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北海道身体障害者新聞(第800号)

   

  令和2年度障がい者パソコン教室

 

 
  砂川教室
  令和2年10月13日から15日ま で、今年度も砂川市地域交流セ ンター「ゆう」にて開催されま した。
  今年度の開催を楽しみにしていた会員の方が急遽体調不良で欠席されましたが、2名の会員の方が初めて参加され、3日間の延べ人数は15名を数えるに至りました。
  急遽、砂川身体障害者福祉協会大橋会長が、会員の激励に駆けつけました。
  大橋会長は、「来年は自分も参加して心に残るものを作ってみたい」とのことでした。
  昨年の自分の作品と今年の作品を並べて出来栄えを比べたり、色合いを見比べたりしていました。
  来年は今年よりも良い作品を作りたいと、それぞれの思いを込めて記念写真に納まりました。
  

    
 
    

  令和2年度
     盲ろう者通訳・介助員現任研修

 

  9月26日から全7回の予定で開催しておりますが、9月の2回に引き続き、10月は3日・17日・18日・31日の4回が行われました。
  10月3日は午前中「場面別応用通訳・介助技術」として、トイレ介助の手本をビデオで予習として学び、男子トイレや女子トイレでの介助を実習しました。
  最初は戸惑いを感じながらも受講生の皆さんは真剣な眼差しで、時にはメモを取りながら取り組んでいました。
  このビデオは、前日まで試行錯誤を重ねて何度も撮り直し、理想のトイレ介助を目指して作成したものです。(画像は省略します)ビデオでの介助イメージは、受講された方々から「実習の前に映像を見ることで、忘れていた小さな動作を思い出したり、配慮のポイントを思い出したりできる」と好評でした。来年度の養成講座においても各場面のビデオを作成できればと、改めて強く感じましたので是非とも実行したいと思っています。
  午後からも「場面別応用通訳・介助技術」として、触手話・接近手話・音声等による介助方法を用いて、飲料自動販売機での買い物方法や、その他の買い物の場面について学びました。
  10月17日は午前中、手のひら書きや触手話・音声等による病院での医療場面での介助について、盲ろう者の意志を伝えることと、医師の話す内容を正確に盲ろう者へ伝えることの重要性を、実技を通じて学びました。体調の持続や改善、命に関することなので、受講者はそれぞれ見やすいベストポジションを探して食い入るように見ていました。
  午後からは座学で、「盲ろう者が利用できる福祉制度」と題しての講義でした。
  北海道(都道府県)や札幌市(政令指定都市)、旭川市・函館市(中核都市)での多少の違いや障害者総合支援法における地域生活支援事業の第77条と第78条との違いなどについて学びました。
  また、盲ろう者が利用できる福祉制度などについて、事例も含めた紹介や補装具の紹介や、利用できる福祉サービスの紹介の他、実際の派遣現場で派遣依頼内容と違う通訳・介助を求められた時の対処として通訳・介助員は独断での判断と行動はしてはならないことであり、派遣先(事業の受託先)に確認することや、通訳・介助員間での必要以上の個人情報を漏らさないこと等、改めて指摘される行為であることを再確認しました。

   
 
    

  障がい者110番

 

  障がいをお持ちの方ご本人及びご家族等からの悩み(法的手続き・人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
  道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】などの窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
  平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  ※ 時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁護士による専門相談・助言を行います。
  弁護士相談を希望される場合は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所・氏名・連絡先などが必要となります。 (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談(相談料は無料です)
  ☆法律に関する相談

  例えば、身体・生命に関する相談、財産に対する侵害、相続関係、金融消費・契約関係、雇用・勤務条件関係等
  ☆人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ☆その他必要な相談
  【受付・お問合せ】
  【障がい者110番直通番号】
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

  注)この電話で即座に解決するものでは、ありません。解決するために、どうするべきかを考える相談窓口です。

    
 
    

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  ご家族やご近所に、視覚に障 がいのある方で、耳の聞こえが 悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の「視覚と聴覚に重複して障がいがある方 (盲ろう者)」に、コミュニケーションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたします。
利用料金は無料です
 利用登録が必要となりますので、下記へお問合せください。
【お問い合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
  尚、札幌市内にお住まいの方は札幌身体障害者福祉協会へ、お問い合わせをお願いします。
  ◎ 北海道身体障害者福祉協会では、「盲ろう者通訳・介助員」の派遣は最も濃厚接触と言える活動であり、利用者も通訳介助員も、お互いに清潔を保ち、活動中でも極力、密集したスペースを避け、周囲の状況をいち早く捉えた行動に徹 して、業務を行っております。

    
 
    
 
 
        

  伊達身体障がい者福祉協会
      創立70周年記念式典・祝賀会の開催

 

  令和2年10月25日、伊達市内ホテルローヤルにおいて伊達身体障がい者福祉協会70周年記念式典・祝賀会が開催されました。
  創立当時から今日に至るまでの物故会員の方々の御霊に黙とうをささげ、木村正裕会長の式辞に始まり、これまでのご貢献を称えて感謝状の贈呈を行い、受賞者を代表して粟島作一(あわしま さくいち)様より謝辞がありました。
  続いて一般社団法人北海道身体障害者福祉協会会長 藤田孝太郎(ふじた こうたろう)より、お祝いの言葉を述べさせていただき、伊達市副市長 仁木行彦(にき ゆきひこ)様と伊達市社会福祉協議会会長 菅原健一(すがわら けんいち)様から心温まるご祝辞を頂戴して関係者一同による記念撮影で式典が結びとなり、祝賀会に入りました。
  この日のために、伊達身体障がい者福祉協会を構成する各団体のスターによる素晴らしい余興が披露され、時間を忘れるごとく記憶にも記録にも残る祝賀会がありました。
  ご参会された方々のご多幸と伊達身体障がい者福祉協会様の益々の御隆盛を御祈念申し上げます。
 

    
 
    

  釧路地区身体障害者福祉協会
      分解幹事及び会員研修会

 

  令和2年10月21日(水)研修テーマ「感染症予防と健康管理」
  ◎動画視聴
  ①「新型コロナウィルス感染予防の科学入門編」
  ②「新型コロナウィルス感染症の最新情報と予防法について」
  ◎新型コロナウィルス感染症感染予防ハンドブック学習
  参加者23名での意義のある研修内容とのことでした。

   
 
   

  ジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時は、特急券等を2割〜3割引で購入することができます。 (ご利用になれない列車、割引 除外期間がありますので、窓口でご確認ください)
入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  一人 1,400円 (入会金はいりません
割引率
  新規会員 【初 回〜3回目→2割引】 【4回目〜 20 回目→3割引】
  更新会員 【初回から3割引】
割引の対象外期間
  ① 4月 27 日〜5月6日
  ② 8月 10 日〜8月 19 日
  ③ 12月 28 日〜1月6日
ジパング手帳の到着は、お申込から約3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  更新手続きは1ヶ月前から可能です。期限を過ぎますと新規会員扱いになりますので、早めの更新手続きをお願いします。(更新日のお知らせは、お送りしておりませんので、ご注意ください。)
  お電話の際は、お手元にジパング手帳、障害者手帳をご用意ください。
  【お申込・お問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060―0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話: 011(251)1551  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  令和3年度の予定

 

  ★令和3年度定期総会
  令和3年6月15日(火)10時30分〜(予定)
  ★令和3年度事務担当者会議
  令和3年7月8日(木)13時30分〜(予定)
  ★令和3年度全道福祉大会(第70回全道身体障害者福祉大会)
  令和3年10月3日(日)9時30分~(帯広市にて予定)ホテル日航ノースランド

   
 
   

文芸

 
  短歌
 

蘭越町 中林 トメ(なかばやし とめ)
・ 雑草(あらくさ)の中に一際(ひときわ)目立ちをり
      竜胆(りんどう)咲きて深まる秋を
・ 隣接(りんせつ)の寺の境内にぎやかに
      懸巣(かけす)ひよどり餌(えさ)を啄(ついば)む
・ 一位(いちい)の実(み)赤く実(みの)りて小鳥(ことり)らが
               ひねもす群(む)れてさえずり楽(たの)し
・ 手入(てい)れなど届かぬ小庭(さにわ)彩(いろど)りて
               花咲(はなさ)き乱(みだ)れ訪(と)えば安(やす)らぐ
・ 実(みの)りには輝(かがや)きありし稲(いね)の田(た)も
               侘(わ)びを残(のこ)して収穫(かく)終(おわ)る

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 室蘭の猛暑(もうしょ)逃(のが)れて函館へ
      義弟(ぎてい)の三回(さんかい)法要の旅
・ 函館の大森海岸(おおもりかいがん)漁火(いさりび)に
      マスクをはずし汐風(しおかぜ)受(う)ける
・ 此(こ)の旅(たび)が最後(さいご)の旅(たび)かと胸(むね)うずく
      レールを走る汽車(きしゃ)の音(ね)重(おも)い

  川柳
 

月形町 冨田 美代子(とみた みよこ)
・ コスモスが木々(きぎ)の緑(みどり)をひき立(た)たせ
・ 米作(こめづく)り我家(わがや)は何時(いつ)も古米(こまい)たべ
・ 入(い)れました町長選(ちょうちょうせん)気(き)を入(い)れて
・ 温(あたた)かいコーヒー飲(の)めて幸(しあわ)せよ
・ 痩(や)せとんぼコロナを持(も)って来(こ)ないでね
・ アベマスク何処(どこ)から見(み)ても寸足(すんた)らず
・ 行(い)かずしてテレビで買(か)える味巡(あじめぐ)り
・ 会議(かいぎ)好(ず)き何(なに)をするにも又(また)会議(かいぎ)
・ アベマスク柄(がら)のマスクには勝(か)てません
・ 退屈(たいくつ)だ何(なに)をしようか決(きま)らない
・ 欲(ほ)しい物(もの)電話(でんわ)で買(か)えますこれも良(よ)し

  俳句
 

岩見沢市 池田 敏雄(いけだ としお)
・ コーラスの透(とお)りて秋(あき)の風(かぜ)となり
・ トンネルの黙(もだ)を抜(ぬ)ければ秋(あき)日(ひ)燦(さん)

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 国境(こっきょう)の灯(あか)り一途(いちず)に鳥(とり)渡(わた)る
・ 恋(こ)ふ人(ひと)の面影(おもかげ)残す秋の空(くも)
・ 生(い)きのびて助(たす)けを乞(こ)うる名残(なごり)の蚊(か)

 

  編集部からのお願い
  1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付(必着)といたします。
  2、作品には、短歌・俳句・川柳の区分を記入してください。
  3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
  4、ご投稿の際には、お名前・ご住所の他に電話番号または FAX番号のご記入をお願いします。読み方等の確認のご連絡を差し上げる場合があります。
  ※ 投稿をいただいた作品は、極力掲載するつもりですが、紙面構成の都合上、お一人様 三点までの掲載とさせて頂く場合もございますので、予めご了承ください。掲載希望の順位の付記をお願いします。 また、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にズレが生じることもあります。何卒、ご理解を頂けますよう、お願いします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858
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