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北海道身体障害者新聞(第793号)

   

  令和元年度 第6回理事会の開催

 

  令和2年3月29日13時30分、砂川身体障害者福祉協会において第6回理事会(予算理事会=三役会議)が開催されました。
  当初は札幌市での開催を予定しておりましたが、コロナウイルスの影響を鑑みて藤田会長より緊急の発議として、書面表決(三役による予算の検討)に賛意を得ておりましたが、札幌での三役会開催は、コロナウイルスの発症状況からみても好ましいものではなく、急遽、砂川での開催となり、藤田会長、東海林・伊東両副会長、泉常務理事、工藤監事と近隣の若山・川口両理事にも特別に出席していただき次の理事会(5月に予定の決算理事会)で各理事に同意をいただく暫定的な予算理事会となりました。
  審議の結果、原案通りで三役会での承認となりました。(事業内容は昨年度と大きな変わりはありません)
 

    
 
    

  新型コロナウイルス感染症の現在の状況

 

  4月6日現在の状況についてお知らせします。
  国内で今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は3,654例となりました。内訳は、患者2429例、無症状病原体保有者340例、陽性確定例(症状有無確認中)885例となります。国内の死亡者は73名です。また、国内での退院者は8名増加し、592名となりました。
  4月7日、安倍首相は7都府県を対象に「緊急事態宣言」を行いました。
  北身協としても今後の理事会や定時総会の開催について極めて慎重に判断せざるを得ない状況になりました。
  尚、「雇用促進・社会参加支援事業」や「障がい者生活訓練事業」の募集は継続していく予定です。

    
 
    

  2019年度全国統一要約筆記者認定試験結果

 

  2月16日(日)に実施した「2019年度全国統一要約筆記者認定試験」の結果が発表になりました。全国905人の受験者のうち、北海道(北海道身体障害者福祉協会での実施分)では、パソコン部門2名が合格しました。
  合格ラインは、筆記試験(200点満点)120点以上、実技(各100点満点)70点以上となっています。筆記試験での高得点者も多く、反面、これまでにない低得点の受験者もいました。
  過去の問題を活用しての練習やテキストの復習等の試験対策を積み重ねてきた成果も見られましたが、各分野での得点傾向にばらつきがみられ、各受験者の、より一層の努力が必要な結果となりました。
  サークルでの活動から頭を切り替えて試験に合格することに主眼を置くことも大切であると感じた結果でもありました。
  合格した2名は、北海道の要約筆記者として4月1日付で登録が完了しており、今後の活躍が期待されます。

  ※「要約筆記者の養成・派遣」については、今年度から聴覚障がい者情報提供センターの事業になります。

    
 
    

  厚生労働大臣表彰 受賞者の喜びの声

 

  余市町身体障害者福祉協会 顧問 古川 義一(ふるかわ よしいち)
  (原文での掲載です)
  厚生労働省は、令和2年2月12日付をもって、障害を克服して自立に努めた人や、障害者の社会参加を支援した人を対象とした「令和元年度厚生労働大臣表彰」の受賞者全国五十七人を発表し、北海道からは私を含め四人の受賞者が発表されました。  
  2月17日東京は久し振りの日本晴れの午前10時より、厚生労働省本省において、表彰式は厳かに執行され、私は妻同伴で、参列の誉れを賜わり、自立更生模範者の受賞者を代表して、威風堂々の加藤勝信厚生労働大臣より直接に表彰状を拝戴しその名誉に浴しました。  
  同日午後三時からは、皇居正殿におきまして、神々しくも国民の象徴であらせられる天皇陛下・皇后陛下への拝謁のもと、お祝いのお言葉を賜わり、私の一生涯において此のうえない栄誉を賜わり、終生忘れえぬ感激を賜わりました。    この光栄にあたりましては、多くの方々よりご懇篤なるご祝意等を頂戴し、身に余る光栄と存じますと共に、私自身は僅かに微力を尽したのみでありますが、北海道身体障害者福祉協会役職員の皆様をはじめとする、多くの方々からの永年に亘る、暖かいご厚情とお力添えの賜ものであり、心からお礼を申し上げる次第であります。  
  これからは、この栄誉に恥じることなきよう「共生社会の創造」を旨とする社会人として、又「豊かな文化生活」を希求する一人として、地域社会の発展のため、更なる精進に努め「未だ八十二才」の気概をもって、一つ一つ微力をもって貢献して参る所存であります。  
  今後共に北海道身体障害者福祉協会の発展をもって、更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、併せて関係する皆様方のご健勝をご祈念申し上げまして、お礼の一端に代えさせていただきます。

    
 
    

  盲ろう者通訳・介助員現任研修のご案内

 

  盲ろう者通訳・介助員として登録されている方を対象とする現任研修の日程(全7日間42時間)をお知らせします。
  日 程   9月26日(土) 27日(日)  10月3日(土) 17日(土) 18日(日) 31日(土)  11月1日(日)
 �時 間   10時~17時  ※初日のみ9時20分開始
  会 場   札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル(かでる2・7)
  定 員   40名程度
  受講料  無料
  ※食事実習の昼食代等は自己負担になります。
  申 込  8月21日(金)〆切  
  ※カリキュラムや申し込み方法等の詳細については、5月頃に当協会のホームページでもお知らせします。
  【申し込み・お問い合わせ】
  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会
  電 話 011(251)1551   FAX 011(251)0858


    
 
    
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  ご家族やご近所に、視覚に障 がいのある方で、耳の聞こえが 悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。 当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいがある方 (盲ろう者)に、コミュニケーションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたします。
利用料金は無料です
 利用登録が必要となりますので、下記へお問合せください。
【お問い合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
  尚、札幌市内にお住まいの方は札幌身体障害者福祉協会へ、お問い合わせをお願いします。

    
 
    

  令和2年度の主な予定

 

  ☆ 北身協 定時総会 6月14日(日)10時30分〜(予定)
  ☆ 北身協 事務担当者会議 7月9日(木)13時30分〜(予定)
  ☆ 全道身体障害者福祉大会 9月20日(日)予定日 深川市にて開催
 

   
 
 
 
 
        
   

  令和2年度 障がい者パソコン教室のご案内

 

  身体障害者手帳の交付を受けている方を対象としたパソコン教室を開催します。
  パソコンの基礎から、文書や表・ハガキ等、オリジナルの作品を作ってみませんか?
  パソコンをお持ちでない方も参加できます。
【日程・場所】(予定)
  ★ 岩見沢市
   7月14日(火)〜16日(木) 自治体ネットワークセンター
  ★ 石狩市
   7月28日(火)〜30日(木) 総合福祉センター「りんくる」
  ★ 滝川市
   8月4日(火)〜6日(木) 身体障害者福祉センター
  ★ 美唄市
   8月25日(火)〜27日(木) 総合福祉センター「ぽぷら」
  ★ 帯広市
   9月8日(火)〜10日(木) グリーンプラザ
  ★ 砂川市
   10月13日(火)〜15日(木) 地域交流センター「ゆう」
  【時 間】 10時〜15時(休憩1時間)
  【受講料】 無料
  【定 員】 各会場 10名程度
  【申し込み】 各時期に、開催地及び近郊の協会へご案内を発送します。
  ▼5月初旬…石狩市・岩見沢市
  ▼6月初旬…滝川市・美唄市
  ▼7月初旬…帯広市・砂川市
  ※今年度も、昨年好評でしたマグカップの制作に挑戦していただく予定です。

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がいをお持ちの方ご本人及びご家族等からの悩み(法的手続き・人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
  道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】などの窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
  平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  ※ 時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁護士による専門相談・助言を行います。
  弁護士相談を希望される場合は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所・氏名・連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談(相談料は無料です)
  ・法律に関する相談

  例えば、身体・生命に関する相談、財産に対する侵害、相続関係、金融消費・契約関係、雇用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   
   

  ジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時は、特急券等を2割〜3割引で購入することができます。 (ご利用になれない列車、割引 除外期間がありますので、窓口 でご確認ください)
入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
*年会費
  一人 1,400円 (入会金はいりません)
割引率
  新規会員 【初 回〜3回目→2割引】 【4回目〜 20 回目→3割引】
  更新会員 【初回から3割引】
割引の対象外期間
  ① 4月 27 日〜5月6日
  ② 8月 10 日〜8月 19 日
  ③ 12月 28 日〜1月6日
ジパング手帳の到着は、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。更新手続きは1ヶ月前から可能です。期限を過ぎますと新規会員扱いになりますので、早めの更新手続きをお願 いします。(更新日のお知らせは、お送りしておりませんので、ご注意ください。)お電話の際は、お手元にジパング手帳、障害者手帳をご用意ください。
  【申込・問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060―0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話: 011(251)1551  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  奨学生からの感謝のお便り

 

  当協会では、昭和56年から、北海道新聞社会福祉振興基金による「道新コスモス奨学金」の運営を行っております。この度、令和元年度分の奨学生からお礼のお便りが届きましたので、ご紹介します。
  ※学年・お名前等の一切を非公開とさせていただきます。
  北海道釧路養護学校 奨学生
  奨学金をもらって、お母さんと相談し、私は、将来のためにいろいろなお仕事の場所を見に行き、そこで売っている食べ物や小物を買いました。他に、学校で使うペンや消しゴムを買いました。
  奨学金をもらっていろいろなお仕事の場所を見ることができ、とても勉強になりました。
  私に奨学金をくださり、ありがとうございました。

    
 
    

文芸

  俳句
 

豊浦町 斎藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 人(ひと)の手(て)に渡(わた)りし跡地(あとち)草萌(くさも)ゆる
・ 春日向(はるひなた) 猫(ねこ)丹念(たんねん)に顔洗(かおあら)う
・ 盆梅(ぼんばい)の呟(つぶや)くほどにほころびぬ
・ ブーメラン戻(もど)らぬ昭和(しょうわ)遠霞(とおがすみ)
・ 残照(ざんしょう)を湾(わん)に落(おと)して遅日(ちじつ)かな
・ ふところに過疎(かそ)の村(むら)抱(だ)き山(やま)笑(わら)う

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 寂光(じゃっこう)に緑(みどり)の命(いのち)萌(も)えさかる
・ 春愁(しゅんじゅう)や白(しろ)きマスクの白(しろ)き街(まち)
・ 曳船(えいせん)の水脈引(みおひ)く光(ひかり)春動(はるうご)く

月形町 冨田 美代子(とみた みよこ)
・ 節分(せつぶん)の鬼(おに)より怖(こわ)いコロナ菌(きん)
・ コロナ菌(きん)見(み)えない物(もの)の怖(こわ)さかな
・ 行(い)く前(まえ)にちょっと見(み)たい空(そら)の向(むこ)う
・ 衣食住(いしょくじゅう)足(た)りてる事(こと)に感謝(かんしゃ)です
・ 小鳥(ことり)の子(こ)どうした物(もの)かころげ落(お)ち

  短歌
 

蘭越町 中林 トメ(なかばやし とめ)
・ ベランダをよぎる吹雪(ふぶき)は何処(いづこ)へと
      渡(わた)りて行(ゆ)くや旋回(せんかい)しつつ
・ 病院(びょういん)の待合室(まちあいしつ)に出会(であ)いたる
      児童(じどう)の頃(ころ)のクラスメイトと
・ 猫(ねこ)の日(ひ)と知(し)りたる二月(にがつ)二十二日(にじゅうににち)に
      新雪(しんせつ)の上(うえ)つづく足跡(あしあと)
・ 枕元(まくらもと)灯(あかり)をつけて読(よ)む本(ほん)は
      桜木(さくらぎ)紫乃(しの)の無垢(むく)の領域(りょういき)
・ 卒寿(そつじゅ)越(こ)え桃(もも)の節句(せっく)に雛飾(ひなかざ)り
      至上(しじょう)の幸(さち)と生(い)きる喜(よろこ)び

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ マスクした人(ひと)は誰(だれ)も同(おな)じ顔(かお)
      新型(しんがた)コロナ迫(せま)りて来(く)れば
・ 同病(どうびょう)をかかえし人(ひと)の急死(きゅうし)聞(き)く
      凍(い)てつく心(こころ)春(はる)の夜寒(よざむ)に
・ 送(おく)られし形見(かたみ)の品(しな)にまだ遺(のこ)る
      ぎゅっと握(にぎ)った最後(さいご)のわかれが

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
  1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付(必着)といたします。
  2、作品には、短歌・俳句・川柳の区分を記入してください。
  3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
  4、ご投稿の際には、お名前・ご住所の他に電話番号または FAX番号のご記入をお願いします。読み方等の確認のご連絡を差し上げる場合があります。
  ※ 投稿をいただいた作品は、極力掲載するつもりですが 紙面構成の都合上、お一人様 三点までの掲載とさせて頂く場合もございますので、予めご了承ください。掲載希望の順位の付記をお願いします。 また、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にずれが生じることもあります。何卒、ご理解を頂けますよう、お願いします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858
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