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北海道身体障害者新聞(第778号)

   

  北十勝身障分会ブロック研修会開催

 

  北十勝身障分会ブロック研修会が9月29日、音更町で開催されました。音更町・士幌町・鹿追町からの参加者約45名が音更町の帯広大谷短期大学に集合して、開会式が行われました。音更町分会古田(ふるた)副会長の開会のことば・音更町分会塚本(つかもと)会長の主催者挨拶・音更町重松(しげまつ)保健福祉部長と十勝地区身体障害者福祉協会齊藤会長に来賓挨拶をいただき、さっそく学内見学が始まりました。
  今回訪ねた帯広大谷短期大学は、栄養士・介護福祉など様々な専門知識とともに、学生が世代を越えた絆を大切にする地元に愛されるコミュニティカレッジです。
  同短期大学地域連携推進センター生涯学習室阿部室長と学生による介護系ボランティアサークル「半熟たまごクラブ」の案内で2グループに分かれて見学をしました。
  介護実習室では介護用品の説明があり、障がい者にも使いやすい食器などに関心が集まりました。また、草森紳一(くさもり しんいち)記念資料室や約9万冊以上の蔵書を誇る附属図書館を見学しました。
  校内を見学する際は、学生が一緒にゆっくりと歩き、優しい配慮に参加者の顔もほころび、広い学内を楽しく見学できました。
  見学後、講堂にて学生たちがトーンチャイム(ハンドベルの一種)の演奏を披露してくれました。また、手話を取り入れた演奏やブームワッカー(調律されたカラフルなプラスティックチューブを叩いて音を出すことができる楽器)を一緒に演奏し、笑顔あふれる研修となりました。
  一同は懇親会会場へ移動し交流を深め、音更町分会茂古沼(もこぬま)副会長のことばで和やかに閉会しました。

    
 
    

  北海道身体障害者福祉会 会長表彰伝達式

 

  去る9月9日の第67回全道身体障害者福祉大会が胆振東部地震の影響で中止となる中、各地において会長表彰伝達式が開催されました。この度受賞された全31名の方々のご多幸をご祈念し、協会の発展に益々ご尽力くださいますよう、お願い申し上げます。
  十勝地区身体障害者福祉協会更別村分会 会長表彰伝達式
  11月12日(月)更別村老人保健福祉センターにおいて、更別村分会の創立60周年記念式典での特別記念講演の演者であります一般社団法人北海道身体障害者福祉協会常務理事・事務局長泉 司(いずみ つかさ)より、十勝地区身体障害者福祉協会 齊藤徹(さいとう とおる)会長同席のもと、北海道身体障害者福祉協会会長表彰援護功労者表彰伝達式が行われました。受賞者の我妻澄子(わがつま すみこ)様に表彰状と記念品が授与されました。
  滝川身体障害者福祉協会 会長表彰伝達式
  11月17日(土)滝川市身体障害者福祉センターにおいて、北海道身体障害者福祉協会会長表彰伝達式が行われました。当日は天候にも恵まれ、37名の会員・賛助会員が見守る中、川口きよ子会長から自立更生者表彰の吉見彰徳(よしみ あきのり)様、井ノ浦晴美(いのうら はるみ)様に表彰状と記念品が授与されました。

    
 
    

  盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用について

 

  みなさまのご家族やご近所に、視覚に障がいのある方で、耳の聞こえが悪くなってきている方、あるいは聴覚に障がいのある方で、目が見えなくなってきている方はいらっしゃいませんか。
  当協会では、在宅の視覚と聴覚に重複して障がいのある方(盲ろう者)に、コミュニケー ションや移動の支援を行う「通 訳・介助員派遣事業」を行って います。
  もし、身近に「盲ろう者」の方がおられましたら、この事業が通院や買い物などに利用できることをお伝えいただき、当協会にもご連絡をお願いいたしま す。
“利用料金は無料です”
  なお、事前に利用登録が必要となりますので、手続き等は、 下記へお問合せください。
【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858
  尚、札幌市内にお住まいの方は札幌身体障害者福祉協会へ、お問い合わせをお願いします。

    
 
    

  要約筆記者派遣事業について

 

  平成28年12月より北海道では要約筆記者の公的派遣事業がスタートしました。
  この事業は当協会で受託しています。
  利用登録等の手続きが必要となります。
  【問合せ先】
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  北海道社会参加推進センター

  (一般社団法人北海道身体障害者福祉協会)
  電 話: 011(251)9302   FAX: 011(251)0858

    
 
    

  JRジパング倶楽部特別会員のご案内

 

  JRジパング倶楽部では、身体障がい者を対象とした特別会員制度を設けております。
▼会員特典
  JRの窓口で障害者手帳を提示して購入した乗車券が片道・ 往復・連続乗車のいずれかで201キロメートル以上の時 は、特急券等を2割〜3割引きで購入することができます。 (一部、ご利用になれない列車がありますので、窓口でご確認ください)
▼入会資格
  身体障害者手帳をお持ちの男性60歳・女性55歳以上の方
▼年会費
  1人 1,350円 (入会金はいりません)
▼割引除外期間
  ・4月27日〜5月6日
  ・8月11日〜8月20日
  ・12月28日〜1月6日
▼割引率
  新規会員

  【初回〜3回目→2割引】
  【4回目〜20回目→3割引】
  更新会員
  【初回から3割引】
▼ジパング手帳のお届けは、お申込から2〜3週間程度の時間が必要となりますので、予めご了承ください。
  尚、更新手続きは1ヶ月前から可能です。
  期限を過ぎますと、割引率が 新規会員扱いになりますので、 お早めに更新手続きをお願いし ます。
【申込・お問合せ先】
各地区の身体障害者福祉協会及び下記へ
  〒060-0002
  札幌市中央区北二条西七丁目道民活動センタービル4階
  一般社団法人北海道身体障害者福祉協会
  電 話 : 011(251)1551   FAX : 011(251)0858


  JRジパング倶楽部 特別会員(身体障がい者)と一般会員(健常者)の違い/PDF版はこちらから確認できます。

   
 
   
 
 
   

  要約筆記者養成講座が終了しました

 

  8月25日(土)から開催されていた要約筆記者養成講座が12月9日(日)の講義をもって全84時間のカリキュラム終了となりました。
  講座の後半では、実際の活動場面を想定した「チームワーク」も繰り返し実践し、講師からの助言や受講者同士の反省点などの交流を通して、より高い技術を目指していました。また「中途失聴・難聴者の臨床心理」「社会福祉事業者としての専門性」等の講義も行われました。
  1年間(全14回)の日程での開催となった今年度は、手書き16名・パソコン21名が受講時間の規定に達し、受講証明書を受け取りました。昨年度までの受験資格保有者と共に、2月17日に行われる全国統一要約筆者認定試験に臨む予定です。

   
 
   

  ともしび

 

 北海道新聞(夕刊)2005年(平成17年)10月3日号
  生き生き乗馬
  北海道は国内最大の馬産地。しかし、戦前約七十万頭いた馬は一九六〇年代前半、農業の機械化と車の普及で激減し、現在は二万五千頭しかいない。競馬やばん馬、ホーストレッキングなどに利用されているにすぎない。
  私が勤務する福祉施設の「この実寮」が、乗馬療育を始めたのは二〇〇〇年。その十年前に二万坪の「森林農場」を開いた。
  土地は、道庁民生部で児童福祉、保育士の養成、心身障害者更生相談を担当された山科(やましな)アキさんから贈与された。山科さんは「障害がある人の授産訓練や健康なお年寄りの生きがい活動、児童の健全育成、ボランティア育成の場に」と希望された。
  まず、鶏と豚と羊を飼い、農耕をし、それらを通して寮生たちが生きる力をつけ、喜びを感じ、そして感謝する人になってもらおう、と「教育農場」を始めた。
  森林農場では現在四頭の馬を飼っている。ドサンコの「モンタ」は障害者の乗馬用だが、十頭の羊とともに放牧され、蹄耕法(ていこうほう)で三千坪のささやぶ斜面を耕地化した。混血馬「メイ」は高齢でおとなしいから初心者や二人乗りに働いてもらったが、疲れが出て、休養中だ。広尾から来た「あかね」は、他の馬となじめず脱走したが、近くのお寺の住職が見つけてくれ無事保護された。北大馬術部の引退馬「サラマンダー」は、療育馬として提供された。獣医学部の学生が来て、四頭の体調把握、調教と運動をしてくれる。
  乗馬療育は、障害がある人たちに楽しんでもらうのが目的だ。馬の世話をしながら乗ることで、楽しみの幅は広がる。「乗馬のある日は朝から機嫌がよい」と親御さんたちは言う。
  乗馬は、日本人が忘れた三つのキーワード「人間」「自然」つな「動物」を繋ぎ、障害がある人たちに喜びと夢と希望、感動をいもたらす。ここに本物の癒やしがあると思う。

  注 この記事は筆者の了承を得て、最終稿の2008年(平成20年)4月7日号まで不定期ですが掲載していく予定です。

   
 
   

  北海道からのお知らせ

 

  「ヘルプマーク」・「ヘルプカード」について
  北海道では平成29年度から「ヘルプマーク」・「ヘルプカード」が導入されています。
  「ヘルプマーク」は、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方からの援助を得やすくなるようにと作成されました。「ヘルプカード」は、支援が必要なのにコミュニケーションの障がいのため、うまく伝えられない方などが困ったときに助けを求めるためのものです。
  ヘルプマーク・ヘルプカードの配布を希望される方はお住まいの市町村に確認をお願いします。なお、ヘルプカードは、ファイルをダウンロードして印刷することもとも可能です。詳細は北海道保健福祉部障がい者保健福祉課のホームページをご覧ください。
  http : //www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/shf/helpmark.htm

   
 
   

  平成31年度の主な予定について

 

  ☆北身協定時総会 6月9日(日) 10時30分〜(予定)
  ☆北身協事務担当者会議 7月11日(木) 13時30分〜(予定)
  ☆全道身体障害者福祉大会 10月6日(日) 9時00分〜14時30分(予定)
  会場:登別市民会館

   
 
   

  障がい者110番

 

  障がい者及び家族などからの悩み(法的手続き、人権等に関する相談)に対し、弁護士による無料法律相談を行っています。
  相談の対象
 道内全域(札幌市を除く)の 障がい者を対象としています。
  なお、札幌市内の方は、 【札幌あんしん相談(電話( 633 ) 1313)】の窓口の利用 をお願いします。
  受付時間
 平日(月〜金)9時から 17 時 まで(電話または面接)
  時間外、土・日・祝日・年末 年始はファックス又は留守番電 話での受付となります。
  定例相談(弁護士相談)
  月1回(原則として第4週の火曜日)、定例相談として弁 護士による専門相談・助言を行 います。
  弁護士相談を希望される場合 は事前予約が必要で、その際、 相談概要のほか、住所、氏名、 連絡先などが必要となります。
  (相談の秘密は固く守ります。)
  主な相談
  ・法律に関する相談

  例え ば、身体・生命に関する 相談、財産に対する侵害、相続 関係、金融消費・契約関係、雇 用・勤務条件関係等
  ・人権擁護に関する相談
  例えば、職場・施設・隣人・ 知人・家族・親族との人権に関 するトラブル
  ・その他必要な相談
  受付・お問合せは
  障がい者110番直通番号
  電 話: 011(252)1233   FAX: 011(252)1235

   
 
   

文芸

  俳句
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 被災地の柏手(かしわて)に満(み)つ初明(はつあか)り
・ 年(とし)の瀬(せ)や包丁研(と)ぎて明日(あす)を待つ
・ 無住寺(むじゅうじ)の除雪は誰か月明(つきあか)り

豊浦町 斉藤 恵子(さいとう けいこ)
・ 枯れ柏(かしわ)ちりちりちりと風の鳴る
・ 寝落(ねお)ちゆく意識の中の虎落(もがり)笛(ぶえ)
・ 立冬の陽(ひ)を抱(だ)く梢(こずえ)昼下(ひるさが)り

  短歌
 

室蘭市 池内 満里子(いけうち まりこ)
・ 気がつけばフェリー定期も不定期に
      師走(しわす)の街に暗い陰(かげ)寄る
・ 音も無く白一色の銀世界
      目をつむり聞くサンタの鈴の音
・ 街の灯(ひ)が動くがごとく客船が
      灯(あか)りをこぼし出航して行く

  川柳
 

釧路市 芳賀 久子(はが ひさこ)
・ 図書館の静かな中で森を読む
・ 秋の日に夕焼けの絵手紙を読む
・ 川柳を新聞で読み句をひねる
・ 青空の災害地でも雲が飛ぶ

 
 

文芸に投稿される方へのお願い(編集部からのお願い)
一、投稿は、新聞発行月の前月25日までの受付(必着)といたします。
二、作品には、短歌、俳句、川柳の区分を明確に記入してください。
三、漢字には、必ずルビを付けていただきますよう、お願いいたします。
四、ご投稿の際には、お名前、ご住所の他に、電話番号またはファックス番号のご記入をお願いいたします。
【宛先】
〒060-0002
札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル4階
一般社団法人 北海道身体障害者福祉協会 宛
FAX:011(251)0858