この度全国身体障害者総合福祉センター(戸山サンライズ)主催による「第25回障害者による書道・写真全国コンテスト」の審査結果が発表されました。
全国から954点の応募があり、道内からは書道部門2点、写真部門2点が入賞しました。
入賞作品は次のとおりです。
書道部門
▼銀賞 妹背牛町 渡辺(わたなべ)ナカ
題「瑞気集門(ずいきしゅうもん)」
▼銀賞 豊浦町 八木文子(やぎふみこ)
題「毛筆 芭蕉俳句」
写真部門
▼金賞 滝上町 影久福松(かげひさふくまつ)
題「細滝(ほそたき)」
▼銅賞
歌志内市 辰口洋司(たつぐちようじ)
題「巣立つ頃(蝦夷フクロウの幼鳥)」
◇◇北身協事務局人事◇◇
(十二月六日付け)
採用 臨時書記 酒井渉(さかいわたる)
障害者雇用納付金制度の一部改正
平成22年7月1日から中小規模の企業の雇用促進を目指した障害者雇用納付金制度が改正されました。
この制度は、事業主間の経済的負担を調整する観点から、実雇用障害者数が法定雇用率(1.8%)に満たない事業主から、雇用する障害者が1人不足するごとに1月当たり50000円を徴収し、それを原資に法定雇用率を超えて障害者を雇用する事業主に対して障害者雇用調整金(超過1人につき1月当たり27000円)や助成金等を支給し、障害者の雇用の促進を図ろうとする制度です。
改正の概要
1 対象事業主の拡大
納付金制度の「適用対象事業主」については、「常用雇用労働者数が201人以上300人以下の中小企業」も対象とする。
2 短時間労働者のカウント方法の改正
雇用率制度、納付金制度の「労働者数」、「雇用障害者数」の算定に当たっては、「週20時間以上30時間未満の短時間労働者数」を含める。
3 除外率設定業種の除外率の改正
雇用率制度、納付金制度の「労働者数」の算定に当たっては、除外率設定業種の「除外率を一律10%ポイント下げる」
改正の効果等
この改正により障害者の雇用人数が法定雇用率(1.8%)を下回る企業は、納付金の納付が必要となります。
一方、障害者にとっては、就労の門戸が広がる可能性があります。
文芸
短歌
由仁町 中嶋つぎ子
我が家では大きな坊や居ると言ふ 嫁笑み浮べ何か楽しげ
三段の大滝造る長流川の 川面の紅葉光りて沈み
いたずらの絶間なき曾孫目で追いつ 針持つ我れの病いたる姿
室蘭市 池田満里子
食卓に友の摘んだ小菊置く 晩秋の音の名残を惜しむ
冬将軍あまりの早さにおろおろと 体と心の冬支度する
街路樹の根元に咲いたひまわりの 小さなからだで元気をくれる
釧路市 松橋幸子
室内に入れしノボタンが独特の 紫色を放ちて咲けり
まいづる草咲き継ぐ為の紅き実か 無数の種となりて還り逝く
釧路町 大道恵美子
湿原の彼方に霧の流れ去り 阿寒連峰くっきりそびゆ
同室の患者ら四人窓に寄り 刻々変はる夕映え見入る
庭草を刈りゐる空へ音高く ドクターへリーの煌き行けり
病院に長びき帰る身めぐりに 雪虫ちらちらまつはりて飛ぶ
俳句
恵庭市 西島明
折れそうな妻の肩引く冬日和
長き夜の覚めて施設の妻のこと
冬銀河今し八十路の呱呱の声
室蘭市 池田満里子
模索する心にも秋霜の朝
漬け終へて待つ楽しみや干大根
暮れ早し帰り船の灯海散らす
川柳
北広島市 本多司
国家機密もぬけの殻にする忍者
喧騒の師走響かす時計台
契約更改悲喜こもごもの鐘が鳴る
ジングルベル商戦師走血眼に
嫁姑合わぬ家風を孫が解き
江別市 戸原寿夫
夕暮に茜の空見てきれいだね
韓ドラを見て学ぶこそ人生訓
居眠りや駅を乗越す秋日和
雲とをる時は優しさ望の月
菊日和ノーベル賞の大見出し |