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北海道身体障害者新聞(第788号)

   
 第68回全道身体障害者福祉大会・登別大会
    大会スローガン
  一、北身協および加盟団体の組織強化を図ろう
  一、ユニバーサルデザイン2020行動計画の完全実施を求めよう

  北海道身体障害者福祉協会・ 登別市身体障害者福祉協会主催 登別市・登別市社会福祉協議会 共催の「第 68 回全道身体障害者 福祉大会・登別大会が10 月6日 (日)に開催されました。 秋晴れの好天に恵まれた当日 は、道内各地からボランティアを 含め500余名が集い、大会実行 委員会および地元の協力に支えられ、盛大な大会となりました。
  大会概要
  〇 開会
  伊東ミツ子(いとう みつこ )副大会長(北身協 副会長)による開会のことばで 全道大会が開会しました。
  国歌斉唱・物故者へ黙祷のあと、藤田孝太郎(ふじた こうたろう )大会長(北身協 会長)から、大会の開催にあた りご協力をいただいた市当局・ 福祉関係諸団体・ボランティア・ 多くの市民の皆様、そして地元登別市身体障害者福祉協会の皆様に感謝と、北海道善行賞・北 身協会長表彰を受賞される方に 労いの気持ちを述べられました。
  続いて、名誉大会長の小笠原春一(おがさわら はるいち)登別市長より、最初にアイヌ語のあいさつ「イランカラプ テ」に始まり、来春公開される民族共生象徴空間「ウポポイ」 が紹介されました。そして「来年には市政執行50年を迎える登別市で第68 回全道身体障害者福祉大会が開催されることに、地元を代表して歓迎するとともに、 開催にあたりご尽力、ご支援を いただいた皆様に感謝とお礼を申し上げます」と、歓迎のことばをいだたきました。
※「イランカラプテ」(「こんにち は」の意。北海道のおもてなしのキーワードとして普及させるキャンペーンを展開しています) 
  〇 式典・表彰
  表彰は、北海道善行賞(知事表彰)の自立活動者4名、北海道身体障害者福祉協会会長表彰の自立更生者19名、援護功労者10名に、表彰状と記念品が贈られました。 続いて、北海道知事(代理 胆振総合振興局長)花岡祐志(はなおか ゆうじ)様、 北海道議会議長(代理 北海道 議会議員) 赤根広介( あかね こうすけ)様、登別市議会議長 工藤倶二雄(くどう くにお)様から祝辞 をいただき、来賓紹介、祝電披露のあと、受賞者を代表して、本会会長表彰を受賞された登別市の伊藤千春(いとう ちはる)さん(登別市身体障害者福祉協会)より「受賞者を代表して、一言お礼の言葉を申し上げます。この度、表彰賜り心より感謝を申し上げます。 今後も健康に注意しながら会の発展に力を注ぎ頑張っていきたいと思っております。本日は誠にありがとうございました。」 と謝辞を述べられました。
  〇 アトラクション
  登別市立幌別西小学校の6年生の皆さん50名により、福祉出前講座の感想発表並びに合唱「私たちの道」の2部構成でパ フォーマンスが披露され大きな拍手に包まれました。
  〇 講 演
  社会福祉法人北海道社会福祉事業団胆振圏域障がい者総合相談支援センターるぴなすセンター長・小林繁市(こばやし しげいち)様より「すべての人が包み込まれる共生社会をめざして〜人権・地域・普通のくらし〜」と題して、ご自身の体験談をもとにご講演いただきました。
  〇 全体会議
  午後の部として全体会議が議長団の東海林繁幸(しょうじ しげゆき)(北身協副会長)、木村正裕(きむら まさひろ)(北身協理事)の進行により開催されました。
  最初に、東海林議長より「昨年は震災の影響で開催出来ませんでしたが、第67回札幌大会での要望事項の処理報告を事務局からお願いします。」と告げられ、北身協常務理事 泉 司(いずみ つかさ)より「昨年9月9日に行われる予定でした札幌大会ですが、皆さんご承知のとおり胆振東部地震の影響で、大会自体が開催できませんでした。
  昨年度は4題の要望事項がございましたが、昨年11月2日に行われました第2回大会推進委員会において、これまでに実行されている1題を除き、3題を関係機関に要望として提出しております。」と要望事項の処理結果を報告する旨の説明がなされました。
  続いて、本日の助言者である北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課社会参加グループ主幹の坂田英行(さかた ひでゆき)様が紹介され、提案説明を終えてから一括助言を頂戴する旨の説明がなされました。
  提出議案の審議が行われ、提案3件について、函館身体障害者福祉団体連合会 天羽光人(あもう みつひと)常務理事及び北身協常務理事 泉 司より説明がなされました。
  出席者の皆さまから各議案の承認を得て、木村議長より「大会推進委員会においてさらに協議・検討のうえ要望として取りまとめることにしたい」との説明がありました。

   
 
   
 
 
      〇 大会宣言提案・採択
  川口きよ子(北身協理事)から大会宣言(案)が読み上げられ、提案通り採決されました。
  〇 大会決議提案・採択
  石田正義(いしだ まさよし)(北身協理事)により左記の大会決議(案)が読み上げられ、提案通り採決されました。
  1 障がいの社会モデルの理解啓発を道内全域で強く推進しよう
  2 北海道に根ざした心のバリアフリーを広げよう
  3 災害時における災害支援者の充実を図ろう
  4 障がい者差別を禁止する条例を北海道に制定させよう

  5 地域の相談支援体制に身体障害者相談員を活用しよう

  〇 次期開催地挨拶
  議長団退任後、次期開催地である深川市長代理・深川市市民福祉部長安田浩人(やすだ ひろと)様より深川市での開催のあいさつがありました。
  〇 万歳三唱
  本大会実行委員長である今 順子(こん じゅんこ)登別身障者福祉協会会長の発声により会場の全ての人で万歳三唱を行いました。
  〇 閉会のことば
  最後に東海林繁幸(しょうじ しげゆき)副大会長(北身協副会長)から閉会のことばがあり、第68回全道身体障害者福祉大会登別大会が終了しました。

  表彰者の皆様
  北海道善行賞受賞者(北海道知事表彰)
  【自立活動者】4名(敬称略)
(敬称略)
  茅部郡森町 澤田カツヱ(さわだ かつえ)
  新ひだか町 浅野 節子(あさの せつこ)
  小樽市 宮越 典明(みやこし のりあき)
  登別市 今  順子(こん じゅんこ)

  北海道身体障害者福祉協会会長
  表彰受賞者名簿
  【自立更生者表彰】19名
(敬称略)
  ニセコ町 渡邊 艶子(わたなべ つやこ)
  余市町 梶川 啓子(かじかわ けいこ)
  長沼町 宮田 幸男(みやた ゆきお)
  浦河町 木村 恵子(きむら けいこ)
  浦河町 富菜 静子(とみな しずこ)
  豊頃町 米田   充(よねた みつる)
  羅臼町 加藤   強(かとう つよし)
  函館市 濱嶋 政義(はましま まさよし)
  小樽市 千葉   富(ちば とみ)
  北見市 三輪久美子(みわ くみこ)
  紋別市 後藤 友孝(ごとう ともたか)
  千歳市 水上 康章(みずがみ やすあき)
  砂川市 伊藤 直行(いとう なおゆき)
  深川市 星野   賢(ほしのまさる)
  深川市 上家   弘(かみいえひろし)
  深川市 山内 義益(やまうち よしえき)
  富良野市 林  弘幸(はやし ひろゆき)
  登別市 伊藤 千春(いとう ちはる)
  北広島市 高橋キミ子(たかはし きみこ)

  北海道身体障害者福祉協会会長
  表彰受賞者名簿
  【援護功労者表彰】10名
(敬称略)
  黒松内町 藤原 正(ふじわら ただし)
  共和町 三上 繁行(みかみ しげゆき)
  余市町 宮川 博敏(みやかわ ひろとし)
  上富良野町 本間 久子(ほんま ひさこ)
  池田町 多田 恒雄(ただ つねお)
  芦別市 竹田 光枝(たけだ みつえ)
  江別市 千葉セツ子(ちば せつこ)
  江別市 辻岡 雅子(つじおか まさこ)
  江別市 千葉   清(ちばきよし)
  砂川市 岡林 キヱ(おかばや しきえ)
  ※当協会のホームページ最下段の「全道大会」からも閲覧できます。
  来年度の全道身体障害者福祉大会は、9月20日(日)に深川市での開催を予定しております。

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月?金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   
  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について
    みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

 平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
  利用登録等の手続きが必要となります。
  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  ◎お詫びと訂正

 

  本誌第787号( 10 月 25 日 発行)において、次の誤りが ありました。訂正して、お詫 び申し上げます。
  1面・2段目「盲ろう者通訳・介助員養成講座開講」の17行目及び23行目。
  誤 : 開校式では、 正:開講式では、
  誤 : 第一講義目が始まり 正:第一講義が始まり
  同、写真のタイトル
  誤 : 開校式の様子  正:開講式の様子

   
 
   

文芸

  短歌
 

蘭越町 中林 トメ(なかばやし とめ)
・ 家内(いえうち)にこもりて居(よ)れば遠(とを)くより
      老(お)いを忘(わす)らす祭り囃子(ばやし)が
・ 若者(わかもの)が舞(ま)う豊穣(ほうじょう)の神楽獅子(かぐらじし)
      郷(さと)の祭りを最頂点(さいちょうてん)へ
・ 隣接(りんせつ)の寺(てら)の境内(けいだい)松林(まつばやし)
      紅葉(こうよう)盛(さか)るななかまど木(き)あり

  俳句
 

豊浦町 斎藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 雁(かり)渡(わた)る異郷(いきょう)にひとり住(す)みなれて
・ 補聴器(ほちょうき)が色なき風の音(おと)拾(ひろ)ふ
・ 湖(うみ)と言ふ大きな鏡(かがみ)十六夜月(いざよいづき)

月形町 冨田美代子(とみた みよこ)
・ 柿(かき)一つ食べて教会の鐘をきく
・ マスク着(つ)け皆色白美人です
・ 亡き夫私を背負(せお)い二階まで

   
 

  文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
  1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付(必着)とします。
  2、作品には、短歌・俳句・川柳の区分を記入してください。
  3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けてください。
  4、ご投稿の際には、お名前・ご住所の他に電話番号またはFAX番号をご記入ください。読み方等の確認のご連絡を差し上げる場合があります。
  ※ 投稿をいただいた作品は、極力掲載するつもりですが紙面構成の都合上、お一人様三点までの掲載とさせて頂く場合もございますので、予めご了承ください。掲載希望の順位の付記をお願いします。
  また、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にずれが生じることもあります。何卒、ご理解を頂けますよう、お願いします。

  【宛先】
  〒060―0002
  札幌市中央区北2条西7丁目  道民活動センタービル4階
  一般社団法人  北海道身体障害者福祉協会
FAX:011(251)0858