの移動介助、食事・会話・交流 等の通訳介助、解散場所までの移動介助を行いました。
  これまで教室内での設定場面や座学などで学んできた内容や技術を、実際に外に出て、各自がそれぞれ学んだことや習得できているかの再確認です。
  実際の現場で緊張や戸惑いもある中、成功や失敗を経験し、受講生達にとって大変感慨深く有意義な時間となったようでした。 新型コロナウイルス感染拡大の中、通うことも大変な状況で したが、受講生からは「学んだ知識や技術を忘れてしまわないよ う、勉強や活動を続けていきたい。」という声が聞かれました。
  今回の研修はこれで終わりになりますが、これからのみなさんの活躍を期待しております。
  ※来年度は、「盲ろう者通訳・介助員養成講座」を開催予定です。
  みなさん、ぜひご参加下さい。

    
 
    

  国内便航空旅客機割引運賃について

 

  昨年10月より、国内便の航空旅客機が、身体障がい者の等級が何級でも介助者にも航空運賃の割引が適用されることになりました。
  厚生労働省より令和2年11月25日付け、各都道府県知事・指定都市市長・中核市市長あてに「障害者に対する航空旅客運賃の割引について」の一部改正について(通知)と題された通知文等が届きました。
  北身協としては、障がい者に対する航空旅客運賃の割引について、別紙のとおり、取り扱われることになりましたので、皆様、御了知の上で、各加盟団体・関係団体・障がい当事者に周知徹底を図るとともに、円滑な施行に特段のご協力をお願いいたします。
  ▼ 主な改正点
  「身体障害者・知的障害者・精神障害者の手帳交付を受けている満12歳以上の障害者は、障がいの程度に関わらず、手帳を有している方、全員に同一区間を満12歳以上の介護者と利用する場合は介護者1名まで割引運賃を適用する」というものです。
  http://www.hokusinkyo.or.jp/PDF/syougaisya-koukuuuntin-waribiki.pdf
  紙面の都合とホームページ容量の都合上、改正された新旧条文の詳細は省略させていただきます。

    
 
    

  障がい者110番

 

    障がいをお持ちの方ご本人及びご家族等からの悩み(法的手続き・人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、【障害者あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から17時まで(電話または面接)
  ※時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  毎月1回(原則第4火曜日)、定例相談として弁護士による専門相談・助言を行います。
  弁護士相談を希望される場合は、事前予約が必要で、相談概要の他、住所・氏名・連絡先等が必要となります。(相談の秘密は固く守ります)
  主な相談(相談料は無料です。)
  ☆法律に関する相談

  例えば、身体・生命に関する相談、財産に対する侵害、相続関係、金融消費・契約関係、雇用・勤務条件関係等
  ☆人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・知人・家族・親族との人権に関するトラブル
  ☆その他必要な相談
  【受付・問合せ先】
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

  注)この電話で即座に解決するものではありません。
  解決するために、どうするべきかを考える相談窓口です。

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  ご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の「視覚と聴覚に重複して障がいがある方(盲ろう者)」に、コミュニケーションや移動の支援を行う「通訳・介助員派遣事業」を行っています。
  身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたします。
“利用料金は無料です”
  利用登録が必要となりますので、下記へお問い合わせ下さい。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858
  ※ 札幌市内にお住まいの方は、札幌市身体障害者福祉協会(011(641)8853)へ、お問い合わせをお願いします。
  ◎ 北海道身体障害者福祉協会では、「盲ろう者通訳・介助員」の派遣は最も濃厚接触と言える活動であり、利用者も通訳・介助員も、お互いに清潔を保ち、活動中でも極力密集したスペースを避け、周囲の状況をいち早く捉えた行動に徹して、業務を行っております。

    
 
    
 
 
   

  中頓別町お土産品誕生

 

  ~蝦夷鹿角細工~
  中頓別町身体障がい者福祉協会では、デザイン・加工・製作をNPO法人砂川つばさの全面的な協力を得て、蝦夷鹿(えぞしか)角細工の商品が完成し、なかとんべつ観光まちづくりビューローで販売しています。
  「判子・ペン立て」、犬のおもちゃ「ワンワンガリガリ」、キーホルダー、写真立てなど、原材料(鹿の角)を余すことなく使用して多彩なアイデアによる作品作りを行っており、販路も日々拡大されております。
  ★作品の購入に関するお問合せ
  「一般社団法人なかとんべつ観光まちづくりビューロー」
  〒098-5113  北海道枝幸郡中頓別町字敏音知(ぴんねしり)72番地7
  電話 01634-7-8650  FAX 01634-7-8510

  中頓別町身体障がい者福祉協会のブランドとして収益活動に取り組んでおります。
  北身協では、これからも地域の様々な活動を紹介させていただきますので、是非とも情報や画像、その他なんでもいただければ、最大限の留意をはらって紹介させていただきます。
  各加盟団体が協力して地域ネットワークの構築に繋がれば、活動の幅も増していくものと思います。

   
 
   

  いまさら聞けないマスクETC

 

  (マスクの素材と布マスク)
  「家庭用マスクとは」

  カゼ、花粉対策や防寒・保湿などの目的で日常に使われるマスクです。素材や形状、サイズなども豊富で、フィルター性能と通気性のバランスがよいため、長時間に渡り、快適に使用できるのも特徴です。
  「家庭用マスク」の素材
  ガーゼタイプ・不織布タイプ
  主に綿織物を重ね合わせたマスクで、最近では中に特殊なフィルタを縫い込んで花粉などの通過を防ぐものも増えています。
  「布マスク」を使う人が注意すること
  ① 一日使ったマスクは、洗剤で洗って、ウィルスを落とす。
  ② 顔とマスクの間に、なるべく隙間を作らない。
  ③ 繰り返し使ってヘタったら、新しいものを使う。
  「布マスク」以外の感染予防も徹底する
  ① 手洗い・規則正しい生活。
  ② 集まらない。
  ③ 近づかない。
  ④ 閉鎖空間に行かない。
  「布マスク」のメリット
  ① 飛沫の飛散防止、相手に感染させない。
  ② 洗えるから、リーズナブル。
  ③ 医療従事者にサージカルマスクを優先提供できる。
  自分たちのためにも医療崩壊させない。
  みんなで感染予防を心がけましょう。


   
 
   

  ジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
  ▼会員特典
  J
Rの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が、片道・往復・連続乗車のいずれかで、201キロメートル以上の時は、特急券等を2割〜3割引で購入することができます。
  (ご利用になれない列車、割引対象外期間がありますので、駅の窓口でご確認下さい。)
  ▼入会資格
 
身体障害者手帳をお持ちの、男性60歳・女性55歳以上の方
  ▼年会費(入会金はいりません)
  
1人1,400円
  ▼割引率
  【
新規会員】 初回〜3回目→2割引  4回目〜20回目→3割引
  【更新会員】 初回から3割引
  ▼割引の対象外期間
 
①4月27日〜5月6日
  ②8月10日〜8月19日
  ③12月28日〜1月6日
 
※ジパング手帳の到着は、お申し込みから約3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承下さい。
  更新手続きは1ヶ月前から可能です。期限を過ぎますと新規会員扱いになりますので、早めの更新手続きをお願いします。
  (更新日のお知らせはお送りしていませんので、ご注意下さい。)
 
お電話の際は、お手元にジパング手帳と障害者手帳をご用意下さい。
  【お申込・お問合せ先】
 
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060―0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話: 011(251)1551  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  ジパング倶楽部3月(年度末)の取り扱いについて

 

  日頃より、JRジパング倶楽部の事業にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
  さて、来たる3月(年度末)の取り扱いについて、勝手なお願いではありますが、下記のとおりとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
  ★年度末受付締切日(書類及び入金必着)
  令和3年3月18日(木)
  ★受付開始日
  令和3年4月1日(木)

  早めの手続きをお願いいたします。

   
 
   

文芸

  短歌
 

蘭越町 中林 トメ(なかばやし とめ)
・ 今朝(けさ)も来(き)た二羽(には)のかけすはむつまじく
      ななかまどの実(み)に冬陽(ふゆひ)さすなか
・ 道(みち)の辺(へ)のそちこちに咲(さ)くたんぽぽは
      春(はる)を待(ま)てずに鈍陽(にぶひ)を浴(あ)みて
・ 蝦夷松(えぞまつ)の枝(えだ)に積(つ)もりし雪風情(ゆきふぜい)
      師走(しはす)に入(い)らば何故(なぜ)か視線(しせん)が
・ ひい孫(まご)の写真(しゃしん)アルバム送(おく)り来(き)ぬ
      元気(げんき)印(じるし)がわれにもとどく
・ 開拓(かいたく)の時代(じだい)に生(い)きし父母(ちちはは)を
      雪降(ゆきふ)り来(く)ればまなうらよぎる

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 昭和(しょうわ)の灯消(ひけ)さぬつもりで二人(ふたり)して
      生(い)き抜(ぬ)く覚悟(かくご)で除夜(じょや)の鐘(かね)きく
・ 会(あ)わぬのが親孝行(おやこうこう)とコロナ禍(か)に
      電話(でんわ)での声(こえ)しぶとく生(い)きれと
・ コロナ禍(か)は二人(ふたり)きりのお正月(しょうがつ)
      節約(せつやく)お節(せち)でのんびり丑年(うしどし)

  俳句
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 新時代(しんじだい)の未来(みらい)を託(たく)す初明(はつあか)り
・ 師走(しわす)風無人(かぜむじん)駅舎(えきしゃ)の人恋(ひとこい)し
・ しぐるるや大黒島(だいこくじま)に早灯(はやあか)り

 
 

  文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
  一、投稿は、新聞発行月の前月の25日までの受付(必着)といたします。
  二、作品には、短歌・俳句・川柳の区分を記入して下さい。
  三、読者が読みにくい漢字には必ずルビを付けていただきますようお願いいたします。
  四、ご投稿の際には、お名前・ご住所の他に電話番号またはFAX番号のご記入をお願いします。読み方等の確認のご連絡を差し上げる場合があります。
  ※ 投稿いただいた作品は極力掲載する予定でおりますが、紙面構成の都合上、お1人様3点までの掲載とさせていただく場合もございますので、あらかじめご了承下さい。(掲載希望順位の付記をお願いします。)
  また、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にズレが生じることもあります。
  何卒、ご理解をいただけますようお願いいたします。

  【宛先
  〒060-0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
  FAX:011(251)0858
  ☆彡 初めて投稿される方も 大歓迎です。是非、投稿して下さい。 ☆彡

   
 
 
 

  令和3年度の主な予定
☆ 北身協 定時総会 6月15日(火) 10時30分~(予定)
☆ 北身協 事務担当者会議 7月8日(木) 13時30分~(予定)
☆ 全道身体障害者福祉大会 10月3日(日) 9時30分~(予定)
   帯広市にて開催予定(ホテル日航ノースランド)