清水美知江さんの感想文
連日の猛暑もやっと終り初秋の心地良い風を感ずる9月14日「身体障害者滝上分会」の会員参加者23名の期待と楽しみにしていた旅行の当日となりました。
前任の会長加藤四郎様宅の前に集合。途中、2 ? 3ヶ所待ち合わせの人と合流。
一路、定山渓へと出発しました。
砂川にて昼食、2時半には「滝野すずらん丘陵公園」へ着きました。
金ろ梅・這松・黄色コスモス、その他の花々の群落が一面に広がっています。
面積、400ヘクタール、甲子園の70ヶ位の広さ又、国立公園16ヶ所の中に唯一の北海道に有る国立公園です。
足の悪い人達は、そちこちそぞろ歩きに見学し、健脚の人はゆるやかな登り道を歩いて、全景を満喫したとの事、加藤さんの詳しい説明に、無理をしてでも行きたかった、と思うも後の祭りでした。
午後4時には定山渓の山渓苑に到着、和やかに夕食の宴、自慢のカラオケも聞き、6時より8時までの賑かな宴会を終えました。
旅行2日目朝9時10分に宿を出て、今回の旅の第一の目的地「藻岩山慰霊碑」戦没者のお参りの墓誌の前に立つ事ができました。
以前に参拝した事のある、副会長の尾藤さんより詳しくお話を聞き予備知識を得ての御詣りです。
昭和40年に建立、激戦地沖縄の戦死した方の中にわが町出身者が41名祀られ、沖縄の珊瑚のかけらを名前の台石にはめ込んでいるとの事、今回の旅行者の中には、血縁の人、又は知人の名が刻まれていました。
幾度も撫でさすって、現在の平和の礎となった方々に心から祈りを捧げました。
来年は撤去とか移設の話題もあるとの由、事実ならといろいろ考えさせられました。
「秋を待たで枯れゆく島の青草はみ国の春によみがえらなん」手島司令官の辞世のうたとありました。
あまたの人の尊い犠牲があっての現在の平和な日本が在るという思いに胸をあつくして墓前を去りました。
10時50分お参りを終え、昼食の為「アサヒビール園」へ。
でんと坐り込んだ会員の為に一生懸命、料理を運んでくださる加藤さんに勝手な注文をする私たちをゆるして運んでくださって、腹一杯食べる時間がありましたか?
ほんのり頬を染めた人も皆で、2時半には、北海道庁及び赤レンガ記念館を見学です。
(続きは次号に掲載します。) |