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異動のご挨拶
北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
課長 坂本明彦
 

このたび、 4 月 1 日付けの人事異動により、こども未来推進局参事から障がい者保健福祉課長を命ぜられました。前任の條野課長は、留萌振興局副局長に転出され、留萌管内の障がい者福祉をはじめとした福祉保健医療分野のほか、地域政策及び産業振興を担当することとなりましたが、引き続き連携を図りながら福祉施策の推進を図ってまいりたいと考えております。

私は、今から 15 年以上前ではございますが、障がい者福祉の業務を担当しておりましたが、改めて初心に立ち返り、今後の職務に取り組んでまいります。

障がいのある方々を取り巻く状況として、国においては、昨年 12 月に障害者権利条約の締結に必要な国内法の整備を始めとする障がい者に係る制度の集中的な改革を行うために「障がい者制度改革推進本部」を設置するとともに、本年 1 月には、障がいのある方々も参画する「障がい者制度改革推進会議」を設け、障がい者施策のより推進に関する事項についての制度改革に向けた議論が開始されています。

一方、道においては、「北海道障がい者及び障がい児の権利擁護並びに障がい者及び障がい児が暮らしやすい地域づくりの推進に関する条例」を昨年 3 月に制定し、これまで、障がいのある方やその家族の方々など、幅広い道民の皆さまからいただいたご意見を踏まえながら、障がいのある方々への支援体制づくりと就労支援を推進するための「地域づくりガイドライン」や「就労支援推進計画」の策定や道内 14 の圏域に権利擁護などについて協議する「地域づくり委員会」の設置準備など、本年 4 月 1 日の全面施行に向けた取組みを進めてまいりました。

今後とも、この条例が目指しております、障がいのある方の権利擁護、暮らしやすい地域づくりの推進、働く障がい者の方々への応援などのために様々な施策を進めてまいりたいと考えておりますので、加盟団体の皆さまには、引き続き一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

   
【平成21年度第二回理事会を開催】
〜新年度の事業計画案・予算案を審議〜
 

北海道身体障害者福祉協会(会長赤坂勝)は 3 月 11 日 ( 木 ) 、札幌市内で「平成 21 年度第二回理事会」を開催し、平成 22 年度事業計画案・収支予算案等の審議を行った。

主な概要は次のとおり。
   
  ▼平成22年度事業計画案
【重点に取組む事項】
  @加盟団体活性化のための事業支援の拡充
A情報発信の充実(ホームページの刷新)
B公益法人改革への対応検討
   
  【主な事業】
  @協会の適切な運営
・通常総会(5月14日開催)
・理事会(5月13日開催)
・組織検討委員会(年3回程度)
・担当者会議(6月10日開催)
A全道福祉大会帯広大会
・日時 10月16?17日
・会場 帯広市民文化ホール
B啓発
・広報と組織活動
・ホームページの充実
C障がい者の雇用 促進・社会参加促進事業(働ける障がい者の雇用を促進し又は社会参加を促進するために加盟団体が行う事業等に対して助成(拡充))
 

(対象事業例)

  ・雇用の促進を目的とした研修会、研究集会
・職業安定所との打合せ、協議会
・雇用のための企業等訪問活動、就業相談活動
・健康管理、健康増進のための研修会
・スポーツ、運動、レクリエーションの活動又は講習会
・全道規模の福祉大会及びスポーツ大会への参加支援(助成対象団体が負担、支援した場合に限る)
・日本身体障害者福祉大会への参加支援など
D福祉機器の基金の廃止
 

▼特別会計予算書案

  ・廃止する福祉機器の基金原資の奨学金運営事業特別会計(ろうあ者奨学基金・明星奨学基金)への繰入れ。
 
 
盲ろう者通訳・介助員養成講座開催〜19名の通訳・介助員が誕生〜
  北海道身体障害者福祉協会(会長赤坂勝)は3月5日(金)から7日(日)の3日間、札幌市内の道民活動センタービルで、盲ろう者通訳・介助員養成講座を開催した。この講座は、平成21年度から実施している「盲ろう者通訳・介助員派遣事業」の一環として盲ろう者のコミュニケーション手段と移動介助の知識と技術等の講習を行なうことにより、通訳・介助員を養成する目的で行われた。概要は次のとおり。

開催日当日は、札幌市内はもとより、全道各地から19名の受講者が参加し、3日間、一人の脱落者もなく熱心に受講した。この養成講座では、殆どの講義・実技は、盲ろうの当事者が講師となり、盲ろう者とのコミュニケーションの取り方や、通訳・介助に当たって盲ろう者の意思を確認したり尊重することの大切さなどを学んだ。最終日の3月7日は19名全員が、主催者である北身協赤坂勝会長から修了証書を受け取り、会長や講師の方々から温かい祝福を受けた。 修了者は、今後、盲ろう者通訳・介助員として北身協又は札幌市の方に登録し、盲ろう者の方が病院や買い物などで外出するときなどの通訳・介助員として活躍が期待されます。 最後に、この養成講座の講師を担当し、全面的に協力いただいた村岡美和氏(全国盲ろう者協会)と札幌盲ろう者福祉協会(富樫真弓会長)の皆さんには改めて感謝を申し上げます。
   
  盲ろう者の利用登録
  (通訳・介助員派遣事業)を受付中
北海道身体障害者福祉協会
電話 011-251-1551
FAX 011-251-0858
   
 
受講者募集〔平成22年度要約筆記体験講座〕
  中途難失聴者のコミュニケーション手段として必要な「要約筆記奉仕員養成講座」の開催前に、次のとおり要約筆記体験講座を開催します。
 
  ■障害者自立支援法廃止の確約と新法の制定
  1 目的
要約筆記奉仕員養成講座の受講前に中途難失聴者の理解や初歩的な要約筆記の基礎知識や実技などを体験することにより、この養成講座の円滑な実施に寄与する。
2 募集対象者
平成22年度に開催する要約筆記奉仕員養成講座(8月〜12月の間の土曜日・日曜日で12日間開催)の受講を希望する方。
3 主催(主管)
北海道(社団法人北海道身体障害者福祉協会)
4 定員・受講料25名程度・無料
5 体験講座
(1)開催日時平成22年7月31日(土)13時〜15時
(2)場所道民活動センタービル10階1040会議室
6 申込期限平成22年7月12日 (必着)
7 問合せ・申込先
社団法人北海道身体障害者福祉協会
住所 060−0002 札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル4階
電話011−251−1551
FAX 011−251−0858
   
北海道障がい者条例が本格施行
  北海道障がい者条例(略称)が、平成二十二年四月一日から本格的に施行されました。先月に引き続き、主な施策の柱の二つ目となる「権利擁護」の概要についてお知らせします。
   
  ■障がいのある方の差別や虐待をなくし権利擁護を進めます。(二つ目の柱)
  @条例では差別や虐待を禁止するとともに、十四の圏域ごとに「地域づくり委員会」を設置し、この委員会が第三者的な立場から、関係者との話合いによる差別などの解消に努めていくこととしています。

A虐待や重大な権利侵害事案については、指導や知事による勧告などの手段により、その是正を図ることとしています。

Bまた、この委員会では、地域づくりガイドラインに基づき市町村レベルに置かれる各種委員会と連携し、幅広い問題を協議します。
   
町村協会だより51(網走管内美幌町)〜創立六十周年の還暦を迎える〜
  今回紹介する協会は、網走管内の東部に位置し、農業を基幹産業としている町であり、今年三月に行われたバンクーバー冬季パラリンピックで三つの種目に入賞した久保恒造選手の出身地でもある美幌町の身体障害者福祉協会(小形勇一会長)です。同協会は以前にも紹介していますが、今回は、創立六十周年を迎えたことと、これからの会運営について、お便りがありましたのでご紹介します。
   
 

【お便り】

 

去る一月三十一日に美幌町身体障害者福祉協会創立六十周年記念式典が土谷町長、小林町議会議長、森町社会福祉協議会副会長の御来席をいただき、盛大に美幌グランドホテルにおいて挙行されました。当会は、昭和二十五年九月に諸先輩方々のご苦労により創立されました。

現在、高齢化などにより会員が百十一名と減少していますが、会長と副会長二名、会計一名、スポーツ部長一名、監事二名、地区理事二十名のもと、元気で明るい運営活動を行なっています。この一年間の活動としては、道のスポーツ大会、網走支庁管内スポーツレクリエーション大会の参加はもとより、全国スポーツ大会にも選手を輩出しています。この他年間行事計画として、春の日帰り研修旅行、親睦ゲーム大会、美幌町三者障がい者福祉団体親睦交流会、社協主催の「ふれあい広場」の参加、秋の一泊研修旅行、視覚障がい者の集い、重度障がい者家庭訪問お見舞い、新年交流会等を相互共生の精神で行なっています。

これからも、会員、役職員の全員が七十周年を目指して、明るく、健康で、活発な会の活動運営を期して行きたいと思っております。

 
 
年間優秀作品発表
  この一年間に本紙に掲載された文芸作品(短歌五十二、俳句四十五、川柳七十五)の中から、次のとおり優秀作品が決定しました。入選された皆様、おめでとうございます。
  短 歌
 

釧路町 大道恵美子
つるつるの天然リンクの街の中
児童ら転ぶも至って元気

   
  〔選評〕 選者 内田 弘(北海道歌人会代表代行)
生き生きと児童らの動きを歌ってよい歌だ。街のつるつるの道を「天然リンク」とした所も面白い。何よりも子どもらは転んでも元気に起き上がってくる。それがいかにも元気そのものだととらえた。歌はこのように自然体で生き生きと歌いたいものだ。
   
  釧路町 大道 恵美子
凍結や大雪警報出る夕べ 骨折のあとの膝のやみくる
つるつるの天然リンクの街の中 児童ら転ぶも至って元気
でこぼこの恐怖の凍て道やっと 着く店で思はず溜息出づ
   
  俳 句
  恵庭市 西島 明
妻病むを諾ひ切れぬ余寒かな
   
  〔選評〕 選者 木村 敏男(北海道俳句協会顧問)
妻子が病むということは、誰にとっても到底うべない難い思いであるが、余寒という季節がそれに輪をかけているようである。
   
  川 柳
  北広島市 本多 司
台風一過案山子と笑う稲穂波
   
  〔選評〕 選者 浪越 靖政(北海道川柳連盟事務局長)
台風が去ってほっとした農家の方の気持ちがよく詠まれています。「案山子と笑う」という表現がユニークで、ほのぼのとした作品に仕上がりました。
   

青い鳥郵便はがき無償配布

 

今年も郵便事業株式会社は重度の身体障がい者及び知的障がい者で配布希望者を対象に「青い鳥郵便葉書」の無償配布を行う。

 

▼配布の対象者

  @重度の身体障がい者(一級又は二級の方)
A重度の知的障がい者(療育手帳に「A」(又は一度、二度)と表記されている方)
  ▼受付期間
四月一日から五月三十一日まで
▼配布枚数
一人につき二十枚
※ 詳細は郵便局に問合せください。
   

お知らせ【平成22年度第48回北海道障害者スポーツ大会の概要】

  1 目的
障がいのある選手が、障がい者スポーツの全道的な祭典であるこの大会に参加し、競技等を通じ、スポーツの楽しさを経験するとともに、障がいに対する道民の理解を深め、障がい者の社会参加の促進に寄与することを目的とする。 2 主催
北海道障害者スポーツ振興協会・北海道・深川市・妹背牛町・秩父別町・北竜町・沼田町・幌加内町 3 大会期日
平成22年7月11日(日) 全8競技
4 開・閉会式及び実施競技・会場
(1)開会式・閉会式……各競技会場において開催
(2) 実施競技
【個人競技】
@陸上競技(身体・知的) 深川市陸上競技場〔深川市〕
【団体競技】
@車椅子バスケットボール(身体) 深川市総合体育館〔深川市〕
Aフロアバレーボール(身体) 秩父別町生涯学習センター〔秩父別町〕
Bサッカー(知的) 拓殖大学北海道短期大学サッカー場〔深川市〕
Cバレーボール(知的) 秩父別町生涯学習センター〔秩父別町〕
Dバスケットボール(知的) 妹背牛町総合体育館〔妹背牛町〕
Eソフトボール(知的) 北竜町営野球場〔北竜町〕
Fフットベースボール(知的) 沼田町農村野球場〔沼田町〕
(3)代表者・監督者会議‥‥大会当日の開会式前に各競技場において開催する。
5 申込期限平成22年5月14日(金)必着
6 問合せ先参加資格、参加料、宿泊、表彰等については、次のところに問合せください。
●主催団体北海道障害者スポーツ振興協会 011−261−6970
●大会事務局深川市市民福祉部介護福祉課 0164−26−2152