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北海道身体障害者新聞(第789号)

   

新年のご挨拶

  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
会長 藤 田 孝太郎
 
 

    新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては穏やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げま す。
  昨年6月9日の定時総会後の理事会で第7代会長に就任しま したが、責任の重さで、この半年は過ぎてしまえばアッという 間の半年でした。 昨年8月に釧路・室蘭・函館 の会長さん3名からなる個人の連名での「北身協の改革を進める有志の会」から大きく6項目からなる要望をいただきまし た。私はもとより理事会を中心にした運営で、全ての加盟団体からのご意見やご提案には真摯に拝聴して北身協と加盟団体のこれまで以上の融和と協調のもとに一致団結を目指す所存でございます。
  今年は2020東京オリンピ ック・パラリンピックの開催年ですが、単なるレガシィに終わらせることなく、障がいを持つ方々と北海道民、国民が共生社会の構築を、これまで以上に理解を得て飛躍、確立される年になると思っています。
  北海道身体障害者福祉協会は 昭和25年4月10日の設立から70年を迎えるに至りました。この間、様々な出来事がありましたが、その都度、加盟団体の英知を結集して難題を克服、障がい施策の移り変わりに追い風もあれば、逆風もある中で過ぎ去り し70年の経過を財産に今後の10年、20年、30年の協会運営が盤石になるように諸先輩の方々や賛助会員の団体と、これまで以上に連携を図ってまいる所存でございます。
  この1月1日号の機関誌が各 加盟団体と会員の皆様の、お手元に届くころと、極力、時を同 じ頃にご案内が届くように理事会において令和2年度の加盟団体負担金に関する詳細を詰めておりますので、加盟団体様にはご理解とご協力をいただきたく 存じます。また、9月20日に開催予定の第69回全道身体障害者福祉大会・深川大会では10年毎の表彰規程を盛り込み、日頃よ り縁の下での活動をされている事務局の方や賛助会員の方々にも表彰の機会があるべきとの思いから表彰規程の改定を進めています。 全道各地の会員の皆様、関係 団体様、友好団体様におかれま しては新春を寿ぎ、つつがなく、幸(さち)おおからんことを、ご祈念申 し上げ、年頭のご挨拶にかえさ せていただきます。

    
 
    
  謹んで新春のお喜びを申し上げます。   令和2年元旦
 

一般社団法人北海道身体障害者福祉協会    会  長 藤田孝太郎
副会長 東海林繁幸   副会長 伊藤ミツ子   常務理事 泉    司
理事 若山 武信     理事 今  順子    理事 熊木喜美夫    理事 長谷川照男
理事 石田 正義    理事 木村 正裕     理事 川口きよ子
監事 工藤 公人     監事 井上 政一

加盟団体代表
石狩支庁 石塚   豊   渡島地区 菅野 文夫   檜山地区 阿部喜美夫   後志地区 佐々木 栄
空知地区 熊木喜美夫   上川地区 小林 忠義   留萌地区 五日市忠二   宗谷地区 東海林繁幸
網走地区 木全 知明   胆振地区 堂前 文男   日高地区 長谷川照男   十勝地区 齋藤   徹
釧路地区 石田 正義   根室地区 島影 文子   函館市   佐藤 秀臣    小樽市  赤坂   勝
室蘭市   政田 一美   釧路市   瀧山 征冶   帯広市   田中 利和   北見市  白幡  浩
夕張市   小林 孝雄   岩見沢市 高柳 利雄   網走市   井上 義則    留萌市  清水  覚
苫小牧市 井上 政一   稚内市   石内   忠   美唄市  花田 邦則     芦別市  中嶋 利夫
江別市   千葉セツ子    赤平市   若山 武信   紋別市   藤田孝太郎   士別市   西田 悦朗
名寄市   秋山 秀雄    三笠市   黒田 浅江    根室市   淀川 スキ    千歳市   伊東ミツ子
滝川市   川口きよ子   砂川市  大橋 俊彦   歌志内市 奥寺 律子   深川市   星野  賢
富良野市 渡辺 寛子   登別市   今  順子    恵庭市   泉    司    伊達市   木村 正裕
北広島市 佐々木紀雄   石狩市  赤山 好明   北斗市   白石 勝美
北海道視力障害者福祉連合会  島 信一朗
北鈴会(咽頭摘出者福祉団体)   草原 敏道
北海道中途難失聴者協会      佐々木亜規子

    
 
    

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁護士による専門相談・助言を行います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談(相談料は無料です。)
  ・法律に関する相談

  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続関係、金融消費・契約関係、雇用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   
 

  ◎お詫びと訂正
  本誌第788号(11月25日発行)において、次の誤りがありました。訂正して、お詫び申し 上げます。
  1面・4段目「講演」の1行目
  誤 : 社団福祉法人
  正 : 社会福祉法人

   
 
   
 
 
  
   

  第34回障害者による書道・写真全国コンテスト入賞者発表

 

  11月11日付けで戸山サンライ ズより「第34回 障害者による 書道・写真全国コンテスト」審査結果が発表されました。全国 から書道804点、写真130点、携帯フォト21点の応募があ り、厳正な審査の結果、94点の入賞作品が決定しました。
  今年度、北海道からは書道部門に2名、写真部門においては5名の応募がありました。 写真部門で帯広身体障害者福祉協会会員の久保克美( くぼ かつみ )さん( 68歳、2年連続受賞)が「微風(カゼ)」 で金賞、滝川身体障害者福祉協会会員の梅村忠雄(うめむら ただお)さん( 74 歳、 初受賞)は「うなぎ漁」で銀賞 に輝きました。
  帯広と滝川の協会関係者にお尋ねしたところ、お二人とも、とてもお元気で明るい性格で出かけることが大好きで多趣味ですが写真撮影は最も得意な趣味の一つで、この度の受賞は今後の活動においてもとても励みになる、とおっしゃっていました。
  入賞作品展示会は3月31日(日)まで、東京都の全国障害者総合福祉センター(戸山サンラ イズ)にて行われています。ま た、戸山サンライズのホーム ページにも掲載されます。
http : //www.normanet.ne.jp/ww100006

    
 
    

  盲ろう者通訳・介助員養成講座 終了

 

  9月21日(土)から延べ7日間(全42時間)にわたり開催した盲ろう者通訳・介助員養成講座が11月10日(日)に最終日を迎え ました。
  10月26日(土)の屋外実習では、昨年に続き北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課のご協力をいただき、道庁地下のエスカレーターやスロープを使用した実技研修を行いました。
  また最終日の講義では、盲ろう者との信頼関係を築き質の高い通訳・介助員を目指す総仕上げとして、受講者がそれぞれ盲ろう者と通訳・介助員役になり、 メニューの説明と購入及び外出による買い物などの想定体験を通じ、安心・安全に介助するこ との重要性を学んでいました。
  閉講式では札幌盲ろう者福祉協会 富樫眞弓(と がし まゆみ)会長並びに沖村圭子(おきむら けいこ)副会長から 激励の言葉をいただきました。続いて、当協会常務理事・事務局長 泉 司(いずみ つかさ)より受講者の皆さんへ受講証明書をお渡しし、すべての日程を終了しました。
  本研修の開催にあたり、富樫眞弓会長をはじめ、札幌盲ろう 者福祉協会の皆様に大変お世話になりました。紙面を借りて感 謝申し上げます。

   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

 平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。中途失聴者・難聴者の方が会議や講演会等に出席される際に、コミュニケーションや情報保障を行うための事業です。
  利用にあたっては、利用登録等の手続きが必要となります。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  ジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
  *年会費 1人1,400円(入会金はいりません)
  *再発行手数料 1人630円
  *料金改定日 令和元年10月1日より、新料金になりました。
  *割引の対象外期間
  ①4月27日〜5月6日
  ②8月10日〜8月19日
  ③12月28日〜1月6日
  ▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時は、特急券等を2割〜3割引で購入することができます。
  (一部ご利用になれない列車、割引除外期間がありますので、窓口でご確認ください)
  ▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
  ▼割引率
  新規会員 【初回〜3回目→2割引】 【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員 【初回から3割引】
  ▼ジパング手帳の到着は、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  なお、更新手続きは1ヶ月前から可能です。期限を過ぎますと割引率が新規会員扱いになりますので、お早めに更新手続きをお願いします。
  お電話の際は、お手元にジパング手帳、障害者手帳をご用意ください。
  【申込・問合せ先】
  〒060―0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話: 011(251)1551  FAX: 011(251)0858

   
 
   

文芸

  短歌
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 知らぬ間に積りし落葉の囁(ささや)きは
      秋から冬えの置(お)き手紙かも
・ 落ち栗(くり)を届けてくれた友も逝(ゆ)き
      マロングラッセの味を遺(のこ)して
・ 絶望(ぜつぼう)の淵(ふち)に見えくる一条の
      光の中を足搔(あがき)旅する

蘭越町 中林 トメ(なかばやし とめ)
・ 吸(す)はるるが如(ごと)くに晴(は)れし晩秋(ばんしゅう)の
      空の彼方に飛行機曇(ひこうきくも)見(み)ゆ
・ 日(ひ)に増(ま)して冬(ふゆ)への階段(かいだん)登(のぼ)るらし
      四方(よも)の山々(やまやま)眠(ねむ)り近(ちか)づく
・ わが町(まち)に傳(つた)はる文化(ぶんか)の祭(まつ)りには
      手芸(しゅげい)古道具(こどうぐ)新蕎麦(しんそば)の味(あじ)

  俳句
 

月形町 冨田 美代子(とみた みよこ)
・ 初雪や真っ赤な紅葉にふんわりと
・ 柿一つ食べて教会の鐘をきく
・ 過去の夢繋ぎ合わせて今も尚

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 毒茸(どくきのこ)毒(どく)ある傘(かさ)の美(うつく)しき
・ 身(み)に入(し)むや聞(き)く人(ひと)もなき独(ひと)り言(ごと)
・ 一湾(いちわん)を丸(まる)く抱(かか)えて山装(やまよそ)ふ

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 朝刊の活字澄(す)みたる術後(じゅつご)の眼
・ 少年の心(こころ)今なほ敬老日
・ 宿の庭百日紅(さるすべり)満つゆうまぐれ

 
 

  文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
  一、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付(必着)といたします。
  二、作品には、短歌・俳句・川柳の区分を記入してください。
  三、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
  四、ご投稿の際には、お名前・ご住所の他に電話番号またはFAX番号のご記入をお願いします。読み方等の確認のご連絡を差し上げる場合があります。
  ※ 投稿をいただいた作品は、極力掲載するつもりですが紙面構成の都合上、お一人様3点までの掲載とさせて頂く場合もございますので、予めご了承ください。掲載希望の順位の付記をお願いします。
  また、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にずれが生じることもあります。何卒、ご理解を頂けますよう、お願いします。
  【宛先
  〒060-0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
  FAX:011(251)0858
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