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北海道身体障害者新聞(第801号)

   

新年のご挨拶

  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
会長 藤 田 孝太郎
 
 

  新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては、穏やかに新しい年を
お迎えのこととお慶び申し上げます。
  昨年はコロナに明けてコロナに暮れて、新年もまたコロナです。これは全世界が共通した問題であり、全世界が取り  組みを共有すべき課題であります。
  農耕民族である我が国においては、牛は大切な動物であり、令和3年は辛丑(かのとうし)ですが、丑年(うしどし)は「これから発展する前触れ(芽が出る)」というような年になると言われています。
  2度目のオリンピックやパラリンピック、そして全道身体障害者福祉大会や多くのイベント、行事が延期や中止となりましたが、今年こそは全道の加盟団体会員の皆様が、10月には帯広で再会できることを心底より願っております。
  昨年10月より、国内便の航空旅客機は身体障がい者の等級が何級でも、介助者にも航空運賃の割引が適用されました。
  そして、時を同じくして道北の小さな身体障害者福祉協会でも協会のブランドを立ち上げ、収益活動に取り組み出しております。従来の収益活動の継続や新しい形の収益活動など、地域の特性を活かしながら、自助努力に取り組む協会が少しずつですが増えて参りました。
  北身協は、運営財源の危機的状況から抜け出しつつありますが、「今後も牛の歩み、あるいは亀の歩み」と言われようとも、「人跡繁ければ(ひとあとしげければ)山も窪む(やまもくぼむ)」の例えのように前進して参ります。
  本年は役員改選期にあたりますが、丑年の由来が中長期的にみても本当に訪れるように、役職員一同、粉骨砕身の努力をして参る所存でございますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

    
 
    
  謹んで新春のお喜びを申し上げます。   令和2年元旦
 

一般社団法人北海道身体障害者福祉協会    会  長 藤田孝太郎
副会長 東海林繁幸   副会長 伊藤ミツ子   常務理事 泉    司
理事 若山 武信     理事 今  順子    理事 熊木喜美夫    理事 長谷川照男
理事 石田 正義    理事 木村 正裕     理事 川口きよ子
監事 工藤 公人     監事 田中 利和

加盟団体代表
石狩支庁 石塚   豊   渡島地区 菅野 文夫   檜山地区 阿部喜美夫   後志地区 佐々木 栄
空知地区 熊木喜美夫   上川地区 小林 忠義   留萌地区 五日市忠二   宗谷地区 東海林繁幸
網走地区 木全 知明   胆振地区 堂前 文男   日高地区 長谷川照男   十勝地区 齊藤   徹
釧路地区 石田 正義   根室地区 島影 文子   函館市   佐藤 秀臣    小樽市  赤坂   勝
室蘭市   政田 一美   釧路市   住田  林    帯広市   田中 利和    北見市  白幡  浩
夕張市   小林 孝雄   岩見沢市 高柳 利雄   網走市   井上 義則    苫小牧市 井上 政一
稚内市   石内   忠   美唄市  花田 邦則     芦別市  中嶋 利夫    江別市   千葉セツ子
赤平市   若山 武信   紋別市   藤田孝太郎   士別市   西田 悦朗    名寄市   秋山 秀雄
三笠市   黒田 浅江    根室市   淀川 スキ    千歳市   伊東ミツ子    滝川市   川口きよ子
砂川市  大橋 俊彦   歌志内市 佐々木とき子(会長代行)             深川市   星野  賢
富良野市 渡辺 寛子   登別市   今  順子    恵庭市   泉    司    伊達市   木村 正裕
北広島市 佐々木紀雄   石狩市  赤山 好明   北斗市   白石 勝美
北海道視力障害者福祉連合会  島 信一朗
北鈴会(咽頭摘出者福祉団体)   草原 敏道
北海道中途難失聴者協会      佐々木亜規子
日本オストミー協会北海道支部  山口理喜三

    
 
    

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  ご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の「視覚と聴覚に重複して障がいがある方(盲ろう者)」に、コミュニケーションや移動の支援を行う「通訳・介助員派遣事業」を行っています。
  身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたします。
“利用料金は無料です”
  利用登録が必要となりますの
で、下記へお問い合わせ下さい。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858
  ※ 札幌市内にお住まいの方は、札幌市身体障害者福祉協会(011(641)8853)へ、お問い合わせをお願いします。
  ◎ 北海道身体障害者福祉協会では、「盲ろう者通訳・介助員」の派遣は最も濃厚接触と言える活動であり、利用者も通訳・介助員も、お互いに清潔を保ち、活動中でも極力密集したスペースを避け、周囲の状況をいち早く捉えた行動に徹して、業務を行っております。

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がいをお持ちの方ご本人及びご家族等からの悩み(法的手続き・人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【障害者あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  ※時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  毎月1回(原則第4火曜日)、定例相談として弁護士による専門相談・助言を行います。
  弁護士相談を希望される場合は、事前予約が必要で、相談概要の他、住所・氏名・連絡先等が必要となります。(相談の秘密は固く守ります)
  主な相談(相談料は無料です。)
  ☆法律に関する相談

  例えば、身体・生命に関する相談、財産に対する侵害、相続関係、金融消費・契約関係、雇用・勤務条件関係等
  ☆人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・知人・家族・親族との人権に関するトラブル
  ☆その他必要な相談
  【受付・問合せ】
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

  注)この電話で即座に解決するものではありません。
  解決するために、どうするべきかを考える相談窓口です。

   
 
   
 
 
  
   

  令和2年度盲ろう者通訳・介助員現任研修

 

  9月26日から開催しておりました「盲ろう者通訳・介助員現任研修」ですが、10月の後半は18日と31日でした。
  18日は、午前に「場面別応用通訳・介助技術」の屋外編ということで、エスカレーターがある場所での介助について実習を行いました。
  エスカレーターの乗り降りだけでなく、乗る前の通訳介助や、乗っている時の介助員の立ち位置や行動についても、実技を通して学ぶことができました。
  午後からは、「コミュニケーション実習」ということで、弱視手話や触手話を必要とする盲ろう者と健常者を交えた中での会話の場面での通訳や、触手話のできない盲ろう者間の会話の通訳介助など、様々な通訳方法を用いてコミュニケーションを図る実習をしました。
  31日は、「情報伝達の技術」についてでした。状況の変化の伝え方や、状況説明を、どう適切にするかについて学びました。
  私達が何気なく過ごしている日常の普通の事象の中から、通訳・介助員として、盲ろう者に伝える必要性のある事柄の選択や判断が難しく、講師への質問も数多く聞かれました。
  ※11月1日(最終日)については、次号掲載予定です。

   
 
   

  ジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
  ▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が、片道・往復・連続乗車のいずれかで、201キロメートル以上の時は、特急券等を2割〜3割引で購入することができます。
  (ご利用になれない列車、割引対象外期間がありますので、駅の窓口でご確認下さい。)
  ▼入会資格
 
身体障害者手帳をお持ちの、男性60歳・女性55歳以上の方
  ▼年会費(入会金はいりません)

  1人1,400円
  ▼割引率
  【新規会員】 初回〜3回目→2割引  4回目〜20回目→3割引
  【更新会員】 初回から3割引
  ▼割引の対象外期間
  ①4月27日〜5月6日
  ②8月10日〜8月19日
  ③12月28日〜1月6日
 ※ジパング手帳の到着は、お申し込みから約3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承下さい。
  更新手続きは1ヶ月前から可能です。期限を過ぎますと新規会員扱いになりますので、早めの更新手続きをお願いします。
  (更新日のお知らせはお送りしていませんので、ご注意下さい。)
  お電話の際は、お手元にジパング手帳と障害者手帳をご用意下さい。
  【お申込・問合せ先】
  各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060―0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話: 011(251)1551  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  ジパング倶楽部3月(年度末)の取り扱いについて

 

  日頃より、JRジパング倶楽部の事業にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
  さて、来たる3月(年度末)の取り扱いについて、勝手なお願いではありますが、下記のとおりとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
  ★年度末受付締切日(書類及び入金必着)
  令和3年3月18日(木)
  ★受付開始日
  令和4年4月1日(木)

  早めの手続きをお願いいたします。

   
 
   

  令和3年度の予定

 

  ★令和3年度定期総会
   令和3年6月15日(火)10時30分〜(予定)
  ★令和3年度事務担当者会議
   令和3年7月8日(木)13時30分〜(予定)
  ★令和3年度全道福祉大会
   令和3年10月3日(日)9時30分〜(予定)
   帯広市にて開催予定(ホテル日航ノースランド)

   
 
   

文芸

  俳句
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 紅葉(こうよう)の樹相(じゅそう)息吐(いきは)く翳(かげ)の濃(こ)し
・ 初雪(はつゆき)の指先(ゆびさき)解(と)かすのの字(じ)かな
・ ホスピスの窓(まど)に佇(たたず)む冬銀河(ふゆぎんが)

  短歌
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ コロナ禍(か)を生(い)きる命(いのち)の一直線(いっちょくせん)
      国境(こっきょう)越(こ)えて渡り鳥(わたりとり)来(く)る
・ 秋(あき)入日(いりひ)ワインレッドに山河(さんが)染(そ)め
      静(しず)かに閉(と)じる今日(きょう)という日(ひ)を
・ 自粛(じしゅく)してマスクはなざず余生(よせい)の身(み)
      深(ふか)まる老(お)いに初雪(はつゆき)の降(ふ)る

 
 

  文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
  一、投稿は、新聞発行月の前月の25日までの受付(必着)といたします。
  二、作品には、短歌・俳句・川柳の区分を記入して下さい。
  三、読者が読みにくい漢字には必ずルビを付けていただきますようお願いいたします。
  四、ご投稿の際には、お名前・ご住所の他に電話番号またはFAX番号のご記入をお願いします。読み方等の確認のご連絡を差し上げる場合があります。
  ※ 投稿いただいた作品は極力掲載する予定でおりますが、紙面構成の都合上、お1人様3点までの掲載とさせていただく場合もございますので、あらかじめご了承下さい。(掲載希望順位の付記をお願いします。)
  また、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にズレが生じることもあります。
  何卒、ご理解をいただけますようお願いいたします。

  【宛先
  〒060-0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
  FAX:011(251)0858
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