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北海道身体障害者新聞(第783号)

   
 令和元年度第1回理事会の開催
    5月20日(月)道民活動センタービルにおいて、令和元年度第1回理事会が開催されました。当日は、理事8名と監事2名が出席しました。堂前文男(どうまえ ふみお)会長の挨拶の後、以下の議案審議を行いました。
●平成30年度事業報告及び決算報告
  事務局より各事業の概要の説明と決算報告があり、事業費・管理費等の執行について質疑応答が行われました。その後、工藤監事より、適正に処理執行されている旨の監査報告があり、各議案が承認されました。
●令和元年度の受託事業の支出予算一部変更について
  事務局より令和元年度の受託費予算案の中の一部変更の提示があり、原案通り可決されました。
●その他の議案・報告
  ・第64回日本身体障害者福祉大会あきた大会について
  5月22日(水)〜23日(木)
  秋田県秋田市にて開催
  ・日身連東北・北海道ブロック身体障害者団体連絡会団体長等会議について
  6月20日13時30分より山形市、山形国際ホテルにて開催されることと、翌21日午前9時より同ホテル内において事務局長・事務局職員会議が開催されることが報告されました。
  その後、多岐に渡る意見交換の後、令和元年度第1回理事会は閉会となりました。

   
 
   

  第64回日本身体障害者福祉大会の開催

 

☆ 令和元年度日身連第1回定時評議員会の開催
  令和元年5月22日(水)午前10時より秋田キャッスルホテル放光の間において開催された決算に関する評議員会では当初赤字予算を計上していたが決算では約80万円ほどの黒字決算となったとの執行部からの報告があり、その他議案も含めて満場一致で全ての議案が可決されました。
☆ 基調講演「我が国のバリアフリー政策について」
  講師 国土交通省総合政策局 安心生活政策課課長 奈良裕信(なら ひろのぶ)様
  約1時間15分の講演の中で
  一、バリアフリー化の必要性とバリアフリー法の制定
  一、バリアフリー施策の概要と取組の現状
  一、最近の動き
  〜東京オリンピック・パラリンピック、さらにはその先を見据えて〜
  大きく三部の構成での講演は意義深い内容であり、特に旅館ホテルのバリアフリーの基準が変わりました。
☆ シンポジウム「改正バリアフリー法への期待〜地域間格差のない環境整備に向けて〜」
  ここでは茨城県と県内市町村のバリアフリーにおける行政の財政支援が勉強になり観光資源の豊富な北海道でも必要なものであり、これからのさらなる運動展開の大きな柱の一つであることを実感しました。
☆ 第64回日本身体障害者福祉大会
  晴天に恵まれた令和元年5月23日(水)午前10時より秋田県立武道館において開催され、前日からの参加者も含め千五百名が参加した大会となりました。
※ 紙面の都合上、画像の掲載や記事の内容の詳細を紙面に掲載できませんでした。お詫びを申し上げます。

   
 
   

  ●要約筆記者養成講座

    昨年度から、基準カリキュラム全84時間を1年間(14日間)で開催いたします。
◆開催日時
  8月31日(土) 9月1日(日)
  9月14日(土) 15日(日)
  9月28日(土) 29日(日)
  10月19日(土) 20日(日)
  11月2日(土) 3日(日)
  11月16日(土) 17日(日)
  12月7日(土) 8日(日)
  10時〜17時15分
  (初日のみ9時40分開始)
◆定員…40名程度
  (手書き部門20名、パソコン部門20名)
◆申込締切…7月31日(火)

*2018年度全国統一要約筆記者認定試験は、令和2年2月16日(日)実施予定

※会場は道民活動センター(かでる2・7)です。カリキュラム・費用・申込方法等の詳細については、北海道身体障害者福祉協会ホームページをご覧ください。
http://www.hokusinkyo.or.jp
  【各講座のお問い合わせ先】
  北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電話 011(251)9302 FAX 011(251)0858

   
 
   

  ●盲ろう者通訳・介助員養成講座

    盲ろう者通訳・介助員として登録されている方を対象とする研修です。
◆開催日時
  9月21日(土) 22日(日)
  10月12日(土) 13日(日)
  10月26日(土)
  11月9日(土) 10日(日)
  10時〜17時
  (初日のみ9時40分開始)
◆定員…30名程度
◆申込締切…8月20日(月)

※会場は道民活動センター(かでる2・7)です。カリキュラム・費用・申込方法等の詳細については、北海道身体障害者福祉協会ホームページをご覧ください。
http://www.hokusinkyo.or.jp
  【各講座のお問い合わせ先】
  北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電話 011(251)9302 FAX 011(251)0858


   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

 平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。中途失聴者・難聴者の方が公的な会議や講演会等に出席される際に、コミュニケーションや情報保障を行うための事業です。
  利用にあたっては、利用登録等の手続きが必要となります。
  この事業は当協会で受託しています。

  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率
  新規会員

  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   

  令和元年(平成31年)度の主な予定

 

☆ 北身協事務担当者会議
  7月11日(木)13時30分〜
☆ 全道身体障害者福祉大会
  10月6日(日)9時00分〜14時30分(予定)
  登別市民会館
☆ 第1回大会推進委員会
  8月中旬〜9月上旬の予定
☆ 第2回大会推進委員会
  10月下旬〜11月上旬の予定
☆ 組織検討会議
  10月下旬〜11月上旬の予定

   
 
 
 

  奨学生・保護者から感謝の作文

 

  当協会では昭和56年より、北海道新聞社会福祉振興基金による道新コスモス奨学金の運営を行っており、平成30年度は64名の奨学生に奨学金を支給いたしました。心身障害児者の経済的支援として、これまでに1,700人を越える奨学生に給付することができました。
  奨学生・保護者よりお礼状が寄せられましたので、前号に続き、一部抜粋してご紹介します。
  白樺高等養護学校 木工科(保護者)
  学校生活や寮での生活に使う備品等、又、サッカー部に入りたいとの事でサッカー道具の購入に使わせていただきました。そのおかげで息子本人も、充実した日常生活を送れている様で大変感謝しています。
  クリーニング科(生徒)
  この度は奨学金ありがとうございました。現場実習でのお昼代や交通費などに活用しました。また、修学旅行でのおこづかいやお土産などに使わせていただき、楽しい思い出を作ることができました。今は卒業に向けていろんな取組をしています。高校生活最後の行事、一生心に残るように頑張っています。4月からは社会人です。この高校生活で学んだことをいかして働きたいです。不安なこともありますが社会人として社会の役に立てるように一生懸命頑張っていきたいです。
  生産技術科(生徒)
  いつもお世話になっています。僕も大人になったらたくさん稼いで自分のやりたい事をたくさんやろうと思っています。
  生産技術科(保護者)
  少しでも助かっています。ありがたいです。学校生活は寄宿舎に入りいろいろ悩みもあるようですが、息子なりに頑張っていると思います。
  木工科(生徒)
  コスモスのおかげで、陸上のスパイクを買う事ができ、大会でメダルをもらう事が出来ました。ありがとうございました。これからも、学校の勉強と部活動を頑張ります。

   
 
   
   
  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について
    みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月~金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

  北海道からのお知らせ
       身体障害者手帳をお持ちの皆さまへ

 

 次の場合は届出や再交付申請が必要になりますので、早めのお手続きをお願いします。
  「届出」が必要なもの
  ①氏名に変更があったとき
  ②同じ市町村内で住所が変わったとき
  ③他の市町村から転入したとき
  ④お亡くなりになられた方の古い手帳があるとき
  「再交付申請」が必要なもの
  ①何らかの事情で手帳を2冊お持ちのとき
  こんなときもお問い合わせください
  ①障害程度等が変わったとき
  ②手帳を紛失して手元にないとき
  ③手帳が汚れたり破損して文字や顔写真が不鮮明になっているとき
  【届出・お問い合わせ窓口】
  お住まいの市町村役場の身体障害者福祉担当へ

   
 
   

文芸

  短歌
  室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 記念樹も大きくなって胸を張り
      孫青年に紫木蓮(しもくれん)揺(ゆ)れる
・ 駅時計戻せるならば五十年
      令和の年に又集いたい
・ 猫カフェ友の近くに開店す
      夜の散歩に楽しみ見つけ
・ 庭隅(すみ)でひっそりと咲くスズランを
      夫は摘みて食卓飾る
・ 甘き香(か)の漂(ただよ)う中で朝食をスズランに
      寄す想い出たどる
・ 少女期のスズラン摘みし草原に
      修道院の鐘の音(ね)のこし

蘭越町 中林 トメ(なかばやし とめ)
・ 病院の窓より見(み)ゆる町(まち)の屋根
      雪解(ゆきげ)を迎(むか)え色彩(いろどり)たしか
・ 昭和(しょうわ)より平成(へいせい)越(こ)えて令和(れいわ)へと
      続(つづ)く時代(じだい)を生(い)きゑる喜(よろこ)び
・ 逆さ絵(さかさえ)が田(た)の面(も)に映(うつ)る季(き)となりて
      ひねもす眺(なが)め移(うつ)る景色(けしき)を
・ 去年(こぞ)植(う)えし花(はな)の球根(きゅうこん)芽生(めば)えきて
      色鮮(いろあざ)やかに小庭(さにわ)に盛(さか)る

  俳句
  豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 鐘の音や朧(おぼろ)に流る坂の町
・ つばくらめいきなり空を裏返す
・ 磯の香を椀(わん)にひろげし新若布(わかめ)

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 近道をさけて余生(よせい)の春を聞く
・ 嘘ひとつ云えぬ父ふと万愚節(ばんぐせつ)
・ しずけさや耳膨らませ初音(はつね)待つ
・ 青き踏(ふ)む生き命とよろこびと
・ 咲くを待ち散るを悔やみて花有情(はなうじょう)
・ 母の日や「お母さん」呼ぶ少年兵

  川柳
  月形町 冨田 美代子(とみた みよこ)
・ みどりの日自然の中で生きてます
・ 寄ろけても今日も散歩車いす
・ 土手の花皆元気に背いくらべ
・ 誕生日百歳までのプラン立て
・ この孫が私の歳にはどんな世に

   
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
4、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
※ 投稿をいただいた作品は、極力すべてを掲載するつもりですが紙面構成の都合上、文芸欄では作品の季語と発行月の季節にずれが生じることもあります。何卒、ご理解を頂けますよう、お願いします。
  【宛先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目  道民活動センタービル4階
一般社団法人  北海道身体障害者福祉協会
FAX:011(251)0858