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北海道身体障害者新聞(第782号)

   
 平成31年度十勝地区身体障害者福祉協会総会が開催されました
    4月26日(金)十勝地区身体障害者福祉協会総会が十勝総合振興局にて開催されました。
  齊藤徹会長の開会挨拶で始まり、続いて十勝地区身体障害者福祉協会会長表彰授賞式を執り行ないました。
  その後、平成30年度事業・決算、令和元年度事業予定・事業予算の議案について報告と説明があり、議案が承認され、終了しました。また、スポーツ大会の種目についても活発なご意見が出ました。たくさんの会員に参加し楽しんでもらえる競技を模索していく予定です。
  会長表彰授与式では、自立更生者1名、更生援護功労者6名、合わせて7名が受賞し記念品が贈られました。
  十勝地区身体障害者福祉協会鹿追分会の磯部豊治(いそべ とよはる)氏が「受賞者代表としてお礼を申し上げます。受賞出来たのは言うまでもなく個人の力ではありません。事務局や町の会員のおかげです。」と感謝の言葉を述べられました。
  (おめでとうございます。これからも地域の障がい者福祉の向上に頑張ってください)
  各町村からは次の方々が表彰を受賞されました。
☆十勝地区身体障害者福祉協会会長表彰(敬称略)
  【自立更生者】
  広尾町 磯部豊治(いそべ とよはる)
  【更生援護功労者】
  音更町 大場道也(おおば みちや)
  音更町 朝倉喜美子(あさくら きみこ)
  中札内村 安原克己(やすはらかつみ)
  広尾町 石橋和義(いしばしかずよし)
  池田町 横田栄子(よこた えいこ)
  池田町 多田恒雄(ただ つねお)

   
 
   

  奨学生から感謝の作文

 

  当協会では昭和56年より、北海道新聞社会福祉振興基金による道新コスモス奨学金の運営を行っており、平成30年度は64名の奨学生に奨学金を支給いたしました。心身障害児者の経済的支援として、これまでに1,700人を超える奨学生に給付することができました。なお、今年度からは国立・道立、市立・私立の養護学校等の高等部に対象を広げて奨学生の募集を行いました。
  この度、奨学生よりお礼状が寄せられましたので、一部抜粋してご紹介します。
  中札内村高等養護学校 農業科2年
  一年間ありがとうございました。奨学金のお陰で、現場実習を行うことができました。
  これからの目標は、学校生活で周りの人を見ながら行動するようにしたいです。
  中札内村高等養護学校 農業科2年(保護者)
  一年間ありがとうございました。道新コスモス奨学金のお陰で、現場実習の費用や日用品などの購入にたいへん助かりました。卒業後、社会に出てもお金の管理や大切を忘れずに身に着けた事を生かしてがんばって欲しいと思います。

   
 
   

  令和元年度 障がい者パソコン教室開催のご案内

    身体障害者手帳の交付を受けている方を対象としたパソコン教室を開催いたします。
  開催日時・場所
  ★7月2日(火)〜4日(木) 石狩市 総合福祉センター「りんくる」
  ★7月23日(火)〜25日(木) 岩見沢市 自治体ネットワークセンター
  ★8月6日(火)〜8日(木) 滝川市 身体障害者福祉センター
  ★8月20日(火)〜22日(木) 美唄市 総合福祉センター「ぽぷら」
  ★9月10日(火)〜12日(木) 砂川市 地域交流センター「ゆう」
  ★9月18日(水)〜20日(金) 帯広市 「グリーンプラザ」
  ★10月16日(水)〜18日(金) 登別市 総合福祉センター「しんた21」
  ※講習時間
  いずれの日程も10時〜15時(休憩1時間)
  ※受講料
  無料
  ※各会場講習定員
  10名
  ※申込方法
  開催地及び近郊の協会へ左記の時期にご案内を発送しますので、ご確認をお願いいたします。
  石狩・岩見沢・滝川・美唄・砂川教室
  6月1日発送予定
  帯広・登別教室
  7月2日発送予定
  皆様のお申し込みをお待ちしております。

   
 
   

  要約筆記者派遣事業について

 

 平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。中途失聴者・難聴者の方が公的な会議や講演会等に出席される際に、コミュニケーションや情報保障を行うための事業です。
  利用にあたっては、利用登録等の手続きが必要となります。
  この事業は当協会で受託しています。

  【問合せ先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
北海道社会参加推進センター(一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302  FAX: 011(251)0858

   
 
   

  北海道からのお知らせ
       身体障害者手帳をお持ちの皆さまへ

 

 次の場合は届出や再交付申請が必要になりますので、早めのお手続きをお願いします。
  「届出」が必要なもの
  ①氏名に変更があったとき
  ②同じ市町村内で住所が変わったとき
  ③他の市町村から転入したとき
  ④お亡くなりになられた方の古い手帳があるとき
  「再交付申請」が必要なもの
  ①何らかの事情で手帳を2冊お持ちのとき
  こんなときもお問い合わせください
  ①障害程度等が変わったとき
  ②手帳を紛失して手元にないとき
  ③手帳が汚れたり破損して文字や顔写真が不鮮明になっているとき
  【届出・お問い合わせ窓口】
  お住まいの市町村役場の身体障害者福祉担当へ

   
 
   
  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について
    みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
   
 
   

  令和元年(平成31年)度の主な予定

 

  ☆ 北身協定期総会  6月9日(日)10時30分〜(道民活動センター 520会議室)
  ☆ 北身協事務担当者会議  7月11日(木)13時30分〜(道民活動センター 710会議室)
  ☆ 第68回全道身体障害者福祉大会登別大会
 
10月6日(日)9時00分(受付)〜14月時30分(終了予定) 登別市民会館にて

   
 
   
 
 

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月~金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談
  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率
  新規会員

  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
 

  「要約筆記者養成講座」「盲ろう者通訳・介助員現任研修」の案内を当協会のホームページに掲載しております。

  http : //www.hokusinkyo.or.jp/02_shakaisanka.htm


   
 
   

  令和元年(平成31年)事務局事務分掌

    令和元年(平成31年)度の事務局事務分掌は下記URLにて確認してください。
  http://www.hokusinkyo.or.jp/PDF/31jimubunsyou.pdf

  ともしび
      北海道新聞(夕刊)2005年(平成18年5月22日号)
      ダウン症の画家

 

  届けられた近刊の本をめくると、グラビアいっぱいに絵筆を持つ笑顔。お地蔵さんの絵を手に初めてこの実寮を訪ねてきたのは、佳子さんが養護学校高等部二年生の時だった。おれは以前聞いた佳子さんのお母さんの話を思い出した。  
  お母さんは結婚後もボランティアで障害者に洋裁を教え、障害もつ母親たちの相談相手にもなっていた。それが、二女の佳子さんが生まれた瞬間に立場が逆転した。生後七カ月で医師からダウン症だと知らされた時、お母さんは絶望のあまりわが子を抱いて一緒に死ぬことを考えた。  
  晩秋のある日、ご主人と長女に形見の指輪と腕時計と置き手紙をし、一歳にならない佳子さんと家を出た。円山八十八カ所の山道の途中に貧血で気を失った。冷気で意識が戻ると、母子地蔵の前。「一つしかない命を大切にしなさい」と石仏に言われている気がした。  
  その日から、お母さんは障害のあるわが子と共に生き抜く決心をした。医学書を読みあさり、ダウン症について勉強した。四~五歳までが勝負だと、食事療法、舌、歩行、手と目の機能訓練…。そんな指導に家族の協力と学校教育とが相乗効果を現わし、七歳の佳子さんは独特の地蔵尊を描き始めたのだ。才能には日増しに磨きがかかった。  
  四年前、三浦綾子さんの唯一の子供向け読み物『まっかなまっかな木』の絵本化で佳子さんは絵を担当した。描かれるものすべてがほほ笑みに満ちていて、生かされている命をいかに生きるかを問いかける三浦作品にピッタリだ。  
  札幌の地域FM放送のFM三角山放送局ロビーで、障害を持つ画家達が口と足で描いた絵画展が開催された。ここのスタジオでは、障害者の方たちがパーソナリティーとして活躍し、地域の方々と協力しあった番組づくりが高く評価されている。絵の好きな寮生と見に行った帰路、おれは思った。住民が互いを理解し協力し合い、いのち大切にするのが「共生(ともいき)社会」なのだ、と。

  注 この記事は筆者の了承を得て、最終稿の2008年(平成20年)4月7日号まで不定期ですが掲載していく予定です。

   
 
   

文芸

  俳句
  豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 坪庭(つぼにわ)に蒔(ま)かぬ芽の出て四月馬鹿(ばか)
・ 昨夜(よべ)の雨湾を濁して雪解急
・ 転居荷の発ちし遅日(ちじつ)の畳拭く

岩見沢市 池田 敏雄(いけだ としお)
・ 図書館を出(で)て春光(しゅんこう)を一人占(じ)め
・ チューリップ赤(あか)黄(き)と揺(ゆ)れてロンドかな

   
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
1、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付といたします。
2、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
3、一般読者が読みにくい漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
4、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
  【宛先】
〒060―0002
札幌市中央区北2条西7丁目  道民活動センタービル4階
一般社団法人  北海道身体障害者福祉協会
FAX:011(251)0858